余録

新天地

歩いた後のコーヒー美味しかったです

2006年08月05日 08時00分49秒 | お遍路途中で
牟岐駅待合室の椅子に座る。
誰もいない待合室でザックをおろし
靴を脱ぎ暫くボーッとしていた。

牟岐駅前の通りは広く大きな町だ。
駅前には何軒か食道があるが
既にコンビニで昼食を済ませたから
食道店を見ながら55号線に出た。
55号は今晩の宿徳島県最後の宍喰町へ向かう。

牟岐町の中心地の家並みを見ながら歩く。

突然前方から私に近寄ってきた婦人がいた。
婦人がいきなり・・・「御疲れ様休んでいって下さい」・・と言う。
一瞬何の事かわからなかった。
前を見るとテントが張ってある。
誘われたままついていった。
テントの中にはテーブルと椅子がある。
テーブルの上にはお菓子が一杯ある。
接待所だ。
無料接待所には二人の女性がいた。
私は言われるままテントに近づき
金剛杖、菅笠、ザックを離して椅子に座ると
コーヒー、お茶・・どちらがいいですか?・・の問いに
コーヒーお願いします・・頼むと
ポットから暖かいコーヒーを出してくれた。

歩き始めて5時間以上歩いて疲れていた。
コーヒーも暫く飲んでいない。
目の前にはサツマイモがあった。
疲れたからだと喉の渇き、
まだ食欲もあり最高の気分になっている。
コーヒーがこれほど美味しい物かと十分味わいながら
サツマイモを頂きながら
この時ばかりと思って休む事に集中した。

加納さん、出口さんお世話になりました。
接待していただき有り難うございました。
これからもお遍路さんよろしくお願い致します。



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