八日目の蝉が結構気に入ったので、角田さんの本をもう1冊。
直木賞を受賞した、対岸の彼女です。
粗筋だけ説明するとつまんない話だと思うんだけど、
なんか気になって読んじゃうんだよね。
おもしろい!ストーリではないんだけど、ひっかかるの。
なんだろね、そういう年になったってことかな。
会社に勤めていた時、先輩からかかしの夏休みって本を借りてさ。
私にはあんまりおもしろくなかったけど、年のせいかと思ってたの。
あれ、今読んだらおもしろいっていういか、ひっかかるのかもね。
話しは戻って対岸の彼女ですが、主人公が自分と同年代で、
専業主婦で子どもがいて、保育園に入れて働きだすって話なの。
彼女を自分を重ねる人って、結構多いんじゃないかしら。
だからつい、ひっかかって読んじゃうんだよね。
素通り出来ない感じで。
人づきあいに違和感を感じて、公園ジプシーとか書かれると、
あれ?自分はどうかな?ってつい思っちゃう。
行きつけの公園とか、公園友達とかないからなぁ。
私にとってはそれが普通で違和感ないんだけど、
それでもやっぱりひっかかる、世間の普通感、みたいなね。
そんな所に全く世界の違う女社長が現れて、
だんだん仲良くなって、でもやっぱり距離が離れて。
一瞬主人公と同じようにこっちの心も離れかけるんだけど、
その後女社長が過去にしたすごい決断とか書かれちゃって、
こりゃまいったな~って感じでしたね。
えらい抽象的ですけど、仕方ないのよ。
ストーリーは別に大したことないんだもん。
でも、2006年とかその位にドラマになってみたいだね。
DVDが出てたわ。
さて、次は角田さんの何を読もうかなー。
暫く続くよ、昔から漫画も小説も作者買いする人だからね。
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