日本メンタルヘルス協会代表 心理カウンセラーの衛藤信之さん(南カリフォルニアで花開いた人間性中心心理学(人間をデーター化せず多彩なこころの反応をそのまま捉える心理学)を学ぶ)の講演を聴く機会がありました。
素晴らしい内容でした。ただし、メンタルヘルスケアなどの話が出ると思っていたら大間違いでした。笑いと感動、泣きっぱなしのセミナーでした。
詳細な情報に関しては、衛藤さんの著書や日本メンタルヘルス協会のページを参照して下さい。(このページも大切なメッセージが発見できると思います)
ここでは、私なりに感じたメッセージやその後調べた内容などを織り交ぜてお話ししたいと思います。
- 大きな成功ではなく、日常のちょっとした喜びにこそ幸せを感じ、それを大切に。
- 足りないことに、嘆きうらやむのを止め、足りていることに感謝して生きよう。
- 大切なことは、幼稚園の頃に全て学んだ。大人になってそれが守り続けられない。それを思いだし、正直に生きてみよう。
- 笑うことは、本当に大切。
頂いた資料の中にも大切なメッセージがたくさんありました。ひとりごとのページから抜粋・加筆された内容とのことです。
日本メンタルヘルス協会の理念の中に、
「あくなき欲望に突き動かされて外の環境を支配することに幸せを求める行き方」ではなく「今の自分自身や、今の生活の中に幸せを発見できる能力の開発を目的としている」という一節があるそうです。すばらしいですね。
私自身の「幸せの概念」の中では、「足ることを知る」というのがベースですので、まったく共感できます。
インディアンのナバホ族に接し、そこに大きなヒントを見いだし、説明などに生かされています。ホピ族の聖なる予言(予言の岩という石刻画)の話もされていました。
大企業の役員クラスとも接することが多いそうで、いわゆる成功者で富のある方を見ても「幸せそうには見えない」と言われます。日常のほんのちょっとしたことに、幸せを感じる瞬間がたくさんあります。
当たり前と思う気持ちがその小さな気づきを邪魔し、「今日上る朝日や鳥のさえずりを聞く感動を忘れ、健康で五体満足に動く身体の奇跡を知らないで生きている」。
「日常の何気ない奇跡を感じる余裕を失った日本人は、”衣食足りて、礼節を忘れた”ような気がする」となげかれます。
セミナーで頂いた資料の最後に、「今日、生きていられることに感謝し、家族や部下がいることに幸せを感じ、一日の生活を楽しみましょう!」とあります。
根本的な考え方が、ここにあると思います。
衛藤先生、すばらしいお話しをありがとうございました。