2022年は2月に入って本格的な南岸低気圧のシーズンがやってきました。
毎年、2月になりますと本州、特に関東の南の近いところをとおる低気圧と、北からの冷たい空気によって関東甲信地方に大雪をもたらす低気圧となる恐れがあります。
信州で最も降雪量が多いのはもちろん日本海に近い北部の栄村、野沢温泉村や飯山市などは日本有数の豪雪地帯です。このときには、中部や南部では大雪になることはありませんが、南岸低気圧によって、逆に北部では雪がそれほど降っていないにもかかわらず、中部、南部で大雪になることがあります。
この、中部、南部で降る雪のことを「かみ雪」と呼んでいます。
過去には低気圧の進み方によっては、1日で約50cm以上の大雪となることもあり(しかも、湿った重たい雪!)、ふだん比較的雪の少ないこの地域では交通などが大混乱します。
(2014年2月14日の大雪のニュース)
ところで、どうして「かみ(上)」かと、その由来ですが、「上方(かみがた:京都に近い方向)」に降る雪だからと一般には考えられています。これは、新潟県の地域の呼び方で、京都に近い方から「上越」「中越」「下越」と呼ばれていますので、一理あると考えます。
ほかには、大きくひらひらと舞い落ちるこの時期特有の雪から「紙雪」が語源という説もあります。
さて、これに対して冬型の気圧配置で北部に降る雪を「しも(下)雪」というらしいのですが、この地域での大雪は迷惑なことながら特に珍しくもないことから、「しも(下)雪」という表現は信州では、あまり使われない言葉のようです。
それに、「しも」という語感がなんとなく・・・というということを想像してしまう場合もあるでしょうし。
さてさて、今日(2022年2月10日)から明日(2月11日)にかけて、関東甲信地方に雪の予報がでています。この雪の予報は低気圧のとおり道と寒気の下がり方によって、雪になるかならないか、はたまた大雪になるかは気象庁でも難しい予報のようです。
本日も私のブログを読んでいただき、ありがとうございます。
今日はどのような一日になるのでしょうか。または、どのような一日を過ごされたのでしょうか。
その一日でほんの少しでも楽しいことがあれば、それを記憶にとどめるように努力しませんか。そして、それをあとで想いだすと、その日が明るくなる、それが元気の源になってくれるでしょう。
それを見つけるために、楽しいこと探しをしてみてください。昨日よりも、ほんの少しでも、いい一日でありますようにと、お祈りいたしております。
また、明日、ここで、お会いしましょう。