【私企業としての「新聞社」の判断とは の巻】
東京証券取引所は昨朝からのシステム障害で
終日取引停止となった。
当然、夕刊紙面の株式欄にはデータが入らない。
朝刊編集作業は夕方から深夜に掛けて行われるが
問題は本日2日の朝刊紙面である。
「おことわり」を載せて対象紙面そのものを外した新聞。
紙面はそのままでデータ部分だけを空白にした別の新聞。
それぞれ、さまざまの判断によるものだが、
後者は一体どう考えたのか、首を傾げるのである。
そういう紙面を「記録」として残しておくべきだ、
と考えたのだろうか。
それとも紙面下などの広告が大事だったのか。
何百万部も配られる紙のムダを想像する時、
この新聞社は環境問題を報じていくことに
少しの迷いも生じない、と確信したのか。
わたしは、メディアの「説明責任」とは
こういうところにもあると思うのである。
▼某紙の夕刊
▼某紙の朝刊
人間は
重要なことを
決して十分に
じっくりとは
考えないものである
―― ゲーテ