別表記:訳有り、わけ有り、ワケあり、ワケアリ
「訳あり」とは、表立って詳しい事情を言うことがはばかられる、特別な事情を持っている様子などを指す表現です。対象によりいろいろな意味合いで用いられています。
よく目にするのはスーパーなどで、「訳あり商品」とかでお買い得価格になっているものだったりします。
たとえば、「形が不ぞろい」だとか、「ちょっとキズがついている」とか、「消費期限が近い」とか。いろいろ事情はあるにせよ、味は同じものですから気にしなければかなりお買い得ですよね。
なかには、訳ありの理由がはっきりしていないものもあったりするのですが・・・。
さて、2022年11月2日にプロ野球で2件のトレードのニュースがありました。1件は「無償トレード」、もう1件は「交換トレード」です。
無償トレードについては、対象の選手は5年ぶりの「出戻り」になります。2019年にFAで移籍した選手の人的補償として、移籍した選手が出戻りということになります。
今回の経緯について放出先の球団は、「彼の野球人生を考えてのこと。2度もドラフトを拒否して、巨人を貫いた選手。いつかユニホームを脱ぐとしたら、やっぱり巨人で、とずっと思っていた。体も技術も、今ならまだ来年も働けるだろうと」とコメントしており、今夏ごろからトレードを打診し、成立しなければ、来季も契約を結ぶ方針だったと明かしています。
なるほど。いい話ではあるのですが、この無償トレードと言う形が私にはなんとも言えません。
ちなみに、選手同士の交換相手がいないトレードの場合、選手を譲渡する球団に対して金銭が支払われるケース(金銭トレード)となるのが一般的ですが、その代償が発生しないトレードのことです。
最近では2021年8月のシーズン途中に主力選手が移籍したケース。これは完全に「訳あり」でした。また、2003年に当時、活躍していた中心選手が移籍したケース。こちらは、今でも「訳がわかりません」けど。
と、あまりいいイメージがないのも確かです。移籍前の背番号が5年間空き番だったということはゲスの勘繰りと言うものかも知れませんけど。
一方でもう1つの交換トレードは、このニュースを聞いたときに「やっぱり」と思えた完全な「訳あり」です。
片方の選手は2022年9月に自身の奥さんが、所属していた球団の中心選手とその奥さんに対して、SNS上で誹謗(ひぼう)中傷を繰り返していたことが発覚。被害に遭っていた選手は球団に穏便に済ませるよう願っていたのですが、球団が対処に動いたということなのでしょう。
また、交換相手の選手も出戻りなのです。前所属時の2020年4月の日本中が緊急事態宣言中に法定速度を89km/hオーバーする時速149km/hで東京首都高のトンネルで車を運転し、懲役3月執行猶予2年の判決を受けています。そして、2021年8月に2対2の交換トレードで移籍していたのです。
どちらの選手も今シーズンは(も?)結果が残せずにいましたし、状況によっては戦力外になっていたとしても不思議ではありません。
訳ありとは言っても、プロは結果を出すしかありません。今後の活躍を願います。
本日も私のブログを読んでいただき、ありがとうございます。
今日はどのような一日になるのでしょうか。または、どのような一日を過ごされたのでしょうか。
その一日でほんの少しでも楽しいことがあれば、それを記憶にとどめるように努力しませんか。そして、それをあとで想いだすと、その日が明るくなる、それが元気の源になってくれるでしょう。
それを見つけるために、楽しいこと探しをしてみてください。昨日よりも、ほんの少しでも、いい一日でありますようにと、お祈りいたしております。
また、明日、ここで、お会いしましょう。