現在の高校野球界で最強と言えば、大阪・大阪桐蔭高校でしょう。選抜大会で優勝、春季大阪府大会で優勝し、春季近畿大会と夏の選手権大会の制覇を狙っています。そして、最強と呼ばれる二年生軍団の最終年での秋季大阪府大会、近畿大会、神宮大会、選抜大会、そして集大成の選手権と、どれだけの栄誉と名誉を手に入れてしまおうか…という勢いです。
大阪桐蔭高の強さについては、これまでいろいろなところで語られてきています。ただ野球が上手い選手を集めるのではなく、野球好きにこだわった選手補強。基礎と実戦を徹底的に繰り返す日々の練習などなど。
正直なところ、本大会であろうが、練習試合であろうが対戦したくない強敵です。
さて、北信越大会まで、あと一歩と言うところで盛り上がっていましたが、春季大会を終えて思わぬ強敵が待ち構えていました。それは、避けてはとおれぬ、一学期中間考査です。
高校のテストは科目が増えます。例えば数学なら数学A・数学Ⅰ、理科も物理・科学・地学、国語は古文・現代文のように細かく分かれて1つずつテストがあります。なので、テストの科目も多くなってテストの期間も長くなります。
もちろん、これからの人生を考えれば野球だけやっていればいいと言うものじゃありませんよね。
でも、野球ばっかりだったこの一ヶ月間と同じように集中してテスト勉強に取り組めば、最悪の事態だけは回避できるのではないかと思います。野球は一夜漬けではどうにもなりませんが、テストはまだ、なんとかなる可能性を残しているはずですから。
「俺は野球で食っていく」なんて、実際は甘い考えであり、それが実現出来ている高校球児ってどのくらいいるのでしょう。
大学進学を目指している球児、就職を目指している球児。
高校三年生の1年間というのは、おそらく人生の中で最もいろいろな想い出が色濃く刻まれる時期であり、おそらくは今後の人生で考えても一番輝いていた時期になるはずです。
もう、あと1年もありませんが、高校野球を頑張ってきた三年生にとって、充実した時間になることを願ってやみません。
大阪桐蔭高との試合は避けらることもありますが、学校のテストだけは避けることは出来ません。
ですから、少しでもテスト勉強をしましょう!!