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手づくりや子育て、日々の生活...

長男中学バスケ引退

2017年08月08日 | 子育て

8月5日。香川にて中学バスケの四国総体が行われました。

4つの県からそれぞれ2校が勝ち上がり、8校で2つの全国大会出場の切符をかけた試合です。

長男は今回も選手登録から落ち、選手だけで県1位のチームと練習をしたり、

近隣高校へ練習したりとありましたが、早くも離脱でした。

かといって悔しさを勉強で発散してくれればいいのですが、そちらも自覚が芽生えず…

 

1回戦当たるチームはまさかの、1つ下の学年でミニバス4番をつけていた子が転校した学校です。

先日も練習試合をした時には良い勝負をしていました。

もしかしていけるかもしれない?!全国大会は沖縄!!なんて淡い夢を抱いていました。

 

今回ももちろん正式な大会。ベンチに座れるのは登録メンバーとマネジャーだけ。

アップの時、球拾いをしていたのでまさかと思いました。

なのに長男、まさかのベンチ後ろでお手伝い!

いつやつまみ出されるかヒヤヒヤしていました。

 

負けたら最後の試合が始まりました。

1Q目、相手チームを1ゴール差、2ゴール差で追いかける形に。

でもいいよ!いけるいける!!

4番キャプテンの空中でのすごいゴールが決まります。

(何度聞いても名前が覚えられない、格好いいシュート名)

1Q目終了間際、またもキャプテンがゴールを狙う…

相手ディフェンスが当たりそうに…

よけて…

着地…

選手がもみ合っていてよく見えませんでしたが、

着地したところに汗が落ちていたようで、キャプテンが大きく滑ってしまいました。

いつもなら、すぐ起き上がってくるのが、なかなか立ち上がれない。

動けない。

まさか、痛めた?!

顔が引きつったヘッドコーチが様子を見に行きます。

仲間が肩車してベンチに連れて帰ってくれました。

ベンチでは折れたかのような痛み悶える姿。

そして控えの子が出て試合再開。すぐに1Q終了。

え?え?ダメなの?

応援保護者もみな顔が引きつっていたと思います。

そのまま2Qもキャプテンはベンチで痛みに耐え、先生がアイシング、テーピングしてくれていました。

長男はタオルを渡したり、キャプテンの背中を見ていました。

キャプテンの分も取り返すぞ、と必死にボールを追いかける子たち。

良い勝負してました。ほんとうに。

ハーフタイム。

応援に来てくれていた、ミニバス時代のアシスタントコーチは柔道整復師で、下に降りて手当をしてくれました。

後から聞いた話。

「(出たいかもしれないが)行くのはお勧めしない」と言われたそう。

相当悪いのでしょう。

だって彼は県選抜で選ばれている子。これからの子だから。

3Q目、控えの子を次から次へと出して、ユニフォーム着ている子は全員出してくれていました。

先生は見切りをつけたとわかりました。

それでもみんなキャプテンの分もと、必死に、ほんとうに必死に頑張っていました。

だってみんな、辛い練習一緒に頑張ってきたんだから。

4Qだったと思いますが裏からベンチに戻ったキャプテンの足を願いを託すようにアイシングしてる選手が見えました。

試合終了。

応援席に戻ってきた選手たちはみんな泣いて赤い顔をしていました。

そんな顔で、親に「ありがとう」を言う子。

下級生に「応援してくれてありがとな」と言う子。

そして自分の席に戻ってタオルを頭からかけて泣いていました。みんなが。

うぅぅ。なんていい光景。

思いがけない終わり方になってしまって一番悔しいのはキャプテンでしょう。

そして、ミニバス時代から部長をしてくれたキャプテンのお母さん。

誰よりも2倍3倍と苦労をしてくたキャプテンお母さん。

彼女をはじめ、毎回応援付き添いをしてくれたお母さんたちを全国大会に連れて行ってもらいたかった。

願いは叶いませんでしたが、選手とそのほかの部員と保護者の思いが一つになった瞬間を味わいました。

あの空気は切なくて清々しくて、しばらく思い出しては涙しそうです。

長男もうっすら涙を浮かべていました。

選手にドリンクを渡したり、アイシングを渡したり、

本当はいいのかわかりませんが、ベンチ後ろで頑張っていました。

彼もバスケを通じて何かを感じ、青春の1ページがつづられたことでしょう。

 

 

さぁ、今日は新チームが発足して初の活動、いきなり練習試合です。

甲高い応援をして3年生に「お前ら高い声出すな格好悪い」と言われ私は笑ってしまいましたが、

まだ声変わりはまだまだ先の次男もナンバリングをもらってウキウキです。

先輩たちの思いを引き継いで、今日日本で一番暑い高知で試合をしています。


親育て

2017年07月19日 | 子育て

子供のお陰でいろんな感情を楽しませてもらっています。

中3の長男が所属するバスケ部は市総体を優勝で勝ち上がり、県総体に出場しました。

 

5年生でこちらに引っ越してきてすぐに友達に誘われてミニバスから始めました。

ミニバス時代から同級生多っ!

背が高くて運動神経抜群の子や、体格の良い子、小さくても抜群のボール捌きをする下級生。

長男はミニバスに引き続き、中学でももっぱらベンチで応援でした。

1年前から有名校から素晴らしい先生が赴任され、

朝練が始まり、練習試合、遠征、遠征、遠征。

入学当初はぽちゃぽちゃ幼かった顔も、今では引き締まった顔つきになり、まじめに練習をしたお陰で体もしっかり男らしくなりました。

どんぶり飯を食べ、野菜も好んで食べ、肉類ももちろん大好きで、いい男になってきました。

 

それでもバスケ部では小さい方で、素早さは…私に似てあまり…

思春期に入り、親を無視したりひどい喧嘩を予想していましたが、

そこまでの反抗期はなく、ただ好きなバンドにどっぷりハマっています。母にはなめてかかってきますが。

以前にも書きましたが、勉強 < バスケ < マンガ < バンド の順で頭の中が構成されているようです。

なので部活でもそんな態度が出たのでしょう。

県総体前日にユニフォームの発表があり、今まで14番だったのが、ここにきて無し!

2年生の子に渡ってしまいました。

負けたら最後の3年生引退がかかった大会でまさかのユニフォームはく奪。

長男から聞いた途端、私は涙を隠すのに必死でした。だって最後だよ?

2年生の子は、同じ小学校で一つ下の学年で副キャプテンいや実質キャプテンの子でした。

バスケが大好きで、球技IQが高く、面倒見も良くて、きちんと保護者にも挨拶ができて、そしてちょっとやんちゃで私の大好きな子です。

誰がどう見てもその子の方がうまいけど、

最後の試合で容赦ないな… 市総体も長男の体調管理が悪く風邪をひいたので出ていません。

試合は市区郡を勝ち上がってきた強豪校との対戦なので出ることは厳しいですが、

せめてユニフォーム姿だけでも見たかったな。

みんな同じように頑張ってきたけど3年生にとっては特別なんだね。

そんな親の気持ちを味わせてくれてありがとう。

私はずっと文化部でろくに活動もしてなかったから、

団体競技の試合にも出れない子もいて、それをずっと支えてきた親もいて、という構図を体験させてくれて。

試合に出る子はケガも多く、医療面でも栄養面でもずっと支えてきた親御さんにも苦労がある。

次男の時に体験させてもらいました。

自分を納得させるためにいろいろ考えたけど切ないものは変わらない。

モヤモヤしたまま大会初日を迎えました。

1眼レフで撮っている親御さんはいないのでライングループで喜んでもらっているので持参しました。

引きで撮って手前で応援してる坊主軍団がユニフォームがもらえない2.3年生です。

1年生はもっと奥で一生懸命応援しています。

この子達の後ろ姿にまたしても涙があふれてきます。

チームは圧勝で2勝し、決勝リーグに勝ち進みました。

なぜか長男はベンチ裏でマネージャー的なことをしていました。

選手の脱いだTシャツを畳んだり、アイシングを渡したり献身的にやっていました。

本当のマネージャーのHくんがちゃんと仕事しないからだそうです。

2日目の解散時に、監督の先生から

「今回はつらい思いをさせてしまいました。」

そうです。そうです。でも、実力からしても当然です。だめだ涙出てきそう。

言葉に詰まり、じっと先生を見つめていると、

「競い合うことによって上手くなるので、四国総体ではまた入れ替えします。」

ありがとうございます。

先生は県総体は当然勝ち上がるものとして入れ替えをした?

ひとこと先生の言葉を頂いただけで希望が見えてきました。

とはいえ、長男のことだからダラダラ練習やるんじゃないかなぁ?

今更言葉にして言っても「わかってる!うるせー」と言われるだけなので、次に向けて頑張ろうとだけ言いました。

 

最終日もベンチ裏でせっせとTシャツを畳んでいました。

たくさんのお母さん方に温かい言葉をかけていただきました。

ユニフォームもらえない3年生はうちだけじゃないのに。

長男が頑張っているお陰で私にまで声をかけてくれて。

みなさん、ありがとうございます。

親がいじけてる場合じゃない。

フルで試合出れる子、たまにしか出られない子、アップだけしてユニフォーム着てベンチに座ってる子。

みんな平等に写真撮ってあげました。

みんな同じに頑張ってきたんだよね。

試合に出る子だけ頑張ったんじゃない、みんな同じく頑張ったんだよ。

感情の切り替えの極め付けは、

キャプテンが2Q?終了間際にセンターライン近くから放った弾丸シュートがブザービーターで決まったこと。

決まった直後のガッツポーズに両手を挙げて無邪気に喜ぶ顔が可愛くて可愛くて。

それを見た途端ぜんぶのモヤモヤが晴れました。

みんなで喜び合いました。

人様の子なので勝手にアップできないのが残念。

 

結果、準優勝で県総体を勝ち上がり、次は四国総体です。

「朝練だり~。普通の生活に戻りたい。」と言ってる長男の引退はもう少し先送りになりました。

頑張れよ!頑張れよ!!

みんなが見ていてくれるよ!

 

追伸:

勉強にまだ意識がいってない長男は受験生ですが、

英語だけは自信があって、希望制の英検を自ら受け、昨日3級の2次試験を無事合格しました。

試験会場は大学だったり専門学校だったり、自分で調べて誰も頼らずひとりで行くようになった長男は少しずつ大人へと成長しています。

 

 


息子たちの頭

2017年06月27日 | 子育て

県総体への郡市予選大会(市総体)がありました。

我が家の中3と中1の息子たちはバスケ部です。

この市総体で3位までに入らないと、3年生は引退です。

毎朝7時から8時までの朝練と、授業が終わってからの通常練習も毎日あります。

兄さんたちが1.2年の頃は先輩たちの人数も少なく、朝練もなく、今の様な強さはありませんでした。

兄さんたちの代でドカッと大勢入り、ユニフォームもらうのもヒヤヒヤです。

毎日まじめに来てる子、練習態度も見てくださっていると思います。

3年生でぎりぎりユニフォームをもらいました。14番です。

2~3年生を大雑把に分けたら、Aの1軍、2軍、Bの1軍、2軍といったところでしょうか?

兄さんはAの2軍でしょうか?Bの1軍でもあるような?ミニバスの時と同じ立ち位置。

試合が余裕で勝っている場合に最後の1分てところで出してもらえます。

見せるチャンスってところで、シュート外します。とほほ。

私と同じでおっとりなのでしょう。判断はいいんだけど、1テンポ遅いというか。

他はベンチに一日座ってるだけの時も。

まぁいいよね。3年間、きつい練習によくついていったよね。続けただけで良し。

1年生の時はマンガ、2年生になってからバンドに夢中で、ビデオ見ながらぴょんぴょんしてます。

最近は髪にワックスをつけたりとおしゃれが気になりだしていました。

順調に成長しています(笑)

 

そんな兄さんが市総体2日前から喉が痛い、発熱と、風邪の様子。

兄さんもそうだけど、他の子も頑張ってきた成果を出す大切な試合。

風のうわさでは、気合入れて、坊主にした子もいるとか…

大会は2日間あるので、1日目は主要メンバーに移してしまうといけないので、泣く泣く休みました。

応援に行った次男と主人が帰ってくるなり、「ほぼ全員坊主だよ!」と。

「ゲ―!! 意味わかんねー!!」と現実を受け止めない兄さん。

断固として拒否してました。

実際にまわりがみんな坊主だったら覚悟するかな?と思い、熱が下がったので2日目は行かせました。

月曜日なので、1年生は放課後、自力で会場へ行きます。

2.3年生は朝から保護者の配車で会場へ行きます。

私も準決勝に目がけて応援に行きました。カメラマンです。

本当にみんな坊主だわ。

みんなのプレーも凄いけど、そのことが気になって、応援に力が入りません。

決勝進出!

私は一度家に帰って、家事をしていると、学校から帰って来るなり次男が

「みんなでサミット(1000円カット)に行くけん、金ちょうだい」と。

私は1年生は自由って聞いたよ~。

素直でまじめな1年生♡♡♡ それにひきかえまだ拒否してる兄さん。

決勝に合わせて、マンションの友達に乗せてもらい、またカメラマンとして行きました。

ユニフォームももらってない弟が坊主にするとか、まったく意味わかんねーだろうな(笑)

優勝!!

みんなが家に帰ってきて、どうするか聞いてもまだ拒否。

子供は親の思い通りにはいかないもの。

この数か月は人生のうちのほんの一瞬。

大人になって振り返ってみたら、ひとり坊主にせんかった俺ってとんがってたな(笑)と思うだけ。

ハラハラしてるのは親だけ。

本人に任せました。翌日普通に学校と練習があり、帰宅してゆっくり休んだ後に、

「床屋の金(くれ)」とぽつり。

長めの坊主になりました!

欲を言えば、みんな5mmで揃えたらしく、ひとり変ですが。まぁ、良しとしよう。

ここに至るまで、たくさんのバトルをしました。

人に合わせることの大切さを自分で決めて学びました。

よかった、普通の判断ができる子に育ってくれて。

今は、髪を一刻も早く伸ばすために、泡を頭にのせてマッサージしてるようです(笑)

でも今度は県大会前にもう一回きれいに刈ると思うのですが…

ビフォーアフターをみたいので写真撮りました。

次男も幼稚園年少の時に坊主にしてました。

あまり変わりないような気がして当時の写真と並べましたが、変わってないと思うのは親だけですね。顔が大人びてました。

両方ともFacebookとかラインで送るな!と言われたので、私だけの楽しみです。

 

 

 


ミニバス卒部記念

2017年02月16日 | 子育て

私らしく、ミニバスを卒部する6人に何かプレゼントと言ったらなんだろう…

やっぱり革かな?ということで、

バスケットボールをかたどったキーホルダーを作りました。

ネーム入りです。

中学は離れ離れになるけど、いつか大会の会場で再会を夢見て。

それまで、お互いに頑張ろうね。


ミニ 最終試合

2016年12月15日 | 子育て

 

あぁ、目が覚めてしまった。6年生最後の試合の日が来てしまった...と後ろ向きな朝でした。いつもの練習試合だったらワクワクしてたのに。ずっとミニバス見続けたい。子供たちを見ていたい。だってみんな大好きだから。部員みんな。

可愛かったのは、大会組み合わせ抽選会の行き帰りの車中。毎回6年生3人で行った。行きは緊張のためか口数も少なめ。誰が引く?コソコソ話をするようで。帰りは腹を括ったのか、おバカなことばっかり言って3人で大笑いしてた。

親子で夢中になれた次男のミニバス。はじめはオフェンスもディフェンスも言われても「えーっと、オフェンスが攻めるほうでー、...」という位だった私が、コーチの横でスコアシート書いてる!長男の時は試合に出れなくて心が折れてた。私が(笑) 長男の時があったから余計に楽しい。長男よ、よく頑張ったよな(T^T)

...

キャプテンという嬉しいお役目頂いて誇らしい反面、試合ごとにケガをして、ケガ予防の大切さ、普段からケガしにくい体作りを念頭に毎晩のマッサージをし始めた。酔っ払って雑な時もしょっちゅう。
ある時は練習中にぶつかって足があらぬ方向に。救急外来へ。歩いて学校行かすのも可哀想な位。それでも自力で歩いて行った。

「〇〇、はよせーや!」といつも部員を怒ってたっけ。叱られるのは自分だから。でも優しいとこあるんだよね。遠征の時、学年が一番下の子の荷物持ってホテルまで歩いてたよね。次男だからいつもは甘える立場がいつの間にかしっかりお兄ちゃんになってた。

最終試合は、頼りのメンバーの欠場で一時は不安定になってたけど、もうここまできたら、「自分の力を出し切るのみ」と思ったのか、走って走って走りまくってた。持ってる力以上の走りをしてたと思う。いつもなら自分のパスを味方がとれなかったり、シュートを外したりするとイラッとして顔にすぐ出てたのに。最終でまた一回り大きくなったみたい。

翌朝 洗濯をしていると、靴下が擦り切れて今にも穴が開きそうに。走って踏ん張って止まって跳んでを繰り返してこんなになってたんだ。

色んな体験積んで、大人にさせてもらって、子供たちの色んな顔見れて、部長の役得たくさん味あわせてもらった。

一番の感謝はやはり主人に。去年まで顔出さなかったから、部長になったらどうなるんだ?!と不安でいっぱいだったけど、それが毎回、運転手 兼 子供のアップみるサポート役をしてくれて。サッカーしてたからやはり攻め方とかよく見てて素人ながら家で説明してくれる。私の不安要素も笑いにして聞いてくれる大きな存在だった。ありがとう。

保護者も男女仲が良くて、口ベタな私の代わりに全部まとめてくれる女子部長がいて、赤ちゃん抱っこしながらも「行けー!!」絶叫で周りを笑わせてくれるママたちがいて、いつも朗らか言葉のセンス抜群!柔軟な対応の出来るママがいて、美しくそれでいてサバサバ♡決めることはテキパキ決めてくれるママがいて、助け合って補い合って、6人で1人みたいな6年保護者だった。好きなことさせてもらって幸せなだった。

写真は、レッグスルーからのバックビハインドからの一人抜き。Aコーチの「うまなったなぁ~」のお言葉いただきました。

 

子供も成長して、夫婦も家庭も一丸となって、良き友とも出会えたミニバスに感謝。さぁ、来年は兄さん受験生だ!頑張ろう!!!