甲子園球場で配られていた第87回選抜高等学校野球の毎日新聞甲子園特集号です。
各出場校のベンチ入りメンバーについて、学年、身長、体重、趣味と将来の夢が掲載されていました。
ほとんどの選手が「プロ野球選手・野球関係の仕事をする」とあるのは、高校球児であるからでしょう。これはある程度納得できる回答です。
その中でも、長野・松商学園高校は18人中17人が「プロ野球選手・野球関係の仕事をする」と回答しています。ずば抜けて多い回答です。
続いて静岡・静岡高校が13人、茨城・常総学院高校の12人となっています。
逆に「プロ野球選手・野球関係の仕事をする」が少ないのが、愛媛・今治西高校と愛媛・松山東高校の0人、愛知・豊橋工業高校2人、和歌山・桐蔭高校と沖縄・糸満高校3人となっています。ここには21世紀枠の3校がすべて入っていることもあり、進学校であることも影響しているのかも知れません。
ただ、今治西高校は「特になし・無回答」5人、「未定」4人となっているのは気になるのですが・・・
以下、高校球児の大きな夢を抜粋してみました。
「幸せな日々」 (岐阜・県立岐阜商業高校)
「SAT」「一家の大黒柱」 (京都・立命館宇治高校)
「海洋学者」 (愛媛・今治西高校)
「世界一の投手」 (滋賀・近江高校)
「幼稚園の先生」 (奈良・奈良大付属高校)
「火星に行く」 (鹿児島・神村学園高校)
「品種改良の研究」「何かを研究」 (愛媛・松山東高校)
「結婚」 (京都・龍谷大付属平安高校)
「車掌」「良い父親」 (宮城・仙台育英高校)
「年収1000万」「ビッグになる」「世界美食ツアー」 (愛知・豊橋工業高校)
「幸せな家庭」 (香川・英明高校、大阪・大阪桐蔭高校)
「お金持ちになる」 (大阪・大阪桐蔭高校)
「安定した職」 (熊本・九州学院高校)
「甲子園優勝」 (奈良・奈良大付属高校)
ちなみに、プロ注目の岐阜・県立岐阜商業高校の高橋純平くんと優勝した福井・敦賀気比高校の平沼くんは「プロ野球選手」でした。
なお、ベースボールマガジン社の選抜高校野球特集号にも「将来の夢」が掲載されていて、比較してみましたが“ほぼ同じ”内容でした。
現代の高校球児の夢。
まるで、小学生に戻ったかのような夢ですが、大切にして、みんな叶えて欲しいものですね。
でも、真剣に読むと、思い切り笑えます。