八文字学園・学生支援センター

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返還用の口座(リレー口座)の設定について

2024年10月17日 | 学生支援センター
先週のblog(来春卒業する学生向けに「返還のてびき」が届いています)で、リレー口座について少し触れましたが、今回のblogでは、リレー口座の設定についてまとめてみたいと思います。

ここ数年、リアルに学生の登録状況を見ていますが、ほとんどの学生が、奨学金を受給していた口座を、返還用の口座(リレー口座)に設定しているようです。

ここで「考え方」の部分でのideaを紹介したいと思います(実践するか否かは本人 or ご家族の意向次第です)

給料を受給する口座とは別にした方がbetter

茨城県内の企業に就職すると割合的にJ銀行が給与口座...になると思います。

そのJをリレー口座に設定するメリットとしては、月々のスマホ代、保険料、車のローン、ゆくゆくは光熱費...など、引き出される口座を一緒にすることで一元管理できるということになるかな。

また、奨学金だけを別口座から返還...にすると、受け取った給料をいったん引き出して奨学金用の口座に移し替える手間が生じる...なんてことも、リレー口座=給与口座に設定するメリットになりますね。

ただ、奨学金を日本学生支援機構が求める約15年(借入額によります)かけて返還するのではなく、繰り上げ返還を活用して、それよりも早く完済するためには、「返還額はあとどのくらい」と「今いくら通帳に記載されているか」の両面を把握する必要があります。

「返還残額の確認」はスカラPSで確認できるとして、「通帳内の金額」は給与口座と一緒だと何らかの帳簿をつけておく必要が生じます。

給与口座とリレー口座が別だと、リレー口座の記帳一発で、その時点での状況を知ることができるはず。

川上の考え方は、35歳とか40歳まで奨学金の返還を引っ張るのではなく、独身の間に完済してしまおう!...なので、別口座の設定の方がbetterになるはずです。

全国展開している金融機関の活用がbetter

「ゆうちょ」や「ろうきん」など、全国展開している金融機関をリレー口座に設定すると、茨城以外のエリアに移住することになっても、銀行手続きに手間が生じないことになります。

参考までに、川上の長女は「ろうきん」、次女は「ゆうちょ」でリレー口座を設定予定です。

保護者様の口座をリレー口座に設定可能

受給用の口座は、学生本人名義の口座が必須ですが、返還については、別の方名義の口座からでも可能です(返還のてびきにも記載されています)

「教育費は親が面倒をみる」「さまざまな教育ローンの中から奨学金を選択しただけ」という世帯については、この考え方を活用できそうですよね。

参考までに川上家では...

長女・次女とも、自分で返還していくことが原則。ただ、結婚したら返還用の通帳を親が引き上げて、その口座から親が返還することにしています(子供には話していませんが...汗)

こんな場合を想定するなら、前述のように、給与口座とリレー口座を別にすることがpointになってきますね。

注意点としては、奨学金の債務者はあくまでも学生本人。保護者が滞納するとお子様がブラックリストになってしまいます。

・・・・・

長くなってしまうので、いくつかあるideaのうち3つだけを紹介しましたが、あくまでも、川上がmore betterと考えるideaになります。

リレー口座設定の際には参考にしてみてください。





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