野球小僧

青空エール

「大介くんの事好きって言ったらこまる?」

自分の靴ばっかりみてたんだ
ずっと
いつも
だけど
君が信じてくれたから

「青空エール」は「別冊マーガレット」(集英社)で2008年9月号から2015年11月号まで連載されていた、河原和音さんの同名コミックが原作の映画です(コミックス全巻揃え、この休み中の楽しみとしました)。

小野つばさは、子どもの頃から甲子園のブラスバンドの応援に憧れて吹奏楽の名門・白翔(しらと)高校に進学したが、トランペット初心者のつばさは全国大会を目指す吹奏楽部の練習は厳しく、ついていけなかった。周りとの差を感じ、何度もくじけそうになる。そんな時、挫折するつばさを勇気づけたのは、野球で甲子園を目指しているクラスメイトの野球部員・山田大介でした。二人は互いに励まし合い、いつか大介は甲子園に出場し、つばさは大介をアルプススタンドからトランペットを演奏して応援しようと約束する。

やがて、つばさの中で大介への恋心が芽生えていく。二人が一年生の夏、野球部は地区予選決勝まで進出。吹奏楽部が応援するが、途中出場した大介のミスが原因で白翔高校は惜しくも決勝で敗退。グラウンドに立ち尽くす大介のために一人トランペットを吹いたことから、つばさは謹慎処分を受ける。

そんなつばさを心配して訪ねて来た大介に自分の気持ちを伝えるつばさだが、仲間の夢を潰してしまった自分が許せない大介にフラレてしまう。

そして、すれ違う二人は“両片想い”のまま、最後の夏を迎える。二人はあの日の約束は? すれ違う二人の恋の行方は?



ただ甲子園を目指して練習に励むだけでなく、部活動の人間関係のドラマやスランプなどさまざまな出来事を通してつばさや大介は成長していきます。

初めての試合。自分のミスで負けたこと。レギュラーを外された悔しさ・・・

現在進行形で同時期を生きている世代はもちろんのこと、過ぎ去ってしまった青春(じかん)は終わってしまったと感じている世代にもぜひおすすめしたい作品です。

そこには、きっと何の根拠もなく「がんばれる」と思っていた 自分がいます。それは無謀なことでも何でもなく、ただ単に、未来を夢見て信じていた自分がいると思います。
しかし、ちょっとズルいです、このマンガと映画。高校野球と応援の吹奏楽をテーマにした、甘く、切なく、もどかしい恋愛ストーリーなのですから。

ちなみに白翔高校吹奏楽部のモデルは吹奏楽の強豪、北海道立札幌白石(しろいし)高校です。その練習室の壁には「一心不乱」と書かれた旗があるそうです。これは無心に練習しないと夢はかなわないというメッセージなのです。白石高吹奏楽部で全国制覇も経験した卒業生のフリーライター(高校野球のブラスバンド応援研究家でもある)梅津有希子さんは「一心不乱の旗を見ながら練習に明け暮れた。かつて全国コンクールで悔しい思いをした先輩たちから贈られた旗です」なのだそうです。

きっと

みんな 心の中に 自分だけの 青空があって
そこをめざして 懸命にすすんでる

だから
誰かのそんな姿を見つけたら
『がんばれ』って応援したくなる

青空エール -YELL FOR THE BLUE SKY-

コメント一覧

まっくろくろすけ
eco坊主さん、こんばんは。
そうだったらいいですねえ。
”題名のない音楽会”をBGMで寝たり、ミッキーマウスの偽ぐるみを持っていたり・・
と、まったくありません。

私には戻らない季節です。憎いよ、こんちくしょうって感じです。

因みに私は一心太助ですが 何か?(笑)
eco坊主
おはようございます(*Ü*)ノ"☀

きっとモデルは太郎くんではないでしょうか!
オフの日に”題名のない音楽会”を観たり
マウスピースがカバンの中に忍ばせてあったり・・
きっととーちゃんが気づいていないだけでしょ!!!

いいなぁ~胸(*>ω<*)♡キュンキュンですな。


因みに私は一心腐乱ですが 何か?(笑)
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