先の船頭漕ぎ手と縁の話。
さて自身はと考えた時、どちらかと言えば船頭だったようだ。
29歳でサラリーマンを辞め独立して、サラリーマン時代が漕ぎ手で後は船頭と考えている。
遡れば祖父は戦前まで自営業で、数人の弟子を持つ村の鍛冶屋。
それが戦中の武器を作るための鉄供出で廃業。
寺の鐘まで国に取り上げられた時代は、もう鉄で商いは出来なかったのだろう。
それでもの田舎暮らしは田畑を持ち、食べるには困らない1人船頭。
太平洋戦争から運よく生き帰った父はサラリーマンになった。
漕ぎ手から始まり、50代半ばには300人ほどの部下を率いる身になって、どちらかと言えば船頭だろう。
話し戻して自身、サラリーマン時代が嫌ではなかった楽しく仕事していた。
だけど一生このままではとも漠然と思っていた、周りが右と言えば左へ進む性格は素直じゃない。
そうする事が格好良いと考える天邪鬼は、自然と独立の道へ。
中1で母を亡くし、中2で長期療養の病になって学校は遅れ、やっとの事で工業高校へ滑り込み。
当時大学へクラスから2~3人の時代は、進んだ高校が独立に必要なスキルを身に付けさせてくれて、55歳で引退の1人船頭で仕事を終えた。
35歳で始めた子供たちとの今の関りも、使われ指示されて動く身では出来なかった事だろう。
祖父の時代から受け継いだ何か(運)と縁に感謝している。
最初は漕ぎ手でも良い、一生それで良い人も居る。
その後どうするかは個々の考え方次第。
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