私の関係する2022年の選挙は先日(2022年9月25日)の任期満了に伴う塩尻市長選挙で一応終了です。今回は6時30分ころから投票所へ行かず、6時45分ころに投票所に到着しましたが、今回も一番乗りで「0票確認」ができました。
選挙と言えば街頭演説と選挙カーによる広報宣伝(?)活動ですが、国政選挙では選挙区が広いため、これらを目にすることはほとんどありません。県レベルの選挙ともなれば、ときどきは目にすることもあります。今年の県知事選では、「橋の歩道」で演説しているのを見かけるくらいでした。
これが、一番小さな市町村レベルでの選挙になれば、一転して賑やかなことです。今回は市長選に加えて、市議会補欠選挙が同時でしたので、市長選3人、市議会選4人の街頭演説と選挙カーが入り乱れ(?)ていました。また、プロレスの宣伝カーですからとおらないような、狭い道までくまなく走り回っていましたので(さすがに、田んぼのあぜ道までは走っていないと思います)。
そんな週末の午後。「台風が来る前にウォーキングしておこう」と思い、ちょっと広めではあるものの、ほとんど人気のない市道を歩いていますと、後ろから賑やかに選挙カーがやってきました。
なぜか「(声援も応援もしていないのに「応援ありがとうございます」と言われるのが好きではないので)追いつかれてはいけない」と思い、スピードを上げたものの、信号に引っ掛かり、ついには追いつかれてしまいました。すると、スピーカーからなぜか、
「お仕事、お疲れさまです」
という、声が・・・。周囲はブドウ畑のみ。周りを見回しても、このときには農作業をしている方も見当たらない、「もしかして、私に言ったのか?」と横を見ますと、ニコニコと手を振っていました。
歩いているだけなのですが・・・。
さて、2016年7月31日に投開票が行われた東京都知事選での話題で、投票所で訪れた有権者に対して「ご苦労さまです」と声を掛けるスタッフや職員がいて、これに対して、「先程投票に行ってきたのだが、投票所にいる区役所の職員に3回ぐらい『ご苦労さま、ありがとうございます』と声を掛けられて違和感を覚える」というのが話題になったことがあります。
私も投票所で何か言われたような気がするのですが、あいさつの一つだけと思って違和感は持ちません。私も、言われたことに対して「ありがとうございます」と場違いのようなあいさつをしますので。ただ、「人が人に対してあいさつする」というのは普通なことであると思うのです。
ただ、世の中には「ご苦労さま」と言われることを好ましくないと考える方もいるようでして、2015年11月22日に投開票が行われた大阪府知事選・大阪市長選では、70代の投票管理者に「ご苦労さんです」と声をかけられた47歳の会社員が、「目上の者に使う言葉ではない」と激怒し、暴行事件となったこともあります。
これは、「ご苦労さま」は目下の方、「お疲れさま」は目上の方、という認識が一般的になっているからのようです。ちょっと古いですが、2006年に文化庁が発表した「国語に関する世論調査」では、「仕事後に掛ける言葉」は相手の職階が上だと約70%が「お疲れ様(でした)」、相手の職階が下だと約40%が「御苦労様(でした)」となっています。
だからと言って、「上から目線で」ということや、「礼を言われる」というように思うこともないでしょうし、そもそも暴力をふるうというのは違うでしょう。
それでも、私が「歩いているだけ」で「お疲れさま」というのはありがたい声援だと感じましたが、「歩いているだけ」で「仕事」ではないですから。
本日も私のブログを読んでいただき、ありがとうございます。
今日はどのような一日になるのでしょうか。または、どのような一日を過ごされたのでしょうか。
その一日でほんの少しでも楽しいことがあれば、それを記憶にとどめるように努力しませんか。そして、それをあとで想いだすと、その日が明るくなる、それが元気の源になってくれるでしょう。
それを見つけるために、楽しいこと探しをしてみてください。昨日よりも、ほんの少しでも、いい一日でありますようにと、お祈りいたしております。
また、明日、ここで、お会いしましょう。