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いつものようにむ首から愛機ニコンをぶら下げて、散策を始めたが、まず正丸峠の方へ向かってみることにした。国道299号線を秩父方面へ少し歩くと、旧正丸峠への矢印が出ていたので、旧道に沿って登っていくことにした。道沿いの山里は、花に覆われていて、とてもきれいで、暑さもそれほど出なく、コンディションも良い。
のんびりと民家を眺めながら、細い旧道を進むと、坂元の集落のはずれにたくさんの花が咲いていて、蝶が飛んでいるのが眼に入った。追いかけてみるとテングチョウだったので、カメラに収めた。また、コミスジも飛んでいたので、シャッターを切った。
山間の畑地脇の野草にヒメキマダラセセリが1頭止まっていて動かなかったので、接写させてもらった。近くの休耕地には、ヒメジョオンが咲いていて、それにモンキチョウやモンシロチョウ、ヒメウラナミジャノメ、ヤマトシジミが寄っていたので、順番に撮影していった。
集落の最上部の民家の庭先には、アオスジアゲハも飛んできていたが、撮り逃がした。そこを過ぎると旧道は杉林の中に入っていき、渓谷沿いに上ることになったが、蝶の数はめっきり少なくなって、コジャノメとコミスジくらいにしか出会わなかった。それでも、新緑が心地よく、気分は上々だ。きつい上り坂もあったが、2時間ほどで、標高668mの旧正丸峠に到達した。
そこで小休止していると1人の中年ハイカーが来たので、道を尋ねてみたが、正丸山を越え、正丸峠に出て、関東ふれあいの道を通って、出発点に戻った方が良いと判断した。
15分ほど休憩してから、尾根道を正丸山の方へ向かったが、急勾配が続き、とてもしんどいので休み休み上っていった。尾根筋には、時々コジャノメが出てくるので、カメラを向けた。また、黒っぽいアゲハ蝶が急スピードで飛んでいくが、なんだかよくわからない。
やっと、正丸山の頂上(標高780m)にたどり着くと、黒っぽいアゲハ蝶が再び飛んできたので、注意深く観察するとモンキアゲハたと知れたもののシャッターは切れなかった。しかし、近くにいたダイミョウセセリはなんとか撮影した。
その後は、尾根沿いに下っていったが、途中の休憩所のところでヒオドシチョウを発見したのでカメラに収めたもののツマグロヒョウモンは撮り逃がした。さらに下って、正丸峠の奥村茶屋にたどり着くと道沿いの雑草にモンキチョウが寄っていたのでカメラを向けた。
ここからは、自動車道に沿って下ることも出来るが、私は関東ふれあいの道で正丸駅へと向かうことにした。しかし、峠からは、急勾配の階段になっていて、注意しながら進んでいくとテングチョウが何度も飛んでくるし、メスグロヒョウモンのオスも飛来したので、シャッターを切っておいた。
その後は、杉林の中を進んだが、石がごろごろしていて足場が良くない。清らかな渓流沿いに進むようになって、アサギマダラが飛んでいるのを発見したが、残念ながら撮り逃がした。
大蔵山集落まで下りてくるといろいろな花が咲いていてとてもきれいだ。そんなところに蝶の姿も散見されたので、気をつけて見てみるとキマダラセセリやテングチョウだったのでシャッターを切っておいた。
集落の中程まで来ると道端の野草にウスバシロチョウが来たので、接写した。さらに進むとアオスジアゲハやクロアゲハも吸蜜していたので、撮影した。また、民家の脇に植えてあるサクラソウの花にウラギンヒョウモンが寄ってきたので接写した。
そうこうして、やっと正丸駅の駐車場まで戻ってくるともう13時になっており、4時間以上歩いたことになった。腹も減り、脚も疲れていたので、これで散策を終え、車に乗って帰途に就くことにしたが、18種類の蝶とも出会え、快適なハイキングも出来たので良かったと思う。
その後、国道299号線沿いにある休暇村「奥武蔵」のレストランに立ち寄って、カツカレーを食べてから、来た道を戻っていったが、さしたる渋滞もなく、夕方には自宅へと帰り着いた。
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