毎晩イタチ（フェレット）にアタマを引っ掻かれて、
ついにカサブタが出来てしまっている現状を、
飲み仲間にボヤいてみた・・・
そしたら彼女は、ゴールドに輝いた白ワインを静かに口に含み、
こう言った。
『ケージに入れておけばいいんじゃない？』
がーーーーーん。
ワタシのアタマには、フェレットをケージに入れておくという発想が、
まったく欠落していたのだ。
その発想の見事な突き抜け度は、
ピザに、おたふくソースをかけて食べてみれば！？
バターつきパンに、たくわんを乗せて食べてみれば！？
に匹敵する。
まさに、良いアイディアだ・・・
と言っても、イタチの身にになって考えてみれば、
１．陽が昇る頃、何だかワクワクする
２．嬉しくなって、ウロウロしている間に、グースカ寝ているニンゲンに絡みたくなる
３．ついでに腹も減っている
こんな風に、イキイキ＆ワクワクしちゃっているのである。
ケージなんかで、ワクワク度を誰かと共有できるわけがない。
なので、さらに良く考えてみれば、
ワタシがケージに入る状況を作り上げれば良いのである。
コロちゃんが目覚めるのは明け方4時15分。
というわけで、
4時に目覚ましをセットし、
コロちゃんが一番ワクワクするおもちゃを転がし、
ワタシは布団をかぶって寝る。
おもちゃを発見したコロちゃんは、
野次猫ポテチに挨拶をし、
ぬいぐるみを「巣」に運ぶ、という、お得意の仕事を始めた！
かくして、足温器の猫どもと、布団をかぶったワタシは、
二度寝という至福の時間を手に入れることができたのである。
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