元日恒例だった天皇杯サッカー決勝が、12月13日に早くも行われ、今年J1復帰したガンバ大阪が三冠(リーグ戦、カップ戦、天皇杯)を達成しました。続いて、お正月気分も抜けきらないうちにAFCアジアカップ(1月9日～31日・オーストラリア)に日本代表が出場するなど、スポーツイベントも目白押しです。
年末年始の“恒例番組”もいいですが、スポーツ観戦もいいものです。
第90回東京箱根間往復大学駅伝競走
今や、これを観ないとお正月とは言えないだろうと思うほどの、お正月の定番です。今年はついに予選会のTV中継までありました。母校のため、チームのため、自分のためにたすきをつなぐ選手たちの姿は毎年シナリオのない長時間ドラマであり、感動を呼びます。
今回、優勝候補筆頭と言われているのが駒沢大です。学生長距離No.1ランナーとの呼び声の高い村山謙太選手と1万mを28分台の選手を揃えるメンバーは圧倒的で、全日本大学駅伝(11月)で4連覇し、二位の明治大に約3分という大差で優勝しています。
しかし、全日本大学駅伝では4連覇しているのですが、箱根駅伝は過去三年間、二位、三3位、二位。今度こそ四度目の正直となるかどうか。
それとも、全日本大学駅伝では一度も優勝していませんが、箱根駅伝で絶対的強さ(過去六年間で四回優勝)をみせる東洋大、 1万mが28分台の選手が9人の明治大、同7人の青山学院大が上位争いをするでしょう。
ただし、必ずしも前評判が高い大学が勝つのではないのが箱根駅伝の面白さでもあります。
実はこの年末年始は高校生スポーツも盛りだくさんなのです。
第45回全国高等学校バスケットボール選抜優勝大会
男子は昨年優勝・明成高(宮城)と準優勝・福岡大大濠高が今年も優勝争いの中心です。
女子は桜花学園高(愛知)が三連覇にストップがかけられるかが注目です。
第94回全国高等学校ラグビーフットボール大会
冬の花園。東海大仰星高(大阪)が優勝候補筆頭。東福岡高(福岡)、大阪桐蔭高(大阪)、報徳学園高(兵庫)、京都成章高(京都)、大阪朝鮮高(大阪)などの西日本勢が中心に絡みそうです。そういえば、スクールウォーズのモデル校だった伏見工高(京都)は来年から学校統合により、その名前がなくなるとのことです。
第93回全国高等学校サッカー選手権大会
インターハイ優勝の東福岡高(福岡)を中心に流通経済大柏高(千葉)、立正大淞南高(島根)、青森山田高(青森)、山梨学院大附属高(山梨)、静岡学園高(静岡)、鹿児島城西高(鹿児島)、広島皆実高(広島)、星稜高(石川)が絡んできます。ここ12年間、毎年優勝校が変わっているだけに、まさしくサッカー戦国時代です。
第67回全日本バレーボール高等学校選手権大会
以前は「春高バレー」と呼ばれていた大会です。男女ともインターハイ優勝校が中心であり、男子は東福岡高(福岡)、女子は金蘭会高(大阪)が優勝候補です。男子の東福岡高はラグビー、サッカー、バレーの三冠がある意味注目です。
なぜか、年末スポーツイベントとしてボクシングの世界戦も目白押しです。
WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦
王者・オマール・ナルバエス(アルゼンチン) vs 挑戦者・井上尚哉
WBC世界ライトフライ級王座決定戦12回戦
ペドロ・ゲバラ(メキシコ) vs 八重樫東
この一戦は見逃せません。
WBA世界スーパーフェザー級タイトルマッチ12回戦
王者・内山高志 vs 挑戦者・イスラエル・ペレス(アルゼンチン)
WBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦
王者・河野公平 vs 挑戦者ノルベルト・ヒメネス(ドミニカ)
WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ 12回戦
王者・アルベルト・ロセル(ペルー) vs 挑戦者・田口良一
他にも、第83回全日本フィギュアスケート選手権大会など。
そして、2015年男子テニス オーストラリア ブリスベン国際に世界ランク五位の錦織圭選手出場します。今年はさらに上位を期待されるだけに、第一戦は注目されることでしょう。
