想像を絶する友愛が始まった

■2009/09/16 (水) 想像を絶する友愛が始まった1

安倍内閣は「お友達内閣」福田は「崖っぷち内閣」・・・。

麻生さんは「世襲内閣」とか「若旦那内閣」なんて言われていました。もちろん、全部、マスコミが名付け親ですが。ンで、今度の「鳩山内閣」は何かと思ったら、

「オールスター内閣」

じゃじゃん！「友愛内閣」じゃないのかｗｗｗ

ンなもん、もう、あっさりと「小沢内閣」でよろしい。以上。

http://www.asahi.com/politics/update/0916/TKY200909160313.html
＜鳩山首相、就任会見の全文＞

気付いたら18：00少し前だったから、慌ててテレビをつける。我らが鳩山総理大臣の就任会見である。これを見逃すほど、私の仕事は忙しくない。「ちょっとテレビ見てくるね！」という、およそ会社で発するはずもない言葉を残し、私はテレビのある「宿泊部屋（私専用）」に移動する。コーヒーもあるし、準備は万端だ。さあ、こい、友愛。

・・・・質疑応答の前にウダウダ言っていたが・・・要約するとこうだ。

＜ぜひ国民の皆さんにも、ご寛容を願いたいと思っております。＞

そら、まあ、民主に投票した人は文句ないだろうし、自民に入れた人は「政治に口を出すな！」と小沢一郎に言われているしね。社民と国民新党に入れた人も黙ってててね。ということはつまり、頼んだぞ共産党！（笑）

ンで、子供手当がどうの、経済対策がどうの、官僚主導がこりゃこりゃ、政治指導でそりゃそりゃ、ああそれ、日米同盟がどうしたこうした・・・とまでボケっと聞いていたが、ここで聞き捨てならん言葉を吐く。傀儡かなんか知らんが、最低最悪の総理大臣の誕生だ。

産経新聞の阿比留記者の質問だ。

今更だが、この「売国内閣」には、かつて横田めぐみさんを拉致した実行犯「シン・ガンス元死刑囚」の釈放嘆願書に署名した腐れ売国議員が2名含まれている。管直人と千葉景子のふたりだ。阿比留記者は「その過去の事実」について、今後、日本を担う政権与党として、また、閣僚として拉致問題に対するときのスタンスを問いただしたのである。

鳩山内閣が「拉致問題は解決させる！」と言っても、現閣僚の中に「シン・ガンスを釈放せよ！」と署名した議員がいるではないかと、それでは北朝鮮としても「釈放に賛同した議員が閣僚にいるのに、今更どういうことか？」と言われるのではないかと問うたのだ。

「2」へ

■2009/09/16 (水) 想像を絶する友愛が始まった2

もちろん、答えに窮した鳩山だが、まさか、ここまでアレだとは恐れ入った。

この質問に対し、日本の総理大臣は次のように答えた。

＜私は、過去の経緯というものは事実としてあろうかと思います。ただ一番大事なことは、北朝鮮に対しては拉致問題を現実的に解決に向けて進めていくということが肝要であります。そのためにも今回、国家公安委員長になりました中井洽さん、中井大臣に拉致問題担当大臣というものを命じているところでございます。彼が今日まで拉致問題に対して大変積極的に行動して参ったということに、私は重きをおかしていただきながら、拉致問題をうまく展開させていくために努力を惜しまない、このように考えておりまして、過去のことに関して、私はいま２人の大臣に問うことは考えておりません。＞

これは「質問の趣旨をとらえていない」とか「拉致問題解決に対する決意が伝わらない」などの悠長な話ではないのである。そもそも、中井大臣が拉致を担当することなど、今は問うてはいないのだ。それよりも、である。

＜過去のことに関して、私はいま２人の大臣に問うことは考えておりません。＞

管と千葉が「拉致実行犯の釈放嘆願書に署名したこと」は確かに「過去の事実」であろう。そして、それを今、引きずり出して問われても「どうしようもない」とでも言うつもりか。あったかなかったかも定かではない「日本軍の過去」を追求し、支那朝鮮に未来永劫日本人の金と誇りを売り渡そうとしているくせに、なにが「過去を問わない」のか。

「3」へ

■2009/09/16 (水) 想像を絶する友愛が始まった3

しかしながら、最も憤激すべきことは、




横田めぐみさんは未だ拉致されている。



という「現在の事実」、つまり、「現実」である。

過去の話ではない。今、ここにある現実問題なのだ。

今、既にもう、日本人拉致被害者全員が日本の土を踏んで家族に会い、40歳を過ぎた横田めぐみさんと横田夫妻が思い出の地を回り、家族水入らずで日本の名所でも旅行して、それこそ「過去の悲惨な事実」を必死に埋めている最中であっても、更に1万歩譲っても、

「過去、そのようなことがありました。日本の政治家としてはあるまじき行為であったと思います。拉致被害者の方々、そのご家族の方々にはこの通り、謝罪いたします。」

と述べて、閣僚全員で土下座しても許される発言ではないのだ。

鳩山由紀夫は恥を知れ。賛同する民主党議員も恥を知れ。

民主党に投票した日本人は考えろ。

また、このあと、小沢幹事長の西松献金問題の質問に際し、「国策捜査ではないのか？」という呆れ果てる発言について問われ「一度は言ったが2度は言わなかった」という前代未聞の言い訳をしたり、己の個人献金における虚偽記載にも突っ込まれ、「説明を尽くす」だの「ご理解いただきたい」だのと、わけのわからんウダウダ応答で煙に巻くこともどうでもいいが、この管と千葉に関する「過去は問わない発言」は看過できる発言ではない。

ならば堂々と、それこそが友愛だと宣言して見せればいい。拉致実行犯であっても、他人の幸せが自分の幸せだと思えと、釈放嘆願書には友愛と書いたのだと国民に言えばいい。

「4」へ

■2009/09/16 (水) 想像を絶する友愛が始まった4

日本国民は、「日本列島は日本人だけのものではない」と明言する総理大臣の誕生を許してしまった。この「オールスター内閣」とやらにも、自民党議員の失言問題などぶっ飛ぶ暴言が数多あるが、マスコミが報じない限りは「ない」のと同じだから問題ない。

テレビを見れば、新しい友愛総理が持ち上げられている。前の総理大臣は帝国ホテルのバーで飲んだら叩かれ、カップラーメンの値段が400円だと言ったら笑われた。それがどうだ。鳩山夫婦が何万円もする寿司屋に通ったりしても、そこの店主が出てきて「仲の良い御夫婦ですね。ぜんぜん、普通のお客様です。気さくで優しくて・・・」とやる。スタジオでは女房想いの良き旦那で、ユーモアがあってセンスがいいと提灯コメントが飛ぶ。

本来、ここでは「いつ手のひらを返すのか」と皮肉って終わりたい。しかし、最悪の場合、このままエスカレートするだろう。

戦後64年続いてきたGHQの指令。「マスコミは時の権力を叩け」は作戦終了し、太平洋の反対側から「新たな司令」が出されているのかもしれない。もうすぐ「何か」が完成するのかもしれない。