ろんもやん

ソウタシエアクセサリー作品販売と教室。それから猫。 

美しさを感じるデザインを考える その3 私のソウタシエひとりごと

2020-05-13 18:48:26 | 私のソウタシエひとりごと

デザインを考える時 

いろいろなことを足掛かりにします。

例えば素材から。

 

まずは天然石。

 

天然石にはすごい力と存在感があるので 

デザインを考える時、石に助けてもらうことが多いです。

たとえばこちらのチベタンターコイズ

なんとも言えないこの美しい石の魅力を最大限に活かすにはどうするか。

あえての横位置。そして周りはシンプルに。

トップを活かすためにネックもシンプルな淡水パールのストリングにしました。

 

 

こちらもチベタンターコイズ

前述のものより 平たく正円に近い楕円。

平たい感じを前面に打ち出し、周りはかなりデザイン性を強くした形にまとめてみました。

 

それぞれの石からのインスピレーションを大切に

導かれるままにつくる…というと

なんだかスピリチュアルっぽく聞こえますが、

天然石の場合はちょっとそういう感じがあります。

 

デザイン画とか描くんですか?と聞かれることが多いですが

天然石に限って言えば デザイン画を描くことはほとんどなく

作りながら形が決まっていきます。

 

やはり 業者さんから天然石を購入するとき

天然石と向き合って びびっときた子を連れて帰るのが大事だと思います。

 

次は ボタンやカボション

 

チェコのガラスボタンはデザイン性が高くて本当に美しい。

宝物 という言葉ぴったり。

こちらも 天然石に負けず劣らずの存在感です。

色も柄も個性的なのでそれを活かすよう工夫します。

こちらのネックレスの薔薇はなんとボタンです。

ブーケのイメージになるよう 周りのパーツをまとめいきました。

 

こちらの目パーツはチェコのヴィンテージカボションです。

裏を彫って色を付けてあるインタリオというものです。

すごいインパクトですよね。

このデザインを考えるのはとても楽しかった!

やはりワクワクさせてくれる素材を使うのは制作のモチベーションを上げるのにも大切なことです。

 

 

他にも 一つのビーズを主役にしてデザインを考えることもあります。

使うビーズから コードの色を選び、用途も頭に入れながら形を考えていきます。

ビーズは種類や色がたくさんあるので、同じデザインで色を変えたり、ビーズの種類を変えたり…といろいろバリエーションが広げることができます。

 

今日は まずその素材があってからデザインを考えていく

というおはなしでした。

次回は テーマから考える場合のおはなしを。

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美しさを感じるデザインを考える その2 私のソウタシエひとりごと

2020-05-12 17:49:32 | 私のソウタシエひとりごと

今日は左右対称の構成について。

 

画像はみなさんご存じのスターバックスのロゴです。

左右対称 そうシンメトリーのデザインになっています。

シンメトリーは 落ち着いた感じ、静かな感じ、安定感を感じさせます。

高級感を感じる!という方もおられるようです。

 

ソウタシエではシンメトリーなデザインが多くみられます。

基本の形がまさにシンメトリーですもんね。

小さいものはなんとなく左右対称に作れますが

サイズが大きくなったり複雑になると シンメトリーで作るのはとても技術が必要になります。

一番難しいのが実はこれくらいのサイズ

曲がったり、ずれていると目立ちます。

右回りと左回り、縫う癖や糸のひき具合でなかなか同じ形に作るのが難しいです。

難しい場合は方眼紙の上に置いたりしてみたらいいんですが

正面からとみて、正しい向きでOK、上下を逆にして見てOKだったらほぼ大丈夫です。

このくらいごちゃごちゃしてくると もうあまり気にならなくなります(笑)。

でも、ポイントになる目立つ石やパーツ等の位置は

しっかりチェックしてくださいね。

 

シンメトリーの反対はアシンメトリーです。

よく髪型で アシメとかいいますよね。あれです。

ソウタシエはシンメトリーにパーツを作ることが多いですが

それをあえてアシンメトリーにすると 動きが出て個性的なデザインになってきます。

そしてなにより左右対称に作る難しさがない!これストレスないです~。

これは三角のアゲートから発想を得て、こういうアシンメトリーな仕立てにしました。

 

こちらは植物が生き生きと伸びていくイメージにしたかったので

フリーな感じのアシンメトリーです。

 

ね。アシンメトリーにすると遊び心が加わる感じで

なんだか楽しいですよね。

シンメトリーはお行儀がいい感じ。アシンメトリーはちょっとやんちゃ(笑)。

 

最後にこちら

一見シンメトリーですが

ゴールドの色を斜めに動かすように配置しています。

シンメトリーの安定の中にどうリズムをつくるかを考えた作品になります。

 

冒頭のスターバックスのロゴの女性の顔

実は微妙にアシンメトリーなんだそうです。びっくり!

機械みたいな感じではなく、人間っぽく、親近感が持てるようにだそう。

さすがですねえ。

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美しさを感じるデザインを考える その1 私のソウタシエひとりごと

2020-05-11 16:08:44 | 私のソウタシエひとりごと

画像は お世話になっている カシミールヘリテージさんのオンラインストアから

お借りしました。

素敵ですよねー。

インドのストールのデザイン。

初めて実物を拝見した時 うなりましたよ。ええ。

素晴らしいんですもの!

 

「ダイナミックでかつ繊細」

 

まさにこの言葉の通りです。

大きな絵柄とリピートしているような小さな模様の集まりのデザイン。

圧倒されました。

 

 

美しいと感じるものは この二つがバランスよく構成されていることが多いです。

「統一感と多様性」「変化と統一」

言い方はいろいろありますが 

簡単にいうと 大きい塊を意識したところと 小さくてごちゃごちゃしたところを

うまく組みあわせるという感じです。

 

大きい天然石を使うと 自然にそれができていいんですよ。

この作品だと アゲートの大きさと右上のごちゃごちゃした飾りとのバランスです。

 

こちらはブローチたち。

大きいパーツに対して、どう細かく複雑なものを組み合わせるかを考えます。

いろんなバージョンが考えられて面白いですよね。

 

大きな作品を作る時は 全体をみながら意識します。

中央のラブラドライトのサイズだけでなく

両サイドの丸いラブラドの面積がデザインの中で重要な役割を占めています。

全体を一色で統一しながらも 小さいビーズ(なんとピンク!)を配置することで

統一感と変化をみることができます。

 

ちょっと難しげな話になりましたが

これってみんな意識せずにやってることが多いです。

もし、なんか変だなあまとまらないなあと思ったら

ちょっと立ち止まって意識してみてもいいかもです。

 

最後に 冒頭のストールの着画画像を!

いいですねえ。ほんとに。

ため息でるわあ。

 

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ターコイズリング完成

2020-05-10 17:23:31 | ソウタシエ

例の難しいカボションのリング

おかげさまで無事に完成しました!

横から見たら

左右の部分をぐっとリング台に引っ張ってくるので

角度がなかなか大変でした。

ヨーヨーキルトというアドバイスから石の裏からの包み方を思いつき

裏にコードで厚みをつけたらという提案が綿をいれて形を整えることにつながりました。

いいアイデアでますよ、楽しみにしてますーという応援のお陰で途中で投げ出さずにできました。

いつも周りの方々に助けてもらってるなあとありがたく思います。

ほんとにこの石を見たときは 絶対無理と思ったんですよ。

お客様にも一度はお断わりしたんですよ。

でも無事に形になって本当によかった。みなさんありがとうございました。

 

 

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おまもりアマビエ様 追加販売決定!

2020-05-09 18:49:35 | Rinjeオンラインストア

おかげさまで好評いただいている ソウタシエキット「おまもりアマビエ様」

ショップの方ではすでに2色sold outになっています。

ありがとうございます。

 

ソウタシエ初めての方に楽しんで作っていただけたり、

小学生のお子さんとご一緒に作っていただけたり、

色違いでそろえてくださったり、

男性の方のご購入もあったり…

うれしいご報告をたくさんいただいています。

ありがとうございます。

 

ハンドメイドを通じて生活を明るく、社会を元気に!

コロナ終息まで あともうひと頑張り!

 

今日で販売終了としていましたが、追加販売を決めました。

もちろん 送料無料です。

アマビエ様と一緒にすべての商品送料無料です。

いつまで送料無料?

緊急事態宣言が解除されるまで! 

やっちゃいましょう!

 

コロナ終息までもうひと頑張りアマビエ様に活躍していただいて

生活を明るくそして社会を元気にするお手伝いが少しでもできたら嬉しいです。

 

2個目作りたいけど、レシピはいいから材料だけほしいという方にも対応しますので

DMやショップの問い合わせやメール等でご連絡ください。

(※これは1個目をご購入の方のみでお願いします。)

 

もう一息、みんなでがんばって この状況を乗り越えて

元気に笑いあえる日に向けて 今できること 今楽しめることをやっていきましょう。

 

 

 

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こうなりました。

2020-05-08 19:37:53 | ソウタシエ

昨日のブログ いろいろなアドバイスありがとうございました。

おかげさまでいろいろな方法を検討することができました!

厚みを出さずにソウタシエまでもっていくには…。

 

石の形にあわせて切り込みを入れたウルトラスエードに石をはめ込むようにして貼り付け、

バックステッチで特小ビーズを縫いつけていきました。

そしてその横にコードを縫い付けていきます。

 

枠にはめる方法も試してみたかったんですが、

ぴったりのサイズの枠をみつけることができなかったので

今回は枠以外の方法で考えることになりました。

 

さて これがどうなるか…

また明日ですね。

 

いろいろな案をご提示くださったみなさま ありがとうございました。

 

 

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さてこういうカボションどうする?

2020-05-07 18:02:49 | ソウタシエ

今日はかなり難しいミッションです。

グレードの高い天然石なんですが

画像のように平らな面が研磨してあってつるつるピカピカで石のカラーもしっかり出ています。

そして反対側がそこらへんに転がっている石と同じような丸くて灰色。

もちろん研磨してありません。

 

そう。

たぶんリング等の枠(セッティング)にはめるように研磨されたものだと思います。

さあ、これをソウタシエでリングに というのが今回のミッション。

かなり厳しいです。

 

ふだんはこういうカボションを使います。

平らな面は底、カーブしている面が上。研磨してあって美しい。

こういうカボションの底(平らな部分)を台布に貼ってコードを縫い付けて作っていきます。

 

ところが今回はその逆。そして厚みも1㎝以上。さらにカーブもきつい。

 

さてどうしたらいいか 悩みに悩んでおります。

何かいい手がありますか?

 

 

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配色のはなし 私のソウタシエひとりごと

2020-05-06 19:40:11 | 私のソウタシエひとりごと

なつかしいですね~。12色相環。

中学校の美術で習うあれです。

色彩理論と称して これ覚えさせられましたよね~。

色の名前までは覚える必要ないけど、緑の補色は赤みたいな

だいたいの感じを覚えておくと便利です。

 

私は配色を考える時には まずベースの色(中心になる色)を決めます。

たとえば青を中心に作ろう としたらその補色は黄色なので

黄色をポイントに入れます。この黄色の面積は狭くします。

このネックレスはそういう感じで作っています。

同系色だけで作ると まとまりはいいんですが 落ち着きすぎる場合もあるので

アクセントに 色相環の遠い位置の色を入れるだけで全体がぐっと引き締まり、一段奥深い配色になるように思います。

 

こちらのネックレスは赤茶い色のジャスパーをグリーン系のDBでフレーミング。

パーツにもグリーンのウナカイトを使っています。

 

同系色でまとめる場合は トーンの差をつけると深みがでます。

同じような色でも 明るさが違えば陰影になって見えてきます。

さらに素材を変えて 質感の違いが表現に幅を持たせていきます。

 

配色を考えていくとき いつも自分の中でルールを決めています。

使う素材にあわせて 色の数を限定します。

だいたい2色が多いかな?

そうすると色がばらばらにならずに 補色をつかってもまとまることが多いです。

 

配色がいつも ちぐはぐでばらばらになってしまう…という方は

2色にしぼって考えてみてください。

その2色の中で 素材や質感の違いで明度や彩度等の差を作っていくと面白い世界が開けてきます。

 

最後に ちょっと派手に色を入れたいとき

対角線で入れると成功します。

やってみてくださいねー。

 

好きな作品の画像をたくさん集めて 真似をしたらいいです。(著作権あるので販売はNGですよ)

真似をしているうちに自分の好きな傾向がわかってきます。

そのうちに 自分の中でそれが咀嚼できて 自分らしさが加わって

オリジナル作品ができるようになりますよ。

なんだか楽しくなってきませんか?

さあ めくるめくソウタシエの世界へ!オリジナル作品作っていきましょう。

 

 

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ソウタシエで使う糸 私のソウタシエひとりごと

2020-05-05 18:06:02 | 私のソウタシエひとりごと

こんばんは。

今日は暑かった!もう半袖でいい感じ。

 

近くのスーパーのスパゲッティと小麦粉の棚 空っぽです。

スパゲッティはドラッグストアでゲットできましたが。

 

さて、今日は糸のおはなしです。

 

私が使っている糸は MIYUKIのビーズスレッドです。

色数も多く、絡まりにくく、裂けにくい。光沢もいいです。

気持ち太めですが きぬえりしめには余裕で通ります。

 

一番よく使うのはこの2色。

ピンクっぽく見えますが左側のは薄茶です。これ万能。

もし糸を一つ買うならこれがオススメです。

もちろん小さい巻きも売っています。

手芸屋さんのビーズコーナーにある場合もありますが、ネットで買うのが確実かも。

金茶(ゴールド)の方は、ブリックステッチの時に活躍してくれています。

私の作品はブリックをブロンズのビーズですることが多いので。

 

でも、ここ一週間使っているのはこちら

ライトゴールドという感じ。薄めのカーキにも近いかな。

 

現在制作中の作品に糸の色 ぴったりです~。

 

コードの色に合わせて糸を選ぶのは大切なことです。

2色のコードを重ねて縫う場合はどちらかのコードの色にあわせて糸を選びましょう。

そして糸の色が目立つ場合は、見える部分の針目を小さくするときれいにできますよ。

 

 

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使いやすい道具 私のソウタシエひとりごと

2020-05-04 18:38:35 | 私のソウタシエひとりごと

こんばんは。

今日は午後から暑くなりました。もう初夏ですね。

 

今日は道具のおはなし。

 

道具は作品作りにかかせないものです。それも使いやすい良い道具。

いくら腕がよくても、道具が悪かったらいい作品はつくれません。

 

画像の針は チューリップのきぬえりしめです。

きぬえりしめは ビーズが通る太さですが一般のビーズステッチ用の針よりも太いです。

何枚もコードを重ねて縫うときも力を強くかけることができるのでソウタシエにはもってこいの針です。

いろいろな会社のきぬえりしめがありますが 私のイチオシは なんといってもチューリップです。

他の会社の針も試してみましたが 先がほんのちょっとひっかかりがあることがありました。

ソウタシエで針がひっかかるのは命取り!

チューリップにはそれがないんです。何本も使っていますが1本もありません。さすが広島針!刺したところからすっと入ります。

でもね。

ここからちょっと内緒の話。

薄いコードを重ねて繊細な作品を作る時は ビーズステッチ針の#10がいいです。

きぬえりしめだと太すぎるのです。#12だと今度は細くてぐにゃぐにゃになる可能性と糸が針に通りにくいストレスが。

今制作中の大作もこっちの針で作っています。

機会があれば使ってみてくださいね。

 

ハサミ

画像のハサミは 近正のファンクラフト専門家仕様。

手にしたすべての人がうなる切れ味のよさです。それも刃先。

裏布をモチーフに沿って細かいところまでとてもきれい切れます。まさにストレスフリー。

ペーパーアートの作家さんもよく使っておられます。なんたって専門家仕様ですから(笑)。

Rinjeソウタシエ教室の生徒さんもみなさんも、それぞれかわいいチャームをつけて使っておられます。

 

 

ほつれ留め

モチーフを作る途中でコードをカットしたとき、さっとこれをひとぬり。

接着剤までおおげさにならず手軽で使いやすいです。

手芸店で売っています。

 

 

消えるペン

裏布等にしるしをつけたのち、しばらくすると消えるのでとっても便利です。チャコペンですね。

手芸店でみつけました。

 

 

E-6000

接着剤はいつもこれを使っています。

ゴム状に乾くので 後から針を刺してぬうこともできます。

キャップをあけた時点から 硬化が始まるので、こういう小さいのをたくさん持っておく方が 結局コスパがいいことになります。

 

 

以上の道具が私のお気に入りです。

もちろんこれ以外にも優れた道具はあると思います。

おススメの道具があったら教えてくださいね~。

今日ご紹介した道具等に関して 何かありましたら お気軽にお問合せください。

 

また、聞いてみたいことがあればどうぞコメント、DM、メール等でご連絡くださいね。

 

次回は糸のことおはなししましょう。

縫い方のポイントもいくつか。

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