忘憂之物

男はいかに丸くとも、角を持たねばならぬ
             渋沢栄一

ガチコメ的「チベットパンダの左ハイキック」

2008年04月17日 | 過去記事
■2008/04/17 (木) ガチコメ的「チベットパンダの左ハイキック」1

イオンシネマで映画を観て、買い物でもして帰ろうかと歩いていると、横にいる妻がいきなり笑いだした。とうとう「来るべき時が来たか・・・」と覚悟を決めていると、なにやら一枚のポスター、それも新作映画のポスターがツボにはまったようだ。

「カンフーパンダ」

・・・。

なんという安易なネーミング。それに最近、「カンフー~~」という映画をよく聞く。もちろん、こんなもん私が観るはずもないのだが、さて、なにゆえに我妻はこのように笑っておるのか・・?

「おとうしゃんみたい!!www」

なるほど、左の上段回し蹴りを繰り出しているこの「カンフーパンダ」が、風呂上りにパンツ一丁、シャドーを行う私のセクシーカンフーと似ているというわけだなしばくぞこら。

パンダ・・・。呑気な動物の代表みたいなもんだな。そういえば「たれぱんだ」というキャラクターも少し流行っていたような気がする。どっちでもよいが。

日本のアニメなんかでも、支那をテーマにしたものなんかは「パンダ」が登場することが多い。愛されるキャラではあるのだろう。あの巨体ながら、一日中、タケノコをしがんで食べているところも「平和的」なイメージばっちりであるな。どっちでもよいが。

日本でも支那との国交正常化の際、パンダが送られてきて「パンダブーム」があったそうな。私は生まれたばかりだから知る由もないからどっちでもよいが。

妻の愛読書でもある「いきものずかん」なんかにも、可愛らしいパンダのイラストと共にほのぼのと書いてある。なになに・・・?「パンダのふるさとは中国の四川省西部の高山地帯です」・・・?ああぁ、そう。なるほど。

つまり、

チベットの東部、カム地方のことである。

ジャイアントパンダは元来、チベットに生息する動物ではないか。

「ずかん」の呑気さが、日本人の呑気さと重なって余計に恐ろしく感ずる。

支那共産党のチベット侵略に際し、いつものように後先考えず森林を伐採し、何百頭のパンダを餓死させたのだ。なにゆえ、支那共産党がその「パンダ」を使ってプロパガンダできるのか。厚顔無恥も大概にしろとあれほど・・

「2」へ

■2008/04/17 (木) ガチコメ的「チベットパンダの左ハイキック」2

で、なんか、朝日新聞も呑気な記事を載せている。
http://www.asahi.com/life/update/0416/OSK200804160015.html
<ニイハオ北京、巨大パンダは色とりどり10万本 兵庫>

この「見出し」から、朝日のテンションがわかる。もう、うれしくて「紹興酒」飲み過ぎたんだろう。

<兵庫県豊岡市但東町の畑にチューリップ10万本で描いた巨大なパンダが登場した。18日に始まる地元恒例行事「たんとうチューリップまつり」の目玉で、今夏の北京五輪にちなんで地元農家が縦70メートル、横30メートルの畑に5色のチューリップで浮かび上がらせた。>

どこぞで、チューリップを何百と斬り殺している阿呆は、なんでここのチューリップを見逃すのか。パンダに罪はないどころか被害者ではあるが、虐殺五輪にちなんだ血まみれのチューリップこそ精神衛生上よくないと思うぞ?

ンなもん、全部ガチコメタンクで引き潰してやろうかという今日この頃、花を愛でる気持ちを忘れない、そんな“おとうしゃん”でありたいと思います。月に一度は、妻にローソンで花を買って帰る久代千代太郎です。フラワーショウ。

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まあ、支那を「ならず者」とするならば、例えばこんな国はどうだろう。

公共事業にじゃぶじゃぶと税金を使い、その周辺だけがメタボリックよろしく、ぶくぶくと肥え太り、それで財政が悪化したとなると、自国の弱者を切って捨てるという国。高度成長期を牽引してきた「おじいちゃん」と「おばあちゃん」に早く死ねと言わんばかりの医療制度の破壊。

コツコツ働いて細々と喰っている一般家庭から、取れるだけ取れと言わんばかりの問答無用の納税システム。もう、そろそろ、「こんな国」は滅ぼしてしまったほうがよくないかと、火炎びん片手に溜息をつく春の日であろう。

世界で反日国といえば?と問われたら「支那朝鮮に続いて第3位の日本」という笑えない冗談も現実味を帯びてきた。私も今の日本ならば好きにはなれない。チベット人にでも帰化したくなる。それかモンゴル人だな。トムヤカー!!

「3」へ

■2008/04/17 (木) ガチコメ的「チベットパンダの左ハイキック」3

左派の連中ももう、日本の加害責任をでっちあげるまでもなく、伝統をぶち壊すまでもなく、現在の日本の状況をごろんと転がすだけで本懐を遂げることができるだろう。そのままでも、かなり「嫌いな国」である。そして「変な国」でもある。

そもそも、この悪名高い「後期高齢者医療制度」なるものをつくったのは小泉ではないか。その小泉にして「総理大臣にふさわしい人NO1」とする国民性はどう理解すればいいのか。支那朝鮮に国を切り売りすることには反対でも、それがアメリカ様ならばよいとでもいうのか。郵政をやられたときに、私の周囲では「次は健康保険だ」と言っていた。事実、その通りとなりつつある。もう、貧乏人は病気もできない。老人は死ぬしかない。

アメリカの医療福祉は世界で37位だそうだ。経済大国、世界でいちばん喧嘩が強い国ではとっくにそうなっているのだ。日本もそれに追従するということだ。自由と人権は、一部の金持ちのものだ。それが資本原理主義・アメリカの正体ではないか。

ンなもん、支那が「ならず者」ならば、日本は「愚か者」ではないか。日本だけは支那の五輪を笑えないはずだ。「弱者が苦しむ」という社会システムは支那と同じではないか。

また、国内の自己矛盾に機能不全となった国家システムは、より強大な矛盾に取り込まれながら、確実に大切なものを壊しつつ、衰退の一途を辿り続ける。

「4」へ

■2008/04/17 (木) ガチコメ的「チベットパンダの左ハイキック」4

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例えばコレだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080417-00000087-jij-soci
<自衛隊イラク派遣に違憲判断=請求は棄却-名古屋高裁>
http://www.asahi.com/national/update/0417/NGY200804170005.html
<「空自イラク派遣は憲法9条に違反」 名古屋高裁判断>

国のために激務をこなし、その国から断罪される。

隊員の志を殺す。モチベーションを地の底にまで叩き落とす不義理である。

イラク戦争に大義がないなどということは勝手に書けばいい。イラクの市民をも巻き込んだ掃討戦であることは自明である。その殺戮に自衛隊が手を貸していると言うのも否定しない。事実、私もそう思っている。それこそ言論の自由である。議論はされてもいい。

しかし、そこには最低限「自衛隊員の労苦」は尊厳の対象として確保されなければならん。それが自国民ならば当たり前の感覚なのだ。先ず、それが木っ端みじんに壊れている。

朝日の記事からである。(このおばさんの写真をみて欲しい。このおばさんの倅さんが自衛隊員であり、現在、イラクで危険な任務についているのであろうと信じたい。でなければ、これほど感極まって喜ぶ理由がわからない。)

<判決は、首都バグダッドで米軍と武装勢力との間で激しい紛争が起き、一般市民に多数の犠牲者が出ていることを指摘。「イラク特別措置法にいう『戦闘地域』に該当する」と認定し、空自のイラクでの活動は武力行使を禁じたイラク特措法に違反し、憲法9条に違反する活動を含んでいると結論づけた。>

これだけならばわかる。しかし、この先についての議論が中空に浮かんだまま、意図的な悪意に浸されているのが問題なのだ。

「5」へ

■2008/04/17 (木) ガチコメ的「チベットパンダの左ハイキック」5

「アメリカの戦争に協力することは憲法違反」

これはその通りだ。だが、現実問題としてだ。ならば憲法改正の末「日米安保」を捨てるのか?という疑問が湧き出てくる。そして、これも当然だが「ならば、正式な国軍を持たねばならん」ということになる。「核武装も視野に入れねばならん」となる。で、こいつらが論理破綻するのはここからであるのだ。つまり、こいつらの論拠がおかしいとなるのは「ここ」なのである。だから既得損益が絡んでいない人や、自分の頭でモノを考える人には支持されないのである。こいつらはキラキラした目でこう言う。

「世界は平和であり、日本は戦争などしない。だから武器も軍隊いらない。」

ちょっとマテ。となる。現実はそうではないぞ、と。大丈夫か、っと。

無論、日本が毅然と「イラク戦争は支持しない」と明言することにこしたことはない。それが言えないから日本は属国であると嘲笑されるのであるが・・・また、なんと、それをしないどころか、真っ先に「支持しますとも!」と言った総理大臣がいたではないか。で、国民世論は「もう一度やってほしい!」と純ちゃんに言うわけだ。わけがわからない。

もうこの国は相当病んでいる。あんな盗撮裏ビデオに助成金が出るこの国は、自国のために誇りを賭けて危険な任務についている「兵隊さん」を労うこともしない。イデオロギー臭をプンプンさせた怪しげな団体が跳梁跋扈する。思うように、いいようにされている。

それにだ。アメリカを持ち出して屁理屈をこねんでも「自衛隊の存在」自体が憲法違反ではないのか。とっとと「9条」か「自衛隊」か、どちらかを破棄せよ。

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さて、もう、こうなったら「カンフーパンダ」でも観に行くか・・・。

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