人に貰った物や中古で買った車、はたまた呪われた宝石など 「これを手に入れてからどうもおかしい」「どうも調子があがらない」など、など、そんな体験や噂を聞いたことがあると思います。
ドラクエで出てくる「呪われた装備品」で例えるならば、「はかいのつるぎ」「もろはのつるぎ」「じごくのよろい」「なげきのたて」「ふこうのかぶと」「はんにゃのめん」「いしのかつら」「にげにげリング」などがそうです。
現実の話としてなら、「持ち主を次々と破滅させながら、人手を転々としていく『呪いの宝石』」として「ホープダイヤモンド(Hope Diamond)」の伝説があります。現在はスミソニアン博物館のひとつである国立自然史博物館に所蔵されている45.50カラットのブルー・ダイヤモンドのことです。このダイヤモンドは紫外線を当てると、1分以上に渡って赤い燐光を発します。ダイヤモンドに紫外線を当てると発光するのは珍しくない(ダイヤモンドのうちおよそ1/3は紫外線を当てると発光する)そうですが、赤く、しかも1分以上も光り続けるというのは極めて珍しく、現在のところその原理は解明されていないそうです。また、青い色の原因は、不純物として含まれるホウ素が原因であることが解析の結果判明していますが、ダイヤモンドが生成される地下深くでは、ホウ素はほとんど存在しないとされているため、「なぜダイヤモンドの生成時にホウ素が含まれたのか」についても謎となっているそうです。
さて、日本人はさまざまな意味で“不幸を背負いやすい”国民であると言えるそうです。その根幹にあるのは、何千年にもわたって育まれてきた日本人のメンタリティに起因するようです。日本は自然災害が頻発する土地柄だったことが影響して、何事もいずれは無に帰す・・・というような諦めが、知らず知らずのうちに染みついてしまっているようです。合理的な思考で“幸せを取りに行く”よりも、不合理な災害に備えて“今をつつがなく過ごす”ことのほうに重きを置いてしまう国民性のようです。
こうした背景に、個人のスキルよりも共同作業が重んじられる農耕型社会であったことも加わって、日本では“和を乱す”行為がどちらかというと嫌われる存在になります。早い話が他人を差し置いて自分が幸せになろうとすること自体が、和を乱す行為と見なされることがあります。
経済成長期なら、それでもいいかも知れません。国の成長という船に静かに乗っかっていれば、誰もがそこそこ幸せになれましたから。しかし、今のように、何の保証もない社会で幸せになりたいなら“自分なりのストーリー”を考えなくてはなりません。かつてのように“新卒で就職できた会社がゴール”という永久就職ではなく、自分の目的に沿わない職場には早々に見切りをつける勇気も必要なのですが、刹那的なところがあることから、“目的意識を持って行動する”こと自体が苦手であって、その意味でも幸せになりにくい国民性なのです。
でも、そう悲観的になることもありません。不幸を招く日常の習慣として、次のようなことが挙げられています。
・猫背で歩く、座る
・買い物するときに無言
・知らない人とは話さない
・友達が似たタイプばかり
・自分を甘やかしすぎる
行動療法の研究者たちが行ったある実験では、参加者をトレッドミルで歩かせたのち、頭に浮かんだ単語を思いつく限り書かせてみました。すると、背筋を伸ばし、手を振って歩いていた人ほどポジティブな言葉が多く、猫背で歩いていた人はネガティブな言葉が多かったと言います。気分はカタチから、です。
ブリテッシュ・コロンビア大では、スタバでコーヒーを買う人の気分の変化を調査。その結果、店員と目を合わせて微笑んだり、ちょっとした会話をしたりするほうが“気分がアガる”ことが判明しました。駅の待合室やバスの中で見知らぬ人と会話することにも同様の効果があるという。無言の人生はつまらないものです。
NHKの「白熱教室」にも登場して話題を呼んだ心理学者のエリザベス・ダン博士は“自分へのご褒美”の効果を調査。自分へのご褒美として好きなだけチョコレートを食べた人と、一度食べたら次に食べるまで1週間ガマンした人とでは、後者のほうが幸福度が高いという結果になったそうです。自分を甘やかすのもほどほどにです。
誰にでも思い当る節があると思います。意外と幸せになれない方の選択肢を選んでいることが多いと思います。
さて、この3月31日からどうも調子が良くない我らが中日ドラゴンズ。私も身の回りをよくよく点検し直しましたら、とてつもない不幸を呼ぶアイテムがありました。それが、コイツです。
こんなのが家の中にあるのですから、運気も良くないのは当たり前のことです。しかし、まだ10試合での7敗まで貯金1(?)ですので、安心です。でも、
「こんなもの必要ねーよ」
ということで、ようやく昨日、成仏させていただきました。