野球小僧

テーブルコショー / エスビー(S&B)

「台形のビン」「赤い帽子(キャップ)」で日本国内ではほとんどの方が知っていると思われるおなじみのエスビー(S&B)の「テーブルコショー」。


スーパーなどの「こしょう売り場」にはいろいろな種類があり、悩んだ挙句に、ついつい指名買いしちゃいます。

「厳選された『ブラックペッパー』と『ホワイトペッパー』をバランスよく配合した」というものですが、ブラックペッパーとホワイトペッパーは「こしょう(胡椒)」という同じ植物が原料なのだそうです(知らなかった)。

じゃ、「何が違うの?」ということですが、基本的に次のように区分けされているようです。

■ブラックペッパー:完熟していない緑色の実を乾燥させたもの
■ホワイトペッパー:完熟した赤色の実から、果皮を取り除いて目立たなくしたもの

つまり、収穫時期と加工方法の違いによって色や辛味などが違うとのこと。ほかにも、

■ グリーンペッパー:完熟していない緑色の実を塩漬けにしたり、短期間で乾燥したりしたもの
■ ピンクペッパー:完熟した赤色の実を乾燥させたもの。ほかにも「セイヨウナナカマド」「コショウボク」の果実を乾燥させたものもある

と、基本的に同じ果実なのです。

つまり、「テーブルコショー」は「ブラックペッパー」と「ホワイトペッパー」を混ぜた(ブレンド)ものですから、見た目そのものの「グレー」なのですね。

さて、みなさんのおそばを食べるときの薬味(やくみ)といえば何でしょうか?ごだわりのある方もいらっしゃるでしょうし、「そばの風味がなくなる!(by 海原雄山)」という感じの方もいらっしゃると思います。

そばの良さを引き立てる、いろいろな食材や調味料があります。主には「しょうが」「大根」「わさび」など辛いものが添えられ、それらを一般的に薬味と呼ばれています。

たとえば、次のような薬味があります。

■しょうが
うどんやそうめんの薬味としては定番ですが、そばの薬味としても長い歴史があり、千切りにして食感を楽しむ、すりおろして香りを楽しむなど、色々な食べ方があります。また、そばつゆではなくしょうがのおろし汁にそばをつける、という食べ方もあります。

■大根おろし
江戸時代には「そばの薬味といえば大根おろし」といわれるくらい一般的だったそうです。しょうがと同じく、おろしても刻んでもいいです。特に昔から薬味に適しているのが辛味大根。すりおろして、そばつゆに入れると辛味にまろやかさが加わります。

■きざみのり
ほかの薬味ほど味や香りが強くありません。ざるそばにはきざみのりが付きもの。温かいそばにも、冷たいそばにもよく合います。

■きざみねぎ
温かいそばにも、冷たいそばにもよく合う、定番中の定番です。ねぎをおはし代わりにして食べる福島県の「高遠そば(南会津郡下郷町大内宿)」もあります。

■わさび
冷たいそばの定番ともいえるわさび。もともとは、大根おろしが手に入らなかったときの代用品として使われていたそうです。私はそばつゆに溶かさず、少しづつそばの上に載せて食べるようにしています。

■七味/一味
温かいそばに使う方もいらっしゃると思いますが、冷たいそばでも使います。私はわさびと同じく、冷たいそばでは少しづつそばの上にふりかけて食べるようにしています。わさびに飽きたら七味、七味に飽きたらわさびという具合に。なお、信州での七味と言えば「S&B」ではなく、「八幡屋磯五郎」です。

そして、最近の私の流行が・・・

■こしょう
ふつうのおそば屋さんでは、まず見かけることはないと思います。また、「変人だ」と思われるのも何なので外ではやりません。「家そば」のときだけです。

そば+こしょうは反則行為ではないようです。

その昔に山形県へ行ったときに地元の方に教わって食べたことがあります。それ以来あまりやっていませんでしたが、最近は再評価中です。わさびに飽きたら七味、七味に飽きたらこしょう・・・という具合で味変としても使っています。なお、私のこしょうと言えば「S&B」です。

ちなみに、S&Bのテーブル「コショー」という呼称ですが、あえて「こしょう」という呼称ではなく、「ー」と伸ばしているのは、カレー粉とともに日本人が創りだした香辛料として名付けたらしいです(諸説あります)。

本日も、拙文最後までお読みいただきありがとうございます。

皆さまにとって、今日という日が昨日よりも特別ないい日でありますようにお祈りいたしております。

また、明日、ここで、お会いしましょう。それではごめんください。

コメント一覧

まっくろくろすけ
こいさん、こんばんは。

コメントありがとうございます。

地域によってテーブル上の薬味(調味料)って違うのですね。

「ゆずこしょう」はこちらのスーパーでも見かけます。今使っている「ほりにしスパイス」が終わったら、試してみたいと思います(いつになることやらですけど)。
まっくろくろすけ
まかろんさん、こんばんは。

コメントありがとうございます。

固定概念打破です(笑)。

最近、鶏ガラ&かつおのラーメンスープ「日清のどん兵衛 特盛 ラーメンスープの!? きつねうどん」というものが販売されていますが、これに合う薬味は・・・と考えてはいます(まだ、食べてみていません)。

すっかり忘れていましたが、まだ公開していない「そば」の話のなかで、私的には想像外のものを実食しましたが、その薬味は「ブラックペッパー」でした。

ちなみに今日は「そば」はそばでも、上州名物「太田焼そば」を食べました。
まっくろくろすけ
eco坊主さん、こんばんは。

コメントありがとうございます。

「ピーマンをこしょう」というのは、どこかで聞いたことがあります。「ピーマン = green pepper」で、「pepper = こしょう」でもありますしね。ん?こいさんの「柚子こしょう」だったかな。

まあ、お茶も同じですね(暑くなったとき用に、お茶の話を仕込み中)。あとは、「ぶり」でしょうか(ちょっと違うかな)。

なお、「そば+こしょう」は私的には「本隊」ではありませんが、「LIJ」的なものでしょうね(笑)。
Unknown
おはようございます🍀私は地域のこともあって柚子胡椒ですね。と言ってもおそばでは試したことないですけど😅ただ、うどんや味噌汁にはめちゃくちゃ入れます🤤うどん屋さんではテーブルに必ず置いてますよ😍
macaronteaparty
おお、こしょう。
反則のテーマは終わりなのかな、いや外食産業での反則の話かな、
と思いましたが、

まさかの「そば+こしょう」。

そしてもちろん、どこからどう見ても品行方正なまっくろさんなので、
反則に見せかけて、反則ではありませんでした😅

そばにこしょうは考えたこともないですが、
美味しいかもしれませんね。
(そう言えば、柚子こしょうはいかがですか?ワサビのような爽やかさと
唐辛子の辛味を味わえそうですが)

またしても信州のそば文化が豊かになってしまいましたね。

今日はおそばが食べたくなってきました。
なんという洗脳力でしょう。

日本中に「そば食いたい」病をまきちらしつつ、
どうぞなごやかに信州の週末をお楽しみください😊(まかろん)
eco坊主
おはようございます。

今週は胡椒、コショー、故障、呼称などのシリーズでしょうか?
でも途中に”反則行為”と書いてありますから反則シリーズ継続なのか・・・
まっどちらでもいいか(笑)

実は我が家周辺ではピーマンを胡椒と呼びます。
パプリカに近いようなぷっくりしたものではなく絞られたような唐辛子がも少し太ったような品種の方ですけどね(「秘密のケンミンSHOW極」でも紹介済み)

黒、白、緑、桃夫々元は一緒だという事は知っていました。
緑茶、紅茶、ウーロン茶、プーアル茶と一緒ですね。

蕎麦にコショーは反則ですよ!やっぱ七味一択です、私。
生姜も好きで毎年栽培して食べています(その割には低体温ですが)。
本当は山葵も作りたいけど難しいですorz
葱、大根も当然自作しております。
こうやってみると薬味は殆ど作っていますね^^v

今日もありがとうございました。
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