今年、セ・リーグ前半戦に10勝を挙げているスワローズの新人・小川泰弘。
その投球スタイルは”和製ライアン”と呼ばれるように、左足を高く上げた豪快なフォームが特徴です。かといって、ストレートが滅茶苦茶速い訳でもなく(大体、140km/h中盤のストレート)、三振が多い訳でもありません(リーグ12位の69個=7月25日)。
どちらかというと、その豪快なフォームとは違ってバッターのタイミングをずらして打ち取るスタイルなのです。
また、足を高く上げ、どんな球種でも同じフォームで投げることにより、”間合い”を作り出し、さらにバッターのタイミングをずらすとのことです。
それは、誰しもが簡単に真似できるものではなくて、下半身や体幹の強さと股割ができるくらいの柔軟性を持っているからだというのです。
さて、本題です。
小川の試合後のコメントなんかを目にしますと、勝気な性格というか精神面の強さが見受けられます。
試合登板前日には相手打線との対戦をシミュレートするそうです。その内容は9者連続三振のように完璧に抑え込むものだと言います。「三振を取るイメージができれば、打ち取れる」とのことです。
負けないぞという強い気持ち。でも、それは三振を取ってピンチを乗り切るとかではなく、ランナーを出しても粘り強く自分の力を出し切るという、自分本来のピッチングスタイルを貫くことなのです。
ピンチになればなるほど、三振を取ろうとして、自分の力以上のことをやろうとしてミスを重ねてしまう。気持ち的には判らないことでもないのですが、それが必ず上手くいくとは限らないと思います。
自分自身を貫くということも、立派な精神力であると考えます。
また、プロの世界は強気なだけでは結果は残せません。負けず嫌いで、ムキなればになればなるほど、空回りして打たれてしまうことがあるでしょう。
そんな時には、冷静になれる自分自身が必要になります。
ピンチを迎えたときに、失点しないために最大限の注意を払う。顔色を変えずに、状況や打者を見てけん制球を投げたり、クイックモーションで投げたりと。冷静に周りを見渡せること。それもある意味強気であると考えられます。
何事においてもプラス方向に考えて行く。
(でも、寝る前にプラス思考過ぎると、興奮して寝られなくなっちゃいます)
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