長所伸展、一点突破。
船井総合研究所の中核の考え方のひとつです。
ここに私の「長所伸展法」の解釈を記しておこうと思います。
長所を伸ばす。ですが、短所の話は別のものとして解釈されることが多いようです。(長所を伸ばせば、短所が少しでも改善されると期待している。や、長所が伸びても、短所も克服する必要がある。という考え方)
この曖昧さを無くすため「長所伸展法は、短所には着眼しない」というのを書き添えておきたいと思います。
また、最初は伸ばすべき長所が分からない方がいます。これを見つけ気づかせてあげるのが上司または先輩(だけじゃないと思いますが)の役割になります。
とすると、「常に人の長所を見る」視点が日頃からないと、「あの人の長所は?」と聞かれても「急に聞かれても...」となり、コーチングできません。
「長所を見抜く」能力は、いかなるコミュニケーションでも役に立ちますし、日頃意識していれば、身につけるのは、そう難しいことではありません。
長所に気づきそれを認められ、仕事に結びつくと、その人の発揮する力は底知れません。自分が得意だと思ったことが、周りに認められ、得意なことをやっていると仕事上でも評価される。ということが起きるわけです。
生き生きするのは、間違いありません。
長所伸展法をまとめると
- 短所を無視する
- 長所に気づき(気づかせる)、自他ともに認める
- 長所を生かした仕事を行う
- 長所を褒める(自他共に)
これで、生き生きと仕事を楽しむポジティブ人間のできあがりです。会社の業績が伸びるのは明らかだと思います。
「人間は、心理的に欠けている部分に目がいく」(心理カウンセラー:衛藤さんのお言葉)、という訳ですので、やりすぎるくらいがちょうどいいのかも知れません。それでも短所に目がいくとき、「短所は無視!」と考えれば良いのではないでしょうか?
こういう評価をしてくれる会社があったらよいと思いませんか?
これからの時代、どんどん増えていくと思います。