以前、TVで取り上げられていましたが、「長野県民の特殊能力問題として自宅の標高が何mなのか言えるらしい」という話題がありました。
確かに、TVでインタビューを受けている長野県民と思われる方々は、「〇〇〇m」(長野県だけあって3ケタです)と応えていました。かくいう私も、大体の自宅の標高は言えちゃいます。ちなみに、北アルプス、中央アルプス、南アルプスという3000m級の山々がある長野県の平均標高は1,132mです。日本人はどちらかというと、四方を海に囲まれている海洋民族な感じですが、長野県民は山岳民族という感じです。
ちなみに、2位以下は次のようになっています。
2位:山梨県 / 995m
3位:群馬県 / 764m
4位:岐阜県 / 721m
5位:富山県 / 665m
一方で最も標高が低いのは千葉県で45m、これに沖縄県 / 82m、茨城県 / 100m、長崎県 / 132m、大阪府 / 143mとなっています。
ツッコミがあると思いますので、鳥取県がどうなっているかと調べたところ、373mで19位と中途半端なポジション。ライバルの島根県は301mで27位。なお、日本の平均標高は361mです。
さて、1ケタ違う長野県ですが、当然?全国の都道府県庁が所在する都市の標高においても長野市は371.5m、2位の山梨県甲府市の270.3mに大差をつけての1位です。
ところが、長野県には19市23町35村あり、19市を見てみますと、茅野市が801.6mで2倍以上の高さになり、以下、岡谷市 / 780.9m、諏訪市 / 761.4m、大町市 / 727.1m、塩尻市 / 711.6mと続き、長野市は17位となります。
たとえるならば、東京墨田区にある商業施設やオフィスビル、観光名所としても有名な「スカイツリー」の高さが634mですので、その展望台より高い場所で暮らしているということなのです。
これを町村まで含めますと、川上村 / 1185.4m、南牧村 / 1039.5m、原村 / 1003.6m、南相木村 / 975.7m、富士見町 / 975.7mとなり、茅野市は14位になります。
1位の川上村は全国でも1位であり、その村名が示すとおり、日本で一番長い川「千曲川(信濃川)」の源流に位置しています。また、2位の南牧村は「JRの最高地点」と「標高が最も高い駅」がある野辺山高原を有しています。
「長野県民の特殊能力問題として自宅の標高が何mなのか言えるらしい」の件ですが、長野県は至るところに標高を表示した看板があることも要因だそうです。確かに看板は道路わきにもありますし、標識にもわざわざ書かれていたりします。私の出身中学の校歌の歌詞にも、「♬標高800~」とでてきます。
(国道19号上にある、松本市との境の標識)
そもそも、会社の中で冗談的に、「山(自宅のある場所)から(会社のある場所へ)降りてくる」なんとことをいう人もいますし、小さなころから自然と身に着いたものなのかもしれません。長野県民にとっては、自宅の標高かを言えることは珍しいことでも驚くべきことでもないとも思えるのです。
なお、地球の大気圏内では、高地への移動などにより高度が上がるにつれ、気圧や気温が低下し、人の呼吸に必要な酸素を含む空気が希薄になります。気圧の関係で、「空気の密度が低い」だけで、「空気に対する酸素の濃度」は高度約11,000mまでの対流圏では、どこでもほぼ同じになります。
よって、鳥取の海岸沿いの方が信州の山奥まで来られても、酸素ボンベの持参は必要ありませんので、ご安心ください。
あらためて、2度とこない今日という1日を大事に大切に過ごしたいと思います。
良いことはずっと続き、良くないことには、必ず終わりが来ると信じていきましょう。
今日も、私のブログを最後まで読んでいただき、ありがとうございます。明日もまた、元気にここでお会いしましょう。