忘憂之物

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<橋下市長>「戦争の総括必要」中韓に配慮

2012年09月27日 | 過去記事


<橋下市長>「戦争の総括必要」中韓に配慮

<新党「日本維新の会」代表に就く橋下徹大阪市長は27日、中国や韓国との関係について「日本が過去に周辺諸国に迷惑を掛けたことは間違いない。中国や韓国に謝り続けたからいいじゃないか、お金を払ったからいいじゃないかというのは違う」と述べ、第二次大戦の総括が必要との認識を示した。

 同日の記者会見で靖国神社への参拝について問われた橋下氏は「先人に対する敬意も必要だが、戦争の総括をしないといけない」と指摘。弁護士としての経験から「被害者側は腹の中に恨みつらみが残る。加害者側が謝り続けたからいいじゃないかという態度は取れない」と述べ、中韓に配慮して参拝時期などを判断する考えを示した。

 また、野田佳彦首相が「(尖閣諸島の)領有権問題は存在しない」と発言したことを批判。竹島について同様の主張をする韓国に国際司法裁判所での解決を呼び掛ける以上、「尖閣に領有権問題がないとの主張は矛盾している」と指摘した。竹島を韓国と共同管理すべきとの持論については「国益として考えないといけないのは島そのものより海域。(海底資源などの)利用に関するルールを決めないといけない」と強調した。【津久井達>






植物プランクトンの不可欠栄養素に「硫化鉄」がある。つまり、世界の海で魚が少ないところ、例えばアラスカとか南極、赤道付近の海には鉄が少ない。比して近くに川が多い海域や偏西風の影響で豊富な鉄を含む海には「カラフルではない美味しい魚」がたくさんいる。<鉄が地球の命を支えている>「鉄理論=地球と生命の奇跡――矢田浩・著」

パラオに行った二日目の夜、晩飯を喰いに妻と居酒屋へ。「刺身」というか、魚の切り身を生で喰っている感じだった。不味くはないが、普段、日本の魚を喰い慣れているこちらとしては物足りない。ホテルのレストランでも同じ。なんか、こう、ぐたっとしている。

「日本人向けの居酒屋」がある、ということでタクシーに乗る。「シャコ貝の肝」がポン酢で出てきたり、高級品の「キッコーマン」と「SBの生わさび」で生の魚を喰うと、なるほど、日本風だと納得するが、正直、これでは京橋の立ち飲み屋に適わない。とくに無理せず拘らず「タピオカのフライ」とか「スモークチキン」を喰うほうがよろしい。あきらめた私は次の日から、現地人のようにサラダ代わりの味のない果物、それと巨大なステーキばかり喰っていた。毎夜、美味い美味いと量も喰うから、そんなに美味いか、とグリルで働くパラオ人に気に入られた。名前が「サトウサン」だった。「~さん」まで入っている。わろた。

日本好きのパラオ人は、たぶん、京橋で2百円とかで喰える「あんきも」に腰を抜かす。それくらい「日本の普通」は美味いわけだが、先ほどの条件、つまり、川がたくさんあって偏西風の影響がある、日本の海のことだとわかる。

領土領海に興味がない人、どころか「あげたらいいじゃん」とか「共同管理で」とか言う人には「アワビ好き?」とか「カニは好き?」と問うようにしている。北方領土付近の海域からはタラバガニがたくさん獲れる。日本の漁船が銃撃される危険を冒してまで獲りに行くほどだ。それからホタテガイ。これも大きくぷりぷりしたのが獲れる。

竹島周辺からはアワビ、アナゴ、ズワイガニ。尖閣諸島周辺も素晴らしい漁場だ。ここからはカツオも獲れるがマグロも獲れる。台湾漁民が「売国せんべい屋」に釣られて領海侵犯するほどだ。めたんはいどれーと?石油なんか出るの?と言うテレビ大好きな人に説明する際、わかりやすい「盗られているモノ」として説明するといい。日本の海域から獲れた海産物を金出して関税を通し、それから流通コストを上乗せして皆様の食卓へ、が今の日本だ。これらの領土領海が日本に戻ると、日本の普通の「庶民」は毎月末に回っていない寿司屋に行ける。3500円のカツカレーを喰える金があれば、美味い肴で一杯飲れる。

2004年、ドイツやイギリスなど十数カ国からなる国際研究チームが、南大洋(南氷洋)に7トンの硫化鉄を撒いた。最近、結果がわかった。予想通り、鉄分を散布した海域は珪藻が大量発生。しかもその珪藻が死ぬとき、一緒に炭素を海に沈めるとわかった。植物プランクトンが増えて温暖化も抑制できる、と国際研究チームは喜んだが、海に鉄を撒く行為は海洋廃棄とみなされ、副次的影響への懸念を理由にロンドン条約で禁止されていた。研究チームは怒るが、ま、たしかに何かと心配ではある。

それについて、矢田浩氏は著書の中で<劣化していく生態系を変えなければ人類は衰退する>と言う。環境に合わせて変化していく、状況に応じて変化を受け入れる、これは生態系の宿命、生命というモノは生まれながらにして、自ら生態系の変化を行ってきたのだと。

大阪の橋下市長。安倍総裁が聞こえる頃から「竹島は共同管理で」とか言い出す。それから<日本が過去に周辺諸国に迷惑を掛けたことは間違いない。中国や韓国に謝り続けたからいいじゃないか、お金を払ったからいいじゃないかというのは違う>と韓国の大統領と同じことを言い始める。靖国神社については「戦争の総括が必要」「被害者・加害者」という論でマッタをかける。尖閣諸島は「竹島」を引き合いに出し<尖閣に領有権問題がないとの主張は矛盾している>と言う。韓国に国際司法裁判所に出て来いと言いながら、支那には「領土問題なし」と言い張るのは「矛盾」だという理屈だ。

鉄を撒かれたのか金を撒かれたのか。大阪市長といえども生命体。ならば環境、状況に合わせて「浪速の剛腕」から「浪速のルーピー」に変化する。劣化したのか本性が出たのか。


3 コメント

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Unknown (あきぼん)
2012-10-02 08:56:34
17日OKです。
仕事なので終わり次第京橋に出ます
月の半ばなので7時には京橋に行けると思います
近くなったらまたメールでもしますね
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Unknown (久代千代太郎)
2012-10-01 11:11:28
>あきぼん殿

参りましょう参りましょう。

ちょっと先ですが、10/17(水)とかどうでしょう。平日ですが。時間は6時?7時?まあ、そのくらいで。
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Unknown (あきぼん)
2012-09-29 15:44:19
なにわともあれ、阿部さんが自民党総裁になって
少しホッとしとります
そろそろ京橋の立ち飲み行きませんか?
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