
今日は、梅雨の最中で曇りがちではあるが、雨は降らず、晴れ間もあるとの天気予報だったので、秩父方面へ向かうことにし、朝6時前に自宅を出立した。車で北に向かい、国道463号線に出て西に向きを変え、羽根倉橋で荒川を越えたが、出立が早かった性か、たいした渋滞はなかった。
その後、右折して、国道254号バイパスを北向し、富士見市役所前のインターチェンジから左に折れて、再度西進し、ふじみ野市で国道254号線(川越街道)を横切って、脇道を進んでいった。それから、国道299号線に出て、飯能市域を通過したが、通勤時間帯より少し早かったので、車の流れはまずまずだった。その後も、順調に走って、正丸トンネルを潜り、芦ヶ久保の道の駅でトイレ休憩してから、横瀬町を通過して、秩父市域へと至った。
そして、荒川を公園大橋で渡って、9時前には、「秩父ミューズパーク」へ着き、南側斜面林にある拠点広場の駐車場に車を駐めた。
例のごとく、長靴に履き替え、防虫スプレーを手や足に噴霧してから、カメラと飲料水を携えて、蝶を目当てに散策を開始した。
いきなり、ウラギンシジミのオスと出くわしたが、シャッターチャンスはなかったのが残念だ。周辺は、草がよく伸びていて、ていねいに探してみたが、蝶の姿があまり見えない。それでも、丹念に探っていくと、ツバメシジミを発見したので、葉の上に止まったところを接写した。
それ以外の蝶は見つけ出せなかったので、遊歩道に沿ってトンボ池の方へと向かったが、道端にいたキタキチョウやダイミョウセセリも撮影しながら歩いて行った。
トンボ池周辺を巡ってみると、スジグロシロチョウがたくさん集っている木を発見した。望遠で何枚も撮らせてもらったが、5~6頭もいて、なかなか絵になった。しかし、それ以外には、キタキチョウが舞っていただけだったのが残念だった。
やむを得ず、さらに遊歩道を歩いて、紅葉谷湖へ行ってみたが、ここにもほとんど蝶の姿が見られなかった。それでも、しばらく粘っているとコジャノメとクロヒカゲだけは、見つけることができて、カメラに収めた。天気は曇りがちで、それほど暑くはないが、湿度が高いせいか、汗がしたたり落ちる。
仕方なく、それ以外の蝶には出会えないと判断して、場所を移動することにした。
それから、拠点広場へ戻ってくると、道路脇の空地に夏草が生い茂り、花がいくつか咲いていたので、ていねいに蝶を探してみると、ヤマトシジミがカタバミの花で吸蜜しているのを見つけた。しばらくじっとしてくれていたので、何回も接写した。そうしていると、コチャバネセセリとイチモンジセセリも飛んできて、近くのアカツメグサの花に止まったので、シャッターを切らせてもらった。
続いて、コミスジも舞って来たので、追いかけて撮影に成功したが、花が咲いている所には、蝶が集ってくるので、とても楽しい。
それからは、斜面広場の方へと向かおうとしたが、途中の駐車場周辺を巡ってみると、ツバメシジミとヤマトシジミがいたので、再び撮影しておいた。
続いて、斜面広場へと入っていったが、サルスベリの花が咲き始めていて、とてもきれいで見晴らしもすばらしい。しばらく、サルスベリの花を撮りながら、蝶を探してみたが、キタキチョウやモンキチョウぐらいしか見つけられなかった。それでも、花をバックに撮影しておいた。
その後は、林間へと入っていったが、ほとんど蝶には出会えなかったので、駐車場の方へと戻っていったが、途中では、ヤマトシジミぐらいしかいなかったのが、残念だ。
2時間ちょっとの散策で、12種類の蝶としか出会えず、この時期としては少ない気はしたが、曇りがちで、それほど暑くもなく、散策できたので、良しとすることとした。
正午までには、少し時間があるが、昼食場所を探して、ここを出ることにした。
そして、国道140号線に出て、皆野町方面へと走り、国道脇にある「かっぱ寿司」に入って、少し早い昼食を取った。その後、再び国道を走り、「美の山公園」入口で右折して、カーブの多い急峻な山道を登っていった。
カーブがきついので、慎重にハンドルを切りながら、どんどん高度を上げていき、美の山(標高587m)山頂付近にある「美の山公園」第1駐車場へ車を駐めたが、平日なのでガラガラだった。
再び、長靴に履き替え、防虫スプレーを手足に噴きつけてから、カメラと飲料水とを携えて散策を始めたが、晴れては来たものの、雲の多い天気なので、雷雨でもないかと少し心配だ。念のために、折り畳み傘も持っていくことにした。
山頂付近には、あまり蝶の姿が見えなかったが、それでもまずヤマトシジミとキタキチョウを見つけて撮影した。また、アジサイもまだ咲いていたので、カメラに収めておいたが、その近くを飛んで行ったキアゲハは撮り逃がした。
やむを得ず遊歩道を歩きながら、“花の森”の方へと向かうことにした。途中の開けた林間で、蝶を探してみたが、やっと、勢いよく飛んでいるモンキアゲハを見つけたものの、まったくシャッターチャンスはなかった。
その後、注意深く草むらを探しているとスジグロシロチョウを見つけたが、斜面で転びそうになり、撮り逃がしてしまった。
それから、さらに遊歩道を歩き、奥にある展望台まで行ってみたが、ここにもあまり蝶の姿はなかった。
仕方がないので、展望台下の斜面を探索してみたら、オカトラノオの花で吸蜜していたダイミョウセセリを見つけたので接写した。また、コジャノメも飛んできて、地表に止まったので、シャッターを切った。
それからは、急斜面を下って、“みはらし園地”まで行ってみることにしたが、途中の林間では、コジャノメとダイミョウセセリくらいにしか出会えなかった。
“みはらし園地”まで来てみたものの、ここにもあまり蝶の姿が見えず、しばらくベンチで休憩し、水分補給してから戻ることにした。
途中でもあまり蝶の姿はみえなかったが、“花の森”の下の草むらを探っていたら、思いがけずホソバセセリのメスに出会ったので、急いで接写した。埼玉県内では、しばらくぶりにみかけたもので、県内では準絶滅危惧種になっている蝶だ。
その後は、急な斜面を登って、エントランス広場まで登っていったが、途中で、ツバメシジミのオスとウラギンシジミのメスが葉上に止まっていたので、カメラに収めた。
山頂付近の園地まで戻ってきても、ヤマトシジミに再会したくらいで、それ以上は、他の種類の蝶には出会えなかったので、駐車場へと戻っていくことにした。
そうしたら、駐車場の脇にの葉上にダイミョウセセリが止まっていたので、接写しておいた。
結局、ここでは10種類の蝶と出会え、この時期としては、少ない気もしたが、曇りがちだったので、やむを得ないかとも思う。しかし、久しぶりにホソバセセリに出会えて撮影できたのは、収穫だった。
それからは、帰途につき、車で山を下り、国道140号線から、国道299号線に出て、正丸トンネルを潜って、往路とまったく同じ道を帰っていった。
飯能市を経由し、入間市、狭山市、川越市、ふじみ野市と通過して、再び荒川を羽根倉橋で越えて、さいたま市域へと入っていった。しかし、ほとんど渋滞もなかったので、順調に走り、途中のヨークマートで買い物をしてから、夕方には自宅に帰着した。
人気blogランキングへ→
国内旅行ブログランキング⇒