忘憂之物

男はいかに丸くとも、角を持たねばならぬ
             渋沢栄一

「助けて」響く悲鳴=「取りつかれたよう、何度も」―休日の繁華街騒然・大阪(時事通信)>2012.6.11

2012年06月11日 | 過去記事

    




「助けて」響く悲鳴=「取りつかれたよう、何度も」―休日の繁華街騒然・大阪(時事通信) - goo ニュース

< 「助けてくれ」。大阪・ミナミで10日、通行人の男女2人が殺害された事件で、逮捕された礒飛京三容疑者(36)は無言で何回も男性を刺し、通り掛かった女性も襲った。飲食店が多い通りに響く被害者の悲鳴。「取りつかれたようだった」「怖い」。目撃者は顔をこわばらせた。近くには買い物客らでにぎわう百貨店や商店があり、休日の繁華街は騒然となった。

 事件があったのは、南北に延びる心斎橋筋商店街の路地を東に百数十メートル入った場所。焼き肉店の男性店員(52)は、若い女性が「キャー」と悲鳴を上げて逃げる姿を見て気付いた。「助けてくれ」と叫ぶ男性に、男が馬乗りになって包丁で刺していた。店員も東方向に走って逃げ、自転車に乗った女性に「早よ逃げや」と言って追い越す際、振り向くと、追ってきた男がその女性に包丁を振りかざす瞬間だった。

 「助けて」と女性の叫びが響く。なおも男は店員を追ったが、引き返し、倒れていた男性に再び包丁を突き立てたという。店員は「男は無表情、無言で何を考えているか分からない感じ。取り押さえられた時も無抵抗だった」と話した。

 男性会社員(32)は近くで友人と待ち合わせ、事件を目撃。「男が取りつかれたように刺し続けていた」という。「うつろな表情で無言のまま男性の肩や胸、脇腹などを何回も刺し、血まみれでふらふらと歩いて今度は女性の背中や脇腹を2、3回刺した」と振り返った。

 ホテルの男性従業員(45)は「あー、あー」という男性のうめき声を聞いた。パトカーや救急車が次々と到着し、「殺人事件が起きるなんて」と驚いた様子だった。金券ショップの20代女性は、あおむけに倒れ、苦しそうに動く男性を見て「本当に怖い」と声を震わせた>









当時24歳の金川真大は2008年2月、包丁とサバイバルナイフを購入。金融機関から残高のほぼ全額40万円を引き出す。それでゲームを買ったり漫画を買ったり、思い残すことなく使ったあとは、いよいよ妹を殺すか、近くの小学校を襲撃するかと考えて興奮する。

しかし、元来の無計画馬鹿。2008年3月19日のその日、妹は外出中。襲撃予定だった小学校は卒業式で多くの保護者がいた。知らない大人がたくさんいるところは勘弁、ということで通りかかった近所、玄関前にいた72歳のお爺ちゃんを刺した。「土浦連続殺傷事件」の幕開けとなる。

茨城県警は事件から二日後、放置された自転車から特定した金川を指名手配する。金川は最寄りの荒川沖駅から常磐線に乗り秋葉原に向かった。そこで宿泊して携帯電話から「ボクを捕まえてごらん」と警察に電話する。茨城県警は常盤線各駅に捜査員を配備、最寄駅だった荒川沖駅には8名を置いて厳重警備した。

金川は「殺害できそうな通行人」を探してウロウロするが、無抵抗で殺されてくれるような弱そうな人が見つからない。そのうち、オレはまだひとりしか殺していない、と焦り出す。理由は「それでは死刑になれないから」だった。指名手配もされている。でも、いま、捕まるわけにはいかない、とか考えながら常盤線のローカル駅から徒歩で荒川沖駅に向かう。包丁もサバイバルナイフも所持したまま、厳重警備だった常盤線周囲を歩く。

黒いニット帽、黒い上着だけでやり過ごす。どころかこの馬鹿は実名でホテルにも宿泊する。いったい、なんで見つからなかったのか、と不思議に思うが、その理由を知れば不思議でもなんでもないとわかる。話は簡単、捜査員は「金川の写真」を所持していなかった。顔を知らなかったわけだ。だから金川はスムーズに荒川沖駅前に立った。駅改札口から北口、南口にかけて大暴れした。殺傷されたのは8名、駅から離れた通路で最後に刺された男性が亡くなった。男性は茨城県警土浦署の警察官だった。

金川は「これで何人か死んだだろう。もう十分だ」ということで、そのまま荒川沖交番に行く。ところが、交番には誰もいない。仕方がないから呼び出し電話で「犯人です」と通報した。それから慌てて駆けつけた警官に悠々と逮捕される。加藤智大はその3ヶ月後、秋葉原で無差別殺人を行う。加藤は「この事件(土浦連続殺傷事件)を参考にした」と供述している。警察は殺したあと、つまり「目的を達した後」にしか役に立たないと知った。これもまた連鎖して「マツダ本社工場連続殺傷事件」が起る。期間社員だった引寺利明は「秋葉原の事件を見て思いついた」として、東正門から暴走車を乗り入れて12名を車で轢いた。1名が亡くなった。キチガイは連鎖する。

達成感で満たされた金川真大は、事件の公判で傍聴席に向かい笑顔でピースサインをした。望み通りの死刑判決を受けて「完全勝利」とインタビューにも応えた。それから<あとは、死刑執行までの時間をいかに短くするか。(国が執行に)動かなければ裁判に訴える>と言って笑みを浮かべた。悪人は改心することがある。罪人は償うことができる。しかし、キチガイは治らない。

大阪ミナミでの通り魔、礒飛京三も「死刑になりたい」と抜かす。死刑反対論者はこれをして「死刑制度が凶悪犯罪の抑止にならない証拠だ」とか言いたい。死刑制度維持に賛成する者らは「それでもやっぱり死刑にすればいい」としか言わない。どちらにもひとこと言いたい。それではダメだと。

こういうときこそ支那人やらキリスト教の残酷さに学ぼう。中東でもいいしロシアでもいい。一寸刻みで生肉を剥ぎ殺す「凌遅刑」も一考だ。馬用の注射機に熱湯を入れ、それを肛門から直腸に流すのもよろしい。腸がただれて腐り死ぬまで3日ほどある。ロシアの処刑も優れモノだ。若いポプラの木を尖らせ、それを肛門から上手に刺し進めて肩から出す。串刺し状態にしてから水を与える。1週間は死ねない。ピョートル大帝はそこに「風邪をひかないようにね」とガウンを羽織らせてくれる。秀逸である。

「ファラリスの雄牛」なんかも有名だ。真鍮製の雄牛の中に放り込んで火を焚く。雄牛の頭部は複雑な構造になっていて、囚人が中で炙り殺されるときに発する絶望の悲鳴を「雄牛の唸り声」に変える。黄金色になるまで熱したあと、その蓋を開けると溶けて焦げ付いた骨が光沢を放つ。古代ギリシャ人はそれをアクセサリーにした。素晴らしいではないか。

死刑判決をして「完全勝利」とVサインの金川真大は、裁判で被害者の傷口の写真を見せられて失神した。所詮はその程度の人間、こんな連中には、頼みますから死刑だけは勘弁してください、と泣き叫びながら逃げ出し、屋上から飛ぶほどの処刑法を用いらねば効果はない。死刑になりたくないから人は殺さない、と決意させねば意味もない。そんなことは残酷だ!と批判する人はどうぞ、今回の事件でもいいから裁判を傍聴して、殺されたお二人の傷口の写真でも見せてもらえばいい。それで吐いたり、失神しなければ、その「残酷だ」にも説得力はある。筋は通らぬが、話くらいは聞いてくれるかもしれない。




2 コメント

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Unknown (後輩)
2012-06-12 15:37:31
現場は会社のすぐ傍で、出勤していれば犯人に出会う可能性もある位、頻繁に通る道です。

ホントにいつ自分の身に降り掛かるか分からないですね。

人込みは避けた方がいいですね。
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Unknown (久代千代太郎)
2012-06-16 21:54:22
>▲

だね。気をつけないとね。


>人込みは避けた方がいいですね

人の少ない道も危ないと思うw

とりあえず、全力ダッシュで逃げる。それで無理なら獣になって反撃に転じる。これだね。

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