今日の荒尾道場は体調を崩した子たちが居て、3人だけの稽古になりました。
雨でグラウンドを使う少年野球は中止になっていて、でも狭い体育館入口に2人の姿が。
私服で練習する男子と指導者で、「今日は休みが多いので、良かったら中を使いませんか?」と促して、体育館を半分譲りました。
困った時はお互いさまで、広い中央小学校体育館ですから工夫すればどうにかなります。
自身会を創った頃、借りていた小さな公民館が地域行事で急に使えなくなる事がありました。
当時携帯で連絡なんて無い時代で、行ったら使えません状態で。
そんな時は仕方なく駐車場で、漏れて来る灯りで稽古したものでした。
空手も今ほど認知されていない時代で、38年前のそんな頃を思い出します。
しばらくぶりに高2君が顔を見せました。
185cmの長身イケメン君は、でも小学生の頃はどこにでも居る普通の子。
それが「言われて(私に)勉強の大切さ分かりました」と口にして、今では旧帝大へも合格者を出す私立優クラに在学中です。
英語得意っ子で、外国で商社を営む祖父からは跡継ぎにと期待されているようで、でも母親は絶対反対だとか。
取引き国によってはガードマン(銃携帯)がついて回るそうで、親の反対も解る気がします。
国際経営学部などある大学に行きたいそうで、そうなると時代感覚遅れた国立系では駄目そう。
私立を検討中だそうで、でも「お金がですねー」と奨学金の話なども色々として。
休憩時間って小さい頃からそんな話題が多いのです、我が会は。
話に興味ある子が周りに集まり、付いて来られない子は自然と輪を離れる会を去る。
人数少ない今が良い機会の荒尾道場、これから少しずつ変えて行きます。
子供たちの中にも色んな性格の子が居ます。
話をよく聞いて自分の意見を口にする子や、ろくに聞きも考えもせずに「はいはい」みたいな態度をとる子も居ます、小学生でも。
大人にもそんな人は多く、特に自分に分が悪い事を指摘されると瞬時に言い返す。
その短い時間によく考えているとは思えずで、とりあえず言い負けたくない保身で、頭に浮かんだことを口にするのでしょう。
そして一度口に出したがために引くに引けなくなる、言った事が違っていても訂正も謝りもしない。
結果それが重なると、「この人には何を言っても駄目だ」と相手にされなくなる、本人はそれに気づかない自分の言い分が通ったと勘違いをする。
ただもう、相手にされなくなっているだけなのに。
画像は福岡県道場で、常時これくらいの子供たちと一緒です。(4人休み)
比べて荒尾市道場の子供たちは2人だけ。
まだまだ郡部の市は、サッカーなどの流行りスポーツに人気があるようです。
「〇〇さんの眼鏡ない顔初めて見ました」とは休憩時間、年上者にタメ口は絶対に使わない小3君の言葉。
先日写真を撮らせてくれた中2ちゃんに対してで、その〇〇ちゃん。
「メガネ外すととても可愛い美人さん」の、ドラマではありそうなそんな子が昨晩はメガネを外して来ました。
動けば汗ばむ季節になると毎年の事で、外すと目力強い表情が新小3君には意外だったのでしょう。
中学生時代の3年間は供たち、容姿も驚くほどに変貌します。
男子は逞しく、女の子は匂う程に綺麗になって・・。
先日メガネの話。
帰りの車中、ママが「ゴメンね」と謝ったそうで、本人も同じで落着。
メガネはどうなったと聞いたら取ってあったそうで、思った通りの展開で収まりました。
互いに初めて親子やっているのですから、時には対立もする。
それが思春期なら親に、「死んでしまえ」くらいの言葉を発する子も居て、でもそんな事に驚いていては親は務まらない。
幾つになっても完全無欠な親子関係なんてありえないし、そう見えるのは対外向けの巧みな演技かも知れない。
仲良さそうな親子は、互いに相手が合わせているのに気づいていないのかも知れない。
子が世の中に出で自らの程を知るまでは親子間、多少の揉め事はあるのです。
