koshiのお部屋2

万年三歳児koshiの駄文のコーナーです。

「江~姫たちの戦国」-第17回「家康の花嫁」

2011年05月08日 20時10分05秒 | TV&エンターティメント

さて今回はどんなサプライズが・・・と大いに期待して見ました・・・。
え゛,北政所と呼べ?
母を大政所と呼べだ・・・??
本来政所とは,太政官制で身分の高い公卿の家政担当のことを言うので,その夫人である北の方を北政所と呼んできました。
このあたりは,有名無実と思われがちな太政官制が,有職故実と共に宮中では脈々と残っていたことがうかがえ,興味深いことではあります。
ただ,その呼称を秀吉自ら命じたとは思えません。
そのうち,関白職を秀次に譲った秀吉が,
「わしを太閤殿下と呼べ」
とか言うのでは・・・と心配です・・・。


で,あっさり四国統一。
三姉妹周りの侍女に状況を語らせて済ませるとは,さすがです-脚本・・・。
旭姫のお床を家康が準備するくだりをカットしてでも,秀吉の動き,というか当時の情勢をもっと克明に追って欲しかったです・・・。
来週あたり,秀吉の出陣も描写されずに九州攻めが終わってしまいそうな気配が充ち満ちています・・・。


妹を離縁させてまで家康に差し出し,母親までも差し出した秀吉は何という冷酷非道な・・・ということになるでしょうが,これこそ人蕩しと呼ばれた秀吉の真骨頂だったと思います。
自分の身内を差し出しても・・・に対して,もし家康がさらに硬化したとしたら,それは家康自身にとってマイナスにしかなりません。
苦労人の家康はその辺が手に取るように分かったでしょうから,遂に重い腰を上げたのでしょう。
さらに,明日は大坂城へ・・・という家康の元へ秀吉がお忍びで現れて,下工作を頼んだのも事実でしょう・・・。
但し,場所は二条城だったか(多分違う),洛中のいずこと記憶しているのですが・・・。勿論,北政所とお江が同席して・・・の筈はございません・・・。


しかし,このあたりは狐と狸の化かし合い(狐ではなく猿か)というか(それは失礼か),両雄の虚々実々の駆け引きというか,千両役者同士のそろい踏みという感じで,歴史を彩る名場面・・・と思うのですが・・・。
ここでは,一切の私心を滅して秀吉へ誠忠を誓う家康の度量はさすが・・・というものをもっと感じさせてくれるような演出は無かったものか・・・と思います。
お茶々の変心は・・・私が突っ込むまでも無いでしょう・・・。


しかし,秀吉の周りって三成だけなんですかね・・・。
庶務に明るい三成が文官としての才能を発揮するのは,文禄・慶長の役での兵站処理あたりからでは・・・と勝手に思って来ましたが,三成以外に子飼いは居ないのか・・・と思ってしまいます。
きっと関ヶ原が近付くと,急いで伏線を敷くために加藤虎之助と福島市松を出すのでしょうか・・・。
この時期は家康は勿論九州征伐前夜だけに,有事の体制にあったと思われます。
そうなると秀吉の作戦参謀たる黒田官兵衛はまだまだ現役の筈ですが,賤ヶ岳でお役御免になったようです・・・。
あ,秀吉に一番近いのはお江が居ました・・・。
うっかり忘れておりました・・・。
さすが主役です・・・。


・・・ということで,今回は蘊蓄をたれる気力も無く流して見てしまいました・・・。
次回は,お茶々が落ちるのでしょうか・・・(どうでも良い)。
で,九州攻めがまた会話だけで終わって,後陽成天皇の聚楽第行幸が賑々しく行われ,美しく着飾った浅井姉妹が・・・となって・・・(違うか)。
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