koshiのお部屋2

万年三歳児koshiの駄文のコーナーです。

楽天野球団,及びファンへ

2007年12月14日 20時10分05秒 | 野球

チーム発足以来2年間どん底を味わってきたが,今年は我が楽天イーグルスにとって明るいニュースの多い年となった。
話題のマー君が新人王を獲ったニュースに加え,4倍増の6000万で契約更改を終えたニュースが続き,本格派左腕の長谷部入団,そして県営宮城球場(旧名フルキャストスタジアム)でのホームゲームの観客動員数平均も過去2年が1万4681人(05年)・ 1万4610人(06年)とほぼ横這いだったのに対し今年は 1万5826人と,伸びを示した。
また,県内での経済効果は32億円もの増,さらには来場者の90%以上が宮城県内から,と,地域密着型の球団としては順調なチーム運営が伺える数値を示した。


ファンとして,そして市民として喜ばしいことと思う。
今後,この調子で順調に成績アップ・経済効果アップしていって欲しいと思うし,何よりも3年目でこういう良い思いができるとは正直思わなかった。
今年,遂に10試合ものホームゲームを観戦したが,最終戦こそ初の完封負けを食らって悔いを残したが,6勝4敗(うちサヨナラ勝ち3つ)とおいしい思いができた。
何よりも,それぞれの思いが一体となって応援できたことが何よりも喜ばしかった。
こうした順風を受けて,来年はいよいよAクラス,そしてCS出場,との声も多いようだ。


しかし,である。
個人的には全く楽観できる状況にはない。
戦力を考えれば明白だ。
今年は,はっきり言って狂い咲きのような山崎のホームランが出たが,来年はその半分も打てるという保証はない。
否,今年だってチャンスに弱く三振と併殺打の山を築いてきたのであるから,来年を予想すると明るい材料はない。
野手でコンスタントな働きを計算できるのは,高須とリックぐらいだろう。
鉄平,憲史,磯部といった中堅どころが,故障やスランプで浮き沈みが激しすぎるし,新人ながら頑張ってトップバッターに定着した渡辺直も,来年はどうだか分からない(本来は鉄平のポジションであるべきなのに・・・)。
ホセの守備は極めてやばいし,打撃もはっきり言って怪しい。
投手陣も,田中,永井,朝井,岩隈,一場(+長谷部??)といった先発陣に,有銘,渡辺恒,山村といった中継ぎ陣,そして福盛の後を襲った小山が抑え,と弾数はそろっているものの岩隈・一場は今年見事に期待を裏切ったし,小山も今年の成績は見事だったが過去2年少なからぬ試合を壊してきている。
つまり計算が成り立たないのだ。
全員が額面通り動いてなんぼ,の世界だが,そんなことはかつての西武ライオンズと85年の阪神タイガースぐらいしか無かった。


だから球団としては,しっかりした補強をして欲しい。
投手陣の持ち駒を増やし,打者も2割8分・30ホーマーの大砲がもう1枚いないとつらい。
ノムさんとしても頭の痛いところだろうが,何とかやってほしい。


また,球団経営側もしっかりしたマネジメントを望む。
金を地元に落とす運用をしてくれなければ困る。
飲食物の持ち込みを一切禁止して,1杯650円もするビール売るなら,もっとサービスしろ,と言いたい。
その売り上げが中央に流れるのでは,地元ファンとしてはやりきれない。
千葉でやっていたようにビール半額デーを設けるとか(絶対2万人入るぞ),10杯飲んだら1杯無料にするとかやって欲しい。
だいたい,持ち込ませず,高い飲食物を買わせようという商魂がせこい。


そしてファン。
今年の観客動員増は喜ばしいが,過去2年より成績がよいから,強いから入ったのは見え見えである。
特にシーズンが終盤に入った9月下旬以降は,チケットが買えない状況が続いた。
4位が見えてきたらさらに拍車がかかった。
正直言って情けない。
ファンたるもの,強いから応援する,なんてのは邪道というものだ。
弱くてもファン足り続けるのが正道,と常々言ってきたが,来年また成績が落ちたりしたら,観客動員数が減ることだろう。
そんな浮動的なファンは,はっきり言っていらない。
優勝争いをするようなチームになるまで(そんな日が来るのか?),弱くても見捨てず応援するのがファンの務めだし,そんなファンを大切にする球団であって欲しい。
最後に,レフトスタンド上段に陣取ったなら,立って大声で応援せよ。
静かに見たいとか,ゆっくり落ち着いて見たいのなら,高い金払ってネット裏なり内野なりで見れば良い。
声を涸らして応援し,歌い踊るのがレフトスタンドである。
それが厭なら,内野へどうぞ。
目標,というかお手本はロッテの応援である。
あれ見て,負けんぞ,と思わなきゃ絶対今以上にはなるまい。


さて,今年こそファンクラブ入ろうか・・・。


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