洋酒を飲まなくなって随分なる。
晩酌はビールに始まり,気合いを入れて飲むときは日本酒(辛口冷や)が続き,酎ハイで締めるか,日本酒の代わりにワイン(赤だとライトボディ,白だとシュペトラーゼかライネッセン,アウスレーゼ,たまにロゼ)になることもある。
つまり,ウィスキーとかブランデーといった洋酒は,ここのところご無沙汰だった。
酒を覚えたての若い頃,安い一升瓶を買い叩いて空けたこともあったが,主流は洋酒だった。
一番下のクラスのサントリーレッド(宇津井健がCMに出ていた)やハイニッカが1本800~900円ぐらいだっただろうか。
とてもストレートで飲める代物ではなく,1Lのコークを買ってきて(空瓶が1本30円だったので6本で1本に交換したことも・・・) ,コークハイにしかならなかった。
トリスが1本700円台だっただろうか。
これは結構いけた・・・。
もう少々懐が温かいときは,サイトリーホワイトかブラックニッカ(黒の50というのもあった)になった。
1本1200円ぐらいだっただろうか・・・。
その上の角瓶が1,800円,だるまと呼ばれたオールド(ニッカだとG&Gか?,キリンだとロバートブラウン)が2,200円,その上のリザーブが3,000円,最上(と思っていた)ロイヤルが5,000円・・・という時代だった・・・。
ところが,それから10年足らずで,洋酒は冬の時代を迎えたようだ。
日本酒ブーム,ワインブームがあり,サントリー社員の知人に聞いたところ,洋酒もビールも赤字だが,廉価ワイン(デリカメゾンのことだろう)のみ業績が黒字だったという。
私が洋酒離れをしていたのは,まさにそんな時代だった。
状況が変わったのは,一昨年あたりからだろうか・・・。
小雪嬢(否,元おねいさんか?)が出ていたCFの影響かどうか,ハイボールが一気にブレイクした模様だった。
炭酸割りのウィスキー・・・??と,懐疑的だった私だが,生中と同じような大きさのジョッキに出てきたのを飲んだら,価値観ががらがらと崩れた・・・。
はっきり言って,うまい。
沖縄ハイボールと言って,シークワーサーの果汁をたらしたものとか,サイダーやジンジャーエールで割ったものなど,店もいろいろと趣向を凝らしているようで,ビールの後はカクテル系に走っていた私だが,ここ半年すっかりハイボール党に豹変してしまった・・・。
最近は専らブラックニッカ(698円)をレモン果汁入りの炭酸水(88円)で割ったやつを愛飲している。
缶酎ハイより遙かに経済的だし,甘くない。
今宵も,PCデスク上に鎮座しているが,できれば専用のグラス(淡麗白角のやつ)が欲しいところだ。
普通のコップだと,あっという間に飲んでしまうし・・・。
・・・ということで,昨夜もブラックニッカを買ってきた。
因みに,私は基本的にサントリーではなく半地元のニッカ党である(白角は好きだが)。
仙台工場限定樽出し51度なんて最高だと思う。
洋物だと,何と言ってもバーボン(香りだけだ。ひところフォアロゼスとか填ったけど)ではなくスコッチに限る・・・。
それもロックで,ちびちびと・・・。