うつになってたかもしれない頃

私は、某親の会の掛け持ちをしていた。
親の会に逃げていたのかもしれない。
とにかく何かに熱中せずにいられない気持ち
夢が叶うかもしれないと期待を抱いていた時のこと

私の服装はＴシャツ・トレーナとズボンと運動靴
どでかいカバン
ノーメークに黒ブチめがね。

【絵顔君抱きかかえるにも】
【日程君追いかけるにも】こうでねーと

でも、学齢部の何かの集まりがあって某大学附属養護の母達の
服装・いでたちを見た瞬間目が点・点・点・・・・・・。

あ～抱っこしなくていいし、追いかけなくていいんだ～。
そんないでたちだった。
ふわふわのワンピース・スカートはいてた・サンダルだ・ヒールだ。
バッチリメークして、美容院でセットされた髪型だ。

すむ世界が違うんだなとつくづく思った。
障碍児の親といえ同じじゃないんだな

私もふわふわしたドレスを着たい、スカート着たい、サンダルだって履きたい
流行の服を着て学校へ子どもを送迎してみたいもんだ。
泣きたくなった。悲しくなった。惨めになった。

うつになって、ふわふわのワンピース着たいよーと言ったら、母が買ってやるから
と言ったが、現実問題何処へ着て行けばいいんだろうと思ったものだ。
それに、そういうものは値段が桁一つ違うことに
ぶっ飛んだのは言うまでも無い。