野球小僧

2020 上期四半期 カタカナ語解説

私のブログにお越しいただいてありがとうございます。どうか、みなさまとご家族、関係者の方がご健康であっていただければと思っております。

さて、新型コロナウイルス感染拡大がいつ終息するのか。残念ながら、現時点でそれを正確に言える人は世界中のどこにもいないと思います。

私たちには、ウイルスが目に見えず、先が見えないこともあり、不安感を持ってしまっているのだと思います。そして、不安な状態が長く続けば、心も体も弱ってきてしまいそうで、さらに不安になってしまいます。

それだけに、正しくわかりやすい情報が必要なのですが、日本政府や自治体、さらには専門家からの説明やメッセージが、「カタカナ用語」、正確には「英語」なのです。

2009年の新型インフルエンザ騒動のときにも、「パンデミック」や「フェーズ」というカタカナ用語が登場し、今回の新型コロナウイルスに関しては、パンデミックに加えて、「クラスター」「オーバーシュート」「ロックダウン」などの新しく聞くカタカナ用語が登場しています。

まあ、私の会社の中でも、急に説明もなく聞いたこともないようなカタカナ用語が登場し、戸惑うこと(よりは、知ったかぶり)が多いのですが、世間でもマスコミなどはカタカナ語が好きなのか。確かにカタカナ用語は耳慣れないこともあって、聞いた瞬間には「!」っと注目しやすいのですが、聞きなれない分、すぐに忘れてしまいますし、そもそも意味がわかりません。

そんな中で、「なんでカタカナ?」と河野太郎防衛大臣がTwitterで疑問を投げかけたそうですが、まさしく、そのとおりだと思います。

カタカナ語が大好きな、東京都の小池百合子都知事。最近、気にしているのか、3月27日は、「世界の共通のキーワードは『ステイ・アット・ホーム』。『お家にいなさい』ということで、インドにしてもフランスにしても『家にいろ』ということで、公共の健康のために皆さんが協力しているのが現状。この土日についてもお家での色々な過ごし方を工夫していただきたい」とカタカナ語は少なかったですが、「ステイ・アット・ホーム」と新カタカナ語が出てきました。

3月30日の会見は、「厚生労働省対策本部のクラスター対策班から、感染経路が不明な症例のうち、夜間から早朝にかけて営業している『バー』、『ナイトクラブ』、酒場、など、接客を伴う飲食業の場で感染した事例が多発している。こうした場は、感染のリスクが高い"3つの密”より濃厚な形で重なる場であり、出入りを控えるようお願いしたい。特に若者には『カラオケ』、『ライブハウス』、中高年には『バー』、『ナイトクラブ』など接待を伴う飲食店に行くのは当面お控えいただきたい」と、出尽くしたのか、新カタカナ語はありませんでした。

以下、私なりに用語集としてまとめてみました。ただ、ちょっと、疲れていたせいか・・・ところどころ変なところがありますが。

■アウトブレイク(outbreak)
「一定の期間内に、特定の地域、特定の集団で、予想されるより多く感染症が発生すること」を指す。日本では「感染爆発」「感染症集団発生」ともいう。1995年に公開された米国映画に、 アフリカから持ち込まれた非常に
致死性の高いウイルスによる未曾有の「バイオハザード(微生物災害)」に立ち向かう人々を描いた同名のサスペンス映画がある。

■エピデミック(epidemic)
疾病、感染症流行の規模が特定の地域社会内で、特定の一時期に広がること。

■ エンデミック(endemic)
疾病、感染症流行の規模が地域的に狭い範囲に限定され、患者数も比較的少なく、拡大のスピードも比較的遅い状態。「流行」以前の段階。

■オーバーシュート(over shoot)
疫病、感染症に関しては「爆発的患者急増」。分野や業界で意味が違い、経済分野では為替や株価が過剰反応して行き過ぎたことを指す。なお、空中にあるボールを地面を背にして逆さの状態で蹴るサッカープレーは、「オーバーヘッドシュート(海外では「バイシクル(シュート)」と呼ばれたりする。

■カラオケ(KARAOKE)
実は日本語。東南アジアではシステムが違うところがあるらしい・・・。

■クラスター(cluster)
房、集団、群れの意味で、これも分野や業界によって使い方が異なります。心理学の人間だと統計手法の「クラスター分析」を思い浮かべます。感染症に関しては、「小規模な患者の集団」。葉加瀬太郎さんは「クライズラー&カンパニー(KRYZLER & KOMPANY)」でデビュー。一度、コンサートに行ったことがあります。

■コロナウイルス(coronavirus)
外観が太陽の光冠(コロナ)に似ていることから名が付けられたウイルス。最初に発見されたのは1960年代にニワトリと風邪をひいた人から発見された。人では、風邪を含む呼吸器感染症を引き起こす。SARSコロナウイルス(SARS-CoV)、MERSコロナウイルス(MERS-CoV)および2019新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)のようなタイプでは、重症化する可能性を持つ。ヒトコロナウイルス感染を予防または治療するためのワクチンや抗ウイルス薬は2020年3月時点ではまだ開発されてない。

■ステイ・アット・ホーム(stay‐at‐home)
小池知事いわく、「お家にいなさい」。本来は、「家にいたがる」「出無精の」という意味。犬さんのしつけじゃないのですから・・・。

■ソーシャル・ディスタンシング(social-distancing)
人と人の間に物理的な距離をあけ、接触を減らすこと。THE ALFEEのヒット曲は「星空のディスタンス」。

■トイレットペーパー(toilet paper)
危機時になぜか、お店からなくなってしまい、パニックになる紙製品。しかし、個室に入って、ない場合には本当にパニックになってしまうもの。

■ナイトクラブ(night club)
夜(ナイト)に営業する何らかのクラブ。

■バー(bar)
大人が夜に行く、酒場、飲酒店のこと。

■パンデミック(pandemic)
疾病、感染症流行の規模が大きくなり、国中や世界中で、感染症が流行すること。「世界流行」「世界的流行」。

■フェーズ(phase)
局面、一側面、位相、段階、「変化する過程の一区切り」。フェーズは、分野業界によって使い方が異なりますが、医療業界では パンデミックの警戒段階表す。

■マスク(mask)
ここ1~2ヶ月間、お店で売っているところを見たことのない、絶滅危惧製品。本体は身体のうち顔の一部または全体に被るもの、または覆うもの。頭部まで覆うものを含めることもある。

■ライブハウス(live-house)
実は和製英語。ロックやジャズなどのライブやその他イベントを行う、比較的小型で立ち見中心のコンサートホール、または可動式テーブル席を置く飲食店。一度も行ったことがない。

■ロックダウン(lockdown)
「封鎖」という意味。IT分野ではセキュリティを強化するためにOSやアプリケーションの機能を制限する仕組み。建物の内部の人を守るために外部の人が入れないようにするのもロックダウン。緊急事態に人の移動や情報を制限することもロックダウン。感染症で外出禁止もロックダウン。ちなみに「ロックアップ」は、「鍵をかける」「閉じ込める」。転じて「留置場」という意味もある。

さてさて、言葉を聞いた時に与える印象操作のいうことを「ジンクピリチオン効果」といいます。

ジンクピリチオンとは、聞いたことがあるかも知れませんが、花王のシャンプー「メリット」に配合されている成分のことです。

花王はメリットのCMで、このよくわからない成分を配合とうたうことで、「なんとなく効きそう」「よさそう」という印象を与えることに成功しました。ここから、よくわからない専門用語があるだけで評価や説得力が上がることを「ジンクピリチオン効果」というのです。

■ジンクピリチオン(zinc pyrithione)
有機亜鉛錯体で、ピリジンの誘導体の一種。 抗菌剤や防腐剤としての作用がある。フケや脂漏性皮膚炎に有効なため、シャンプーや化粧品に添加される。 独特のにおいがする。

■ピリジン (pyridine)
化学式C5H5N、分子量79.10の複素環式芳香族化合物のアミンの一種で、特有のにおいがあり、悪臭に分類されるが、コーヒーのにおい成分のひとつでもある。

■シャンプー(shampoo)
頭髪および頭皮を洗浄するための洗剤。

■メリット(merit)
功績。手柄。ある物事を行なって生じる利益。得るもの。なお、 タクシー業界では「乗務員の緊急、非常事態」の暗号として使われる。

キリがないので、このへんで本日の話題は「ジ・エンド(the end =(終息)」。感染拡大もジ・エンドとなって欲しいです。

コメント一覧

まっくろくろすけ
eco坊主さん、こんばんは。

まあ、よくわからない言葉が乱発されているので、自分自身の整理もしたうえで(?)、少しはお役に立てて幸いです。

わかりやすく、安心できるような発信が必要なのでしょうけど・・・まずは、正確な情報を定時的に発信することでしょうか。そうすれば、デマなどの流言飛語は抑えられるようにも思えるのですけどね。

まあ、必死で対応してくれているのだとは思うのですが。何か伝わってこないのです。
eco坊主
おはようございます。

ここで今時世のカタカナ語が正しく理解できました。
次々と出てきて初老人(youngsenior?)は戸惑いを覚えていました。
>戸惑うこと(よりは、知ったかぶり)が多い
↑まさにその通り!!!見透かされてましたww

説明の中に所々入っているまっくろjokeも分かり易くていいですね。
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