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シー・シェパード代表、逃亡か=保釈先のドイツで所在不明情報(時事通信)>2012.7.26

2012年07月26日 | 過去記事

    




シー・シェパード代表、逃亡か=保釈先のドイツで所在不明情報(時事通信) - goo ニュース

<【サンパウロ時事】中米コスタリカ沖でサメ漁船への妨害活動を行ったとしてドイツ当局に逮捕され、保釈されていた反捕鯨団体「シー・シェパード」(SS)のポール・ワトソン容疑者(61)が所在不明となり、同国を逃亡した可能性があることが分かった。コスタリカの地元紙ナシオンなどが24日までに伝えた。

 コスタリカ司法当局に国際刑事警察機構(ICPO)から連絡があったという。ただ、SSは時事通信の電話取材に「何の情報もない」と述べたほか、ワトソン容疑者の弁護士も同紙に対し「先週末にドイツで面会したばかり。うそだ」と否定し、情報が入り乱れている>











ヒトラーは菜食主義者だったと言われる。しかし、それは最愛のゲリ・ラバウルが自殺してからのこと。ヒトラーは朝食に出た「ハム」が喰えなくなっていた。肉が「死体にしか見えない」ということだった。それでも大好物は「ケーキ」。つまり、牛乳と卵は喰える。いわゆる「ラクト・オボ・ベジタリアン」になる。

卵どころかチーズもダメ、が「ヴィーガン」だ。なぜだか知らんが蜂蜜もダメ。とにかく動物がダメという「純粋菜食者」だ。食べるだけではなく、皮製品とかも使わない。シーシェパード代表、ポール・ワトソンがこれだ。

もっとアレになってくると「フルータリアン(果食主義者)」というのがある。これは根菜がダメ。人参や大根は食べてしまうと「死ぬ」からだそうだ。だから球根もダメ。ニンニクとかラッキョを見たら「可哀そうに・・・」と泣く。リンゴとかミカンは大丈夫。だって実を食べても「木」が死なない。このあたりから、そろそろ宗教染みてくる。

インドにはアヒンサー(不殺生戒)がある。有名なのはヒンドゥー教。乳製品OKだが、基本的に肉食はダメ。ヒトラーと同じだ。もっとすごいのが「ジャイナ教」だ。これは畑を耕したら虫が死ぬ、火を熾せば虫が飛び込んで死ぬ、水を飲んだら微生物はどうなる、とイチャモンみたいなことを言う。だから信者は最終的には断食して餓死する。「人間がいなくなることが地球によろしい」という鳩山由紀夫はやったらいい。誰も止めない。

チベット仏教は肉を喰う。だって釈迦は肉を食べていたし、菜食主義を戒めにすることに反対もしていた。ポール・ワトソンは仏教徒でもないから勝手にすればよろしいが、このオッサンはどうにも海にしか興味がない。陸地の生き物はどうでもいい。シーシェパードの日本向けのホームページ、宣言書にはこうある。

<環境団体・シーシェパードは、各々の社会で生み出され、時に悪利用されがちな「文化的愛国主義」にとらわれず活動しています。シーシェパードの焦点はクジラ、イルカ、海ガメ、海鳥や魚類の保全です。海洋生物がもたらす素晴らしさ、重要性を示すのが我々の役割でもあります>

ポール・ワトソンが初めて訪日したのは1982年。長崎県に行って「イルカ漁を止めれば1頭につき100ドルを支払うが、止めないならばシーシェパード2世号を自沈させて港を封鎖する」と脅迫した。直感で仲間だと思った朝日新聞は「イルカの使者」と好意的に報じている。結局、ワトソンは長崎県の水産部長に諭され、そのときは何もせずに帰っている。それからもっと過激、というか頭がおかしくなる。<魚類の保全>、つまり、人間は魚を喰うなと言い始める。「能動的人口管理」とかも言い出す。これは「人間よりも動物を守ろう」という「脱人間宣言」である。だから日本人メンバーの「親川久仁子」も、クジラや地球を守るためなら暴力で衝突して命を落としてもいい、と公言する。これは当然ながら「相手の命」のことも含む。クジラを殺す人間など死んでも構わないと。短絡思考が過ぎると、このような極めて浅い矛盾から出られなくなる。

例えば、彼らが使う「武器」で有名なものに「腐ったバターみたいな臭いのする液体が入った瓶」がある。彼らはこれを100本とか投げる。ロケットランチャーで発射する。この中身は「酪酸」だ。酪酸は揮発性が低く、一度着いたら臭いも取れない。人間も目に直接入るとかすれば失明の危険があるが、中でも「水生生物」に対する有害性は著明。皮膚や粘膜に付着すると腐食させる。だからICSC(国際化学物質安全性カード)では環境中への放出を禁じている。つまり、ワトソンの愛する魚類は海中に拡散された酪酸で腐り死ぬ。

彼らが本当に「能動的人口管理」と言うなら、明日にでも海に飛び込んで死ねばいい。自らが魚の餌になる。それが有言実行の最たることだ。しかし、彼らは絶対にそんなことはしない。「ジャイナ教」のように餓死したりもしない。要するに大した志でもない。メディアで煽って寄付金をせしめるくらいしか考えていない。そのためにコスタリカのように怖くない日本を標的にして騒ぐ。そこらの反日左翼と根は同じだ。だから堂々と嘘も吐く。

親川久仁子は<調査捕鯨を開始して以来(1987年~)一度も調査・研究発表をしていない(本人のブログより)>と書く。日本は「調査捕鯨」と言うけれど、それは真っ赤なウソで本当は商業捕鯨だと。でも、それなら京橋の立ち飲み屋で「クジラベーコン」が700円もしない。「鯨専門店」で喰うコースが2万円とかしない。あんなでかい鯨が河豚より高いとか、ちょっと意味が通らない。

いずれにせよ、インドのスラム街で生きているストリートチルドレンにベジタリアンもヘチマもない。簡単に言えば「選んで喰える国」にいる人、あるいは「そういう境遇にある」人にしか言えない贅沢だ。肉しかなければ死なないために喰うしかないし、これはダメ、それもダメで生きていける環境のほうが地球には少ない。もちろん、菜食も肉食も勝手な話だから好きにすればいいが、そういう「驕り」は偏狭なヒューマニズムを飛び越え、エコテロリストの傲慢な理屈を構築する。彼らは「酪酸」だけではなく、鯨を守る、という大義名分の下、船首に巨大なコンクリート片を取りつけて体当たりする。ガソリンを散布してから照明弾を撃つ。爆発物も使えば、普通にライフル銃で撃ってきたりもする。

防弾チョッキに弾丸を仕込み「日本の捕鯨船から銃撃を受けた」とか子供みたいな嘘も付く。ワトソン一味の仲間だったピーター・ベスーンが日本の捕鯨船に乗り込み、船長に手紙を渡すとそこには「クジラを殺すな」じゃなく「300万ドル払え」と書いてあった。それから衝突事故も自作自演、沈没事故も自作自演だった、と同氏はラジオで暴露した。これも支那朝鮮、国内の反日連中と似る。

目が覚めたピーター・ベスーンはシーシェパードを脱退。ポール・ワトソンを「不正直」で「道徳的に破綻」していると言った。それから<故意に情報操作を行ったりウソにまみれた団体の一員であることは、もはや耐えられない><毎月、何らかの大ウソが流されるのを見て、彼らの悪辣さに気づいた><ウソは日常茶飯事で、重大なウソはみんなで示し合わせる>と民主党を辞める議員みたいなことを言った。氏の「捕鯨反対」は変わらぬも、目の前が明るくなったのではないかと察する。その嘘吐きは犯罪者になって、いま、逃亡者になった。海にでも逃げればいい。クジラの恩返しがあるかもしれない。


ピーター・ベスーンは裁判前、日本のメディアに対して<日本人は礼儀正しく、過酷な扱いを受けたことは1度もない。憎むべき国ではないと言いたい>とも言った。さて、その「日本のメディア」の中には朝日新聞もいたのかどうか。耳が痛かったか、それとも舌打ちでもしたか。




1 コメント

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新幹線男。 (電車男。)
2013-01-08 19:47:08
勿論シーシェパードは正義ですよ。
当然シーシェパードは善人ですよ。
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