今朝、面白いことがありました。
あたり一面濃い霧の朝でした。
「神様にしかこんなすごいことできないよな~」なんて思いながら歩いて
5時半頃氏神日参に行きました。
お賽銭箱のある拝殿に手を入れている男の子が二人。
年恰好は中学生くらい。
茶髪だ~やだな~ と思っていたところ、
「こいつが100円お賽銭入れようとしたら携帯落としたんすよ」
と茶髪くんが声をかけてきました。
「100円じゃ足んないよ。もっと入れなよ」と答えました。
この神社は、鍵がかかった扉の向こうにお賽銭箱があり、
ガラスの格子の一か所が開けてあり、そこからお賽銭を入れるようになっています。
神主さんも常駐していません。困りました。
「とりあえずお参りさせてよ、一緒にする?」と言ってみました。
ひとりは隠れてしまいましたが、茶髪くんは素直に一緒に並んでしてくれました。
四方拝礼から始め、
「本日も新しい命をいただきありがとうございます。
本日も世のため人のためにふさわしくお使いくださいませ」
とひととおり御礼とお誓いを終えました。
「へぇこうやってするんすか。神様って見たことあるんすか?」
「ん~、神様はこの地面とか空気とか木とか全部だよ。だって人間は作れないじゃん。
こうやって息できるのもありがたいんだよ」
「君たち、この近くに住んでんの?住んでるだけで守られてるんだから、
時間があったら、いつも守ってくれてありがとうございますってお礼に来るんだよ」と
ドキドキしながら教えてあげました。
だって、悪そうな子供たちだから、ボコボコにされたら怖いし。
でも、その子は真っ直ぐな目で見て、聞いてくれました。
そして、その子がもう一度、携帯を取ろうと手を伸ばしたら、取れたんです!!携帯が!
もちろん「守ってくれたんだねー!」「守ってくれたんすね!」と喜び合いました。(笑)(笑)