PIAS ピアス ～引き裂かれた性春～('90/08/10・バーディソフト)

PC98用ゲーム。FD２枚組。

主人公弘は，隣家の娘真弓と，生年月日が同じなだけではなく，幼稚園，小学校，中学校，そして希望ヶ丘高校といつもどこでも一緒に歩んできたが，互いに別の大学に進学することとなり，ついに２人は違う道を歩むことになった。
２人は卒業式の帰り道，突然，お互いの恋愛感情に気付き，お互いに彼女，彼氏を他に作らないことを指切りして約束すると，安心してその日は別れた（え？だから何？）。

真弓


真弓と弘


その夜，悪の番長格川田健二の誘いにより，駅の裏のスナックえりもに呼び出された弘は，したたか酒を飲んでしまい，真弓と間違えて（？）川田の彼女であり，「やらせの静香」（「おさせの静香」の意味と思われる）の異名を持つ広田静香に対してエッチなことを始めてしまう。同じく川田に呼び出された真弓はこれを見てショックのあまり店を飛び出すと，その夜は帰宅しなかった。

川田と静香



ショックを受ける真弓


自宅で目を覚ました弘は，昨夜，真弓が帰宅しなかったことを知り，再びスナックえりもに行き，広田静香から昨夜の自分の行状を聞かされ，また真弓が川田の部屋に部屋に連れ込まれたことを知る。弘は乱暴されてボロボロになった真弓を川田の部屋で見付けるが，川田に追い返されてしまう。再び川田の部屋を訪れた弘は，川田の死体を発見するが，真弓の姿は消えていた。
しかし，川田の家は造りの悪いアパートだったため，近隣に昨夜の物音は漏れており，真弓は早々に殺人容疑者として警察に連行されてしまう。

連行される真弓


果たして，川田を殺したのは真弓なのか，弘は川田殺しの真犯人を見付けて，真弓を救い出すことができるのか？

えーと，見てのとおり，真弓さん，とてもヒロインとは思えない運命のいたずらに翻弄されています。

しかも，無事，真犯人が逮捕され，真弓が警察から釈放されても，再会を喜び合う２人にテキストが追い討ちをかけます。
「真弓は無事に弘の元に戻って来た。お互に再会を喜び合った。しかし二人の心の中の深い傷跡はもう消えることはないだろう。川田に犯されたあの時の事が二人の脳裏には，はっきりと焼付けられているのであった。」（原文のまま）



えーと，もうちょっと何とかならんのか。シナリオの人は真弓って名前の人に何か恨みでもあるのか。あまりに不憫で・・・。
おまけに，この画面の後，川田による真弓陵辱がわざわさ回想されてしまう，むーん。

そんなわけで，ゲームのエンド画面もひたすらに暗い。


両主人公の目に光がないのは私が加工したわけじゃありません。
なお，このエンド画面下に出るクレジットは，「バーディソフト」なので，メーカー名表記はこちらによりました。

ま，酷い目に遭うのはヒロインだけではなく，真のヒロイン広田静香も，その友達純子も漏れなく酷い目に・・・。

広田静香と純子。シナリオにおけるポジションから見ても，CGの数から言っても真のヒロインは広田静香に決まり。


攻略情報はChaserさんのページにあります。
Chaserさんが「※　ＣＧがお釈迦様が寝ているように見えないんですけど…」突っ込まれた画面はこちら。


どこがどうお釈迦様なのか，解説してほしいところ。

メニュー画面が出たところで、 SHIFT＋F10で回想モード。本編での登場順通りではない。
モザイクコマンドはCALと同じく，Shift+F1～F3。

シナリオはMr.BOBOさん，キャラデザインはMARU_MAさん。
プレイはあまりお勧めしません。
なお，プレイされる場合，システムセットアップメニューからCPUモードをLowにしないとゲーム内のメッセージがプレイ可能なレベルで読めないと思われますのでご注意を。

自分用メモ
中画面切り取り範囲
(81,4)-(560,316)

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