セットアッパー【セットアッパー】
先発ピッチャーと最後のピッチャーとの間をつなぐピッチャー。中継ぎ。リードした試合の最後を締めくくる場合、クローザー(ストッパー)とも呼ぶ。
いつごろからでしょうか。この呼び方が使われて定着し始めたのは。
ホールドポイントが2005年に制定されましたので、おそらくこの頃からだと思われます。
このセットアッパーとしての一人者は浅尾拓也(ドラゴンズ)と山口鉄也(ジャイアンツ)でしょう。
パ・リーグでは増井浩俊(ファイターズ)、益田直也(マリーンズ)という若手が台頭してきました。
さて、このセットアッパーたる役割ですが、分業化の進んだ今ではほとんどが1イニング限定。
いわゆるイニングまたぎという1イニング以上投げることは稀です。
プロの選手ですので、スタミナが持たないということは考えられませんが、”連投”の多い職業(役割)でもありますので無理はさせたくないということなのでしょう。
それについて、あるチームのピッチングコーチのコメントがありました。
「1イニング目と2イニング目ではマウンドに上がるときの心の準備が違う」
というようなものです。
つまり、その試合の1イニング目はブルペンからマウンドへ向かいます。最近のプロが使う球場のブルペンは隔離された屋内にありますので、そこから向かいます。
対して、2イニング目は味方の攻撃時にベンチ前でキャッチボールをしながら攻撃が終わるのを待ちます。
この差だというのです。
よって、この違いを無くすためにイニングまたぎをさせる場合には、もう一度ブルペンで投げさせるようにしたと言うのです。
すると、2イニング目の安定感が増したそうです。
いわゆる”ルーティンワーク”ということになります。
”ルーティンワーク”をこなすことで、流れ、手順を固定化し、同じ環境にさせることで「意識的・肉体的な領域」と「無意識」の両面をコントロールして、臨むということなのでしょう。
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