スワローズの小川泰弘と逆の発想でマウンドに上がって行くのが、ドラゴンズの浅尾拓也です。
今年の浅尾は右肩関節腱板損傷から7月中旬にようやく復帰。プロに入ってからの活躍とは違って失敗を乗り越えるときの、マイナス思考で日本一のセットアッパーになったという。
確かにドラフト指名の時には「誰?」という印象を持っていました。
小学生の頃はプロ野球選手を夢見ていたものの、中学生になると実力的に「プロにはなれない」と悟り、高校では最初はキャッチャーで、二年生の夏の大会後からピッチャーとなったそうです。三年夏は三回戦止まり。「野球をやめよう」と思っていたが、愛知大学野球連盟の下部リーグに所属していた日本福祉大学に推薦で合格した。それでも、いつか絶対に野球をやめよう」と思いながら「何となく続けていた」と言います。
プロに入ってからはセットアッパーやクローザー。いつも相手を抑えられる訳でもありません。もちろん、失敗することだってあります。
毎日のようにマウンドに立つリリーフの場合、失敗をいつまでも引きずることは良いことではないと考えますが、浅尾は逆に失敗を引きずることにしているそうです。
「よく『日付が変わったら、切り替えろ』と言われますが、日付が変わった時点ではあまり変わりません(笑)。寝て、起きて、球場に行って、次に投げる瞬間まで打たれたことをずっと考えていますね。『次はやってやる』という気持ちに変わるのは、登板直前。すぐに切り替えてやれるタイプもいるでしょうけど、ミスから学ばなかったら意味がない。反省して、同じような失敗を繰り返さないように、ずっと記憶に残している部分はありますね」
先日、スワローズの小川泰弘は登板前日に相手打線との対戦をイメージして、その結果は9者連続三振のように完璧に抑え込むものだということを紹介しました。
一方、浅尾は「このバッターにはヒットを打たれて、バントで送られて」というイメージしておくという。そうすると、マウンド上で逆に冷静になれるという。それによって、「まだこの状況だから」と考えられるそうです。
失敗するということは嫌なものです。
でも、失敗を乗り越えるということは、今後のことを考えてみれば、次へと向かうことと同じようなことになります。ある意味、これもプラス思考であることだと考えます。
失敗は成功した時以上に学べることが、たくさんあります。
それを活かすも殺すも自分の気持ち次第であることは確かなことだと考えます。
(でも、寝る前にマイナス思考過ぎると、落ち込んで寝られなくなっちゃいます)
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