秋とは名ばかりの元気な太陽にさらされた9月最初の土曜日。しかし、グラウンドを見ると、夏にはいなかったトンボ(松本深志高校ではありません)の姿が。
グラウンドでは人気校の松商学園高校の姿。よって、試合開始一時間前以上というのに、駐車場は満車状態です。
第一試合
チーム力の違いがそのまま点差に表れた感じがしました。南安曇農業高が初回内野ゴロの間に1点を先制するものの、その裏の松商学園高があっさりと逆転に成功。あとは南安曇農業高のピッチャーを打ち込み、5回コールド勝ち。南安曇農業高としては試合の立ち上がりに制球の定まらない松商学園高の先発ピッチャーから得点を重ねたかったところだと思います。下記に書いた中断の間に制球と共に試合の方も落ち着いてしまいました。ただ、二回表に南安曇農業高のエースが放った特大ホームランに意地が見えたような気がします。来春に一年生がたくさん入って、内部競争力が上がれば強くなっていくと思います。
南安曇農 １ １ ０ ０ ０｜ ２
松商学園 ２ ４ １ ２ 3x｜12
(5回コールド)
第二試合
試合には勢いと流れがあります。この試合の主導権は勢いを持った松本県ケ丘高でした。序盤から着実に点を重ね、エースの2ランホームランで勢いに乗り、そのまま行くかと思われた六回途中でマウンドを降ります。すると、低く静かに流れていた試合が、目に見える形で豊科高へ一気に傾きました。七回にランナー一掃の2ベースで1点差に追いつくと、八回に同点に追いつきます。しかし、九回表にスクイズで決勝点を挙げられ、試合には破れたものの、負けたという感じはありませんでした。これからの活躍が楽しみです。
松本県ケ丘高はエース中心のチームと感じました。エース不調時に周りがどれだけサポートできるかがチーム浮沈のカギだと思えました。
県ケ丘 １ １ ２ ０ ０ ０ ０ ０ １｜ ５
豊科 １ ０ ０ ０ ０ ０ ２ １ ０｜ ４
この日は珍しく審判の判定で審判団が協議する場面が第一試合で二回、第二試合で一回ありました。
シーン1; 第一試合では一回表、南安曇農業高の攻撃のノーアウト一塁の場面で、ピッチャーの投球が左バッターの足元でワンバウンド。ボールはネットへ転がり、キャッチャーがすぐさま拾いに行くものの、ランナーは二塁へ。このとき主審は両手を広げていましたが、デッドボールによるボールデットのコールではありませんでした。これに対して、松商学園高から確認があり、審判団協議の結果、「デッドボールではない」とのことで、ノーアウトランナー二塁で試合再開。
シーン2; 同じ第一試合の二回裏。今度は松商学園高の攻撃。アウトカウントは忘れましたが、ランナー一･二塁の場面で同じようにピッチャーの投球が左バッターの足元でワンバウンド。ボールはネットへ転がり、今度はキャッチャーはデッドボールと思ったのか、拾いには行かず。一塁ランナーはホームイン。続いて一塁ランナーもベンチからの指示でホームイン。この間、キャッチャーは主審に「デッドボールです(と言っている様子)」とアピール。審判団協議の結果、判定はデッドボール。これに対して、松商学園高から確認があったものの、判定はこのままで満塁から試合再開。
シーン3; 六回裏の豊科高の攻撃。ノーアウト一塁のランナーを送りバント。2ストライク後の3バントでようやくランナーを進めることが出来たものの、「バットに二回(ボールが)当たったのではないか?」という守備側のアピールで審判団協議の結果、3バント失敗が確認され、バッターアウトとなり、ランナーが一塁に戻されて試合再開。
審判も人間です。間違えることだってあるでしょう。高校生だって必死にやっていて、一発勝負の大会です。だからこそ、毅然たるジャッジを下して欲しいと思います。
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上田西 8-0 丸子修学館
野沢南 4-6 地球環境
上田千曲 3-6 上田染谷丘
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篠ノ井 7-4 長野
長野西 6-1 長野吉田
須坂 3-6 長野東
松代 1-8 長野日大 (8回コールド)
北部･中条･軽井沢 5-11 中野西
須坂創成 5-7 更級農業
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飯田 2-6 松川
岡谷工業 3-0 諏訪実業･辰野
下諏訪向陽 5-1 伊那弥生ケ丘
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