(原文ママ)
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この六年間で一番思い出に残ったことはテニスで日本一になったことです。
練習で一生懸命やった結果が出たと思います。
全国選抜や全国小学生大会、全日本ジュニアの三つの大会で優勝しました。
一試合一試合を「絶対勝つぞ」と思ってやりました。そして「優勝」までいけた時は、すごく嬉しかったです。
ぼくはテニスのラリーが長く激しく続くところが好きです。
いろいろなコースに打ちわけ、深く打ったり短く打ったりします。
チャンスボールがきた時、強いボールを打つのが好きです。
決まった時はすごく気持ちがいいです。
このショットがいつも打てるように練習していきたいです。
試合に出ることで友達が増えました。
友達が増えたおかげでいろいろな話をしたりいっしょに練習したりできます。
それもテニスが好きな一つです。
これからはだれにも負けないように、苦しい練習も絶対諦めずに全力でとりくんでいこうと思います。
夢は世界チャンピオンになることです。
夢に向かって一歩一歩がんばっていきます。
錦織圭
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昨日の勝利で2014全米オープンベスト4に進出した、錦織圭選手の小学校卒業文集です。
「ぼくはテニスのラリーが長く激しく続くところが好きです」
まさしく、この大会でのプレースタイルです。
また、今年から、あのマイケル・チャンさん(マイケル・ターペイ・チャン。1989年の全仏オープン男子シングルスで17歳3ヶ月の大会最年少優勝記録を樹立。男子テニス選手としては身長175センチと小柄。自己最高ランキング2位。ATPツアーシングルス34勝)がコーチとなり、その化学反応も、今回の活躍にはあるようです。
でも、一番は、何と言ってもイチロー選手にしても、本田圭佑選手にしても、先日の中村誠選手にしても、小学生の頃から明確な目標を定め、はっきりと意思表明し、夢を追い続け、努力することによって、実現させること。
その継続する気持ちが一番の勝利ポイントです。
「夢は世界チャンピオンになることです」
まだ、夢の途中。
私たちも彼が夢を叶える瞬間が来るのが楽しみですね。