稲盛和夫さんの本を読んでいます。
面白かった一節。
極楽と地獄は同じような場所だが、そこにいる人の心が違う。
それぞれ、うどんが美味しそうに大きな鍋で煮込まれている。
人々が手にしているのは1mの箸。
地獄では、我先にと鬼の形相で取り合っているが、1mもの箸ではうまく自分の口に入らない。
他人の器に入ったものさえも取り合いになり、喧嘩が始まり、美味しそうなうどんは全く食べられず、痩せて衰えていく。
一方、極楽では、長い箸を使って、目の前の人に「お先にどうぞ」と口に運んであげる。
先に食べさせてもらった人は、「今度はあなたの番です」と相手に食べさせてあげる。
こうして、皆が仲良く楽しく満腹になっていく。
同じ環境でも人間の心ひとつで極楽にもなり、地獄にもなる。
相手の為に尽くすことが、自分の幸せにつながる。
子供たちにもわかりやすかったので、話して聞かせました。
そうしたら、「前にもママ言ってたよ~」と(-_-;)
認知症の始まりでしょうか。
今度こそ、心に響いた気がするので、忘れないようにします(笑)