以前,いや驚いたでご紹介した,国立国会図書館内の,電子情報の長期利用保証に関する 平成 18 年度調査報告書内の4. FDマイグレーションの調査の箇所を読んだときのことです。
DiskExplorerやNeko Project IIなどのフリーソフトはもちろん,「システムポート社のファイルコンバートソフト『コンバートスター16』」とか,メーカー名並記で特定企業の商品を明記することを避けておらず,FDデータのマイグレーションに必要な情報を広く開示する姿勢に感動しました。
ところが,「FD解析ソフト」,「FD解析ツール」に関しては,「FD の詳細調査に当たっては、FDの記録情報をトラック単位、セクタ単位に読み書き、移動等が可能な環境(PC-98 とFD 解析ソフト)を用いて実施した。」などとマイグレーション作業において明らかに使用されており,「マイグレーション不可となった FD の詳細調査」の中では,「1DD」規格の FD のイメージ作成や,データ異常のために不可となったFDへの対処においても大活躍の超重要ツールであるにもかかわらず,メーカー名も名称もまったく明らかにされてませんでした。
「FDの記録情報をトラック単位、セクタ単位に読み書き、移動等が可能な環境(PC-98 とFD 解析ソフト)」という表現から,分かる人には分かるものの,多額の税金を投じた調査結果の報告において,重要な働きをしている「FD解析ソフト」,「FD解析ツール」が何であるかを明記しないのはあまりに不親切だ!と不満に思っておりました。
その後,国会図書館の報告書について,しばらく忘れていたのですが,ふと思い立って今日,その後の調査を見たところ,フロッピーディスクのマイグレーション作業についての追加報告を含む平成19年度電子情報の長期利用保証調査に関する調査報告書 第1.1版 平成20年3月31日内の(5)問題 FDの再調査詳細の項目に,ついに発見しました。報告書の18頁,データでは21頁部分です。
ジャジャーン!出た!
メーカー名も商品名も明らかにしてはもらえていないが,そこにはしっかりと,
「Disk Analyzer Wizard V3/98 Ver.1.0 Format Reproduce Editor&Intelligent Analyzer」の文字が。
それにしても,FDDがDrive7って,ちょっと増設し過ぎでしょ。
2013/06/14追記
ManualモードでFDDを640KBで指定するとDrive7って表示されました。
そういう仕様なんですねー。
2013/06/14追記
(注・画像はいずれも報告書から引用しました)
キター!当時は知らない者のない西側の魔術師!
もはやメーカーでもサポートしていないあのツールが,国会図書館で活用されてる!
しかも活躍してるし!
まあこれで,安心してうちのサイトでも,国立国会図書館公認ツールWizardの使い方解説とかも少しは書けそうってもんです。
そんなことしてると,またゲームレビューが遅延するわけですが。
2013/06/14追記
懸案のWIZARD記事,書きました。
WIZARD V5 ファイラーバックアップ編
2013/06/14追記終了
<<著作権に関して>>
本記事に引用している全てのソフトの名称・画像の著作権・その他権利は、制作、販売されたソフトハウス、メーカー、または作者様に帰属します。本サイトでの上記著作物の取扱いは、著作権など各権利関係を侵害することが目的ではありません。問題などある場合は、メール(gekigangarあっとmail.goo.ne.jp)にてその旨お知らせください。
DiskExplorerやNeko Project IIなどのフリーソフトはもちろん,「システムポート社のファイルコンバートソフト『コンバートスター16』」とか,メーカー名並記で特定企業の商品を明記することを避けておらず,FDデータのマイグレーションに必要な情報を広く開示する姿勢に感動しました。
ところが,「FD解析ソフト」,「FD解析ツール」に関しては,「FD の詳細調査に当たっては、FDの記録情報をトラック単位、セクタ単位に読み書き、移動等が可能な環境(PC-98 とFD 解析ソフト)を用いて実施した。」などとマイグレーション作業において明らかに使用されており,「マイグレーション不可となった FD の詳細調査」の中では,「1DD」規格の FD のイメージ作成や,データ異常のために不可となったFDへの対処においても大活躍の超重要ツールであるにもかかわらず,メーカー名も名称もまったく明らかにされてませんでした。
「FDの記録情報をトラック単位、セクタ単位に読み書き、移動等が可能な環境(PC-98 とFD 解析ソフト)」という表現から,分かる人には分かるものの,多額の税金を投じた調査結果の報告において,重要な働きをしている「FD解析ソフト」,「FD解析ツール」が何であるかを明記しないのはあまりに不親切だ!と不満に思っておりました。
その後,国会図書館の報告書について,しばらく忘れていたのですが,ふと思い立って今日,その後の調査を見たところ,フロッピーディスクのマイグレーション作業についての追加報告を含む平成19年度電子情報の長期利用保証調査に関する調査報告書 第1.1版 平成20年3月31日内の(5)問題 FDの再調査詳細の項目に,ついに発見しました。報告書の18頁,データでは21頁部分です。
ジャジャーン!出た!
メーカー名も商品名も明らかにしてはもらえていないが,そこにはしっかりと,
「Disk Analyzer Wizard V3/98 Ver.1.0 Format Reproduce Editor&Intelligent Analyzer」の文字が。
それにしても,FDDがDrive7って,ちょっと増設し過ぎでしょ。
2013/06/14追記
ManualモードでFDDを640KBで指定するとDrive7って表示されました。
そういう仕様なんですねー。
2013/06/14追記
(注・画像はいずれも報告書から引用しました)
キター!当時は知らない者のない西側の魔術師!
もはやメーカーでもサポートしていないあのツールが,国会図書館で活用されてる!
しかも活躍してるし!
まあこれで,安心してうちのサイトでも,国立国会図書館公認ツールWizardの使い方解説とかも少しは書けそうってもんです。
そんなことしてると,またゲームレビューが遅延するわけですが。
2013/06/14追記
懸案のWIZARD記事,書きました。
WIZARD V5 ファイラーバックアップ編
2013/06/14追記終了
<<著作権に関して>>
本記事に引用している全てのソフトの名称・画像の著作権・その他権利は、制作、販売されたソフトハウス、メーカー、または作者様に帰属します。本サイトでの上記著作物の取扱いは、著作権など各権利関係を侵害することが目的ではありません。問題などある場合は、メール(gekigangarあっとmail.goo.ne.jp)にてその旨お知らせください。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます