koshiのお部屋2

万年三歳児koshiの駄文のコーナーです。

杜の館・・・

2013年06月09日 20時38分16秒 | 日々のこと,その他・画像等・・・

今日は,朝から多忙だった。
開店早々,実家近くの花屋に行き(知り合いが働いている) ,実家の母に頼まれた仏花を2,000円分誂えて貰い,今日が39回目の命日となる祖父の墓参をする。
我が家の菩提寺は,市内北西部に東西に走る丘陵の麓にある。
我が街の縄張りをしたのは,御存知藩祖である貞山公独眼竜であるが,京都に準えてその丘陵付近の地名は北山である。
そして,これまた京都と鎌倉に倣ったのか,北山山麓には北山五山なる寺院が勧請されている。
その大部分が,米沢からの移築だったり,仙台開府以来400年もの歴史を持つ代物だったりする訳で,このことについては,いずれ述べてみたいと以前から思ってきた。


墓参の後,所用で街に行く相方を送る。
市街地西部,かつて(今を去る37年前)市電が走っていた時代に終点だった八幡町なる地名が残る街まで,菩提寺からは10分足らずだった。
名前から分かるとおり,八幡社が勧請された町であり,初詣や松焚祭で賑わう社の社殿は国宝なのであるが,今回訪れたのは,18世紀以来の造り酒屋の後だった。
我が街は,残念なことに灘や伏見,或いは秋田や新潟のような酒処ではないのだが,それでも伝統ある杜氏が幾つかある。
今日訪れたのは,天賞なる銘柄の跡地である。
つい最近まで,大規模な工場が操業していたのだが,西隣の蔵王山麓の町へ移って数年になる。
その跡地は,co_opを初めとするショッピングモールとなってしまったのであるが,その東端にかつてを偲ぶ建物を移築し,隣の公園と併せて,市民の憩いの場として開放するに至った。
杜の館とは言い得て妙。
青葉の杜を控えた我が街に相応しい命名である。
何のことはない,昭和40年代までよく見られた平家建ての木造建築であるが,格子が実に美しい。
隣の公園には池を巡らし,ちょっとした回遊式庭園の様相を成している。
周囲は閑静な住宅街であるが,都会(・・・と言えるかどうか知らないが・・・)の中のオアシスと言った感じでる・・・。


身辺雑事の多い日常を少し離れると,意外なところに楽しい発見が待っているものなのである。
懐かしい風物に触れのというのは,何とも精神が安定するものだということを改めて思った。
そして,この後,周囲をさらに見て回ることで多くの発見と驚きがあったことは,またいずれ述べてみたい・・・。
電柱が惜しいが,全景はこんな感じ・・・。
格子が実に美しい・・・
裏手へ回ると・・・
庭園が待つ・・・
まさに都会(・・・かどうか知らんが)のオアシス・・・
全容は,いずれmixiとFacebookにうpしたいものです・・・。


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