監督代行とは、スポーツにおいて正規の監督が指揮を取れない場合、監督に代わって指揮を執ることや、その人を指す。代行監督・監督代理・代理監督・暫定監督とよばれることもある。スポーツ以外の監督についても、使われることもある。
代行; 本人に代わって物事を行うこと。
代理; 本人に代わって事を処理すること。
代理と代行の違いは一般的にはその違いはあまり区別せず使われていると思いますが、実際はまったく違うものです。
「代理」は代理人がした意思表示または第三者が代理人にした意思表示の効果が本人に直接効力を生じます。すなわち本人が委任した代理権の範囲において代理人が意思表示を行う権限があるということです。
「代行」は単なる使者にすぎません。本人に代わり意思表示することはできないいわば「お使い」です。
ですから、本来ならば「監督代理」を使うのが正しくあり「監督代行」では権限が足りない(作戦を決めることが意思表示することと考えれば)と思います。
今年のプロ野球では埼玉西武ライオンズと東北楽天ゴールデンイーグルスで監督代行がありました。
ライオンズは成績不振、イーグルスは病気欠場によるものです。
イーグルスは代行の代行まで行き付いていましたが。
それとは理由は違いますが、2008年8月21日の広島東洋カープ(対阪神タイガース戦)でマーティー・ブラウン監督(ベースを投げて退場したのではなく、母親の葬儀で帰国)の代行となったジェフ・リブジー(一軍ベンチ兼打撃コーチ)が球審の判定に抗議して退場処分となったため、直後の回より小早川毅彦(打撃コーチ)が「監督代行の代理」を務めた時以来のことです。
高校野球になりますが、PL学園野球部監督がなかなか決まらずに野球未経験者の校長先生が監督代行(?)となっています。
それでも、今年の夏は大阪大会を勝ち進んで決勝戦まで進出しています。
高校野球は監督で勝敗が決することも多いと思いますが、この結果は必ずしもそうだと言えない結果でもあります。
逆に名将であるのならば、毎年甲子園へ出場しているはずですしね。
PL学園の場合は、試合中の作戦は自分たちで考えてサインを出してるそうです。
自分たちで考えて自分たちで行動する。こういう野球が姿は良いものですし、選手もやっていて面白いでしょうね。
責任も自分たちにあるのですからね。ただし、自分勝手ではないことが大事なのです。
そういう意味ではピンチをチャンスに変えて、それこそチームがまとまった結果でしょう。
今年のPL学園の選手は、他で経験したくても経験できないことで大きく成長したのではないかと考えます。
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