日本で唯一残っている 伝統芸能継承地に生まれた今回初舞台の男子君、とても上手く演じていた。(重要無形民俗文化財指定)
今諸行事、日曜や祝祭日に変更される例も多い中、頑なにその日は守られている。
当然本人は学校も休みで、その時間は同級生などが教師引率で見学にも来る。

小さな神社の演舞場は見学者は屋外で、ちゃんとした席の拵えもない立ち見状態。
年によっては粉雪も舞う風雨の中でも演じられて、毎回TV局やマスコミ、日本全国から観客が集まって来る。
「どうでしたか?」の問いに、「声がはっきりとして、よく出来ました」と答えた。
現代人が聞いても理解できない古い言い回しを、半年間の練習で良く覚え、その成果が出ていた。
来年は違う役回りの筈で、また別の一面が見られるだろう。