えーと,プレイを予告した「晴れのちおおさわぎ」は半分やりました。
で,ちょっとしたことから,プレイを中断して,フロッピーディスクのブートセクタを大研究中。
そっちは別稿に回すとして,今回は寄り道その1,CONFIG.SYSの内容による空きメモリの分析。
「とことんこだわるCONFIG.SYS NEC MS-DOS6.2対応」(寺口俊伸著・エーアイ出版'95/08/14)で紹介されていた,兵藤嘉彦さんの開発された VMAPを使って,空きメモリをたくさん確保できる効率的な内容のCONFIG.SYSを作りたいと思います。
FILES=30
BUFFERS=10
SHELL=¥COMMAND.COM /P
LASTDRIVE=Q
DEVICE=A:¥DOS¥HIMEM.SYS
DEVICE=A:¥DOS¥EMM386.EXE /P=45 /UMB /T=A:¥DOS¥EXTDSWAP.SYS
DEVICE=A:¥dos¥MOUSE.SYS
DOS=HIGH,UMB
上が従来使っていたCONFIG.SYSの内容。¥マークは本来は半角です。
ツァイ メタ女ハードディスクイメージ起動プロセス検証-fdnp21改の下の方で紹介した要領で,オプションnを付けてVMAPを実行します。
なお,AUTOEXEC.BATにおいてDOSSHELLを起動し,マウスドライバも常駐している状態です。
「とことんこだわるCONFIG.SYS NEC MS-DOS6.2対応」によると,BUFFERSを小さくすると,DOSの起動するまでの時間が遅くなるとのことですが,エミュレータ上では誤差の範囲内でしょうから,気にせずガンガン削ってみましょう。
そんなわけで,私の初期設定,BUFFERS=10から1まで削ったCONFIG.SYSで起動したMS-DOS6.2の空きメモリの検証結果です。単位はいずれもbyte。
BUFFERSの値が5また6では最大実行可能プログラムサイズが少し小さくなり,BUFFERSの値が7以上では最大実行可能プログラムサイズがさらに小さくなり,その後は,BUFFERSの値が大きくなるに連れてさらに最大実行可能プログラムサイズが小さくなっていることが分かります。
下のグラフは,BUFFERSの値と最大実行可能プログラムサイズとを対比したものです。Y軸の基準は560KBで,1目盛り1KBです。
下のグラフは,CONGIG.SYSの記述内容がコンベンショナル・メモリ中に占めるbyte数と,その中でBUFFERSの占めるbyte数を対比したもの。
BUFFERSの値が7以上になると消費メモリが激増するのは,CONGIG.SYSの内容がHMAメモリに収まらず,コンベンショナル・メモリを食い潰し始めるからだそうです。
どうやら,私のシステムでは,BUFFERS=4と記述するのが正解のようです。
さらに,「とことんこだわるCONFIG.SYS NEC MS-DOS6.2対応」によると,特に記述しないと値が4に設定されるFCBSも1で足りるとのこと。
そこで,FCBS=1にすると,
となります。
さらにDOSSHELLを終了してマウスのメモリも解放すると,最大実行可能プログラムサイズは,605,120byteまで増加します。
以上,おさらいすると
こんな感じ。
上げ底グラフではこんな感じ。
結論として,自分のシステムでは,CONFIG.SYSを
FILES=30
FCBS=1
BUFFERS=4
SHELL=¥COMMAND.COM /P
LASTDRIVE=Q
DEVICE=A:¥DOS¥HIMEM.SYS
DEVICE=A:¥DOS¥EMM386.EXE /P=45 /UMB /T=A:¥DOS¥EXTDSWAP.SYS
DEVICE=A:¥dos¥MOUSE.SYS
DOS=HIGH,UMB
として,AUTOEXEC.BATではDOSSHELLを使わない設定にするのがよさそうです。
なお,ツァイ メタ女ハードディスクイメージ起動プロセス検証-fdnp21改内で検討したCONFIG.SYSにおいては,BUFFERSの値を小さくしても空きメモリの増大は認められませんでした。
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で,ちょっとしたことから,プレイを中断して,フロッピーディスクのブートセクタを大研究中。
そっちは別稿に回すとして,今回は寄り道その1,CONFIG.SYSの内容による空きメモリの分析。
「とことんこだわるCONFIG.SYS NEC MS-DOS6.2対応」(寺口俊伸著・エーアイ出版'95/08/14)で紹介されていた,兵藤嘉彦さんの開発された VMAPを使って,空きメモリをたくさん確保できる効率的な内容のCONFIG.SYSを作りたいと思います。
FILES=30
BUFFERS=10
SHELL=¥COMMAND.COM /P
LASTDRIVE=Q
DEVICE=A:¥DOS¥HIMEM.SYS
DEVICE=A:¥DOS¥EMM386.EXE /P=45 /UMB /T=A:¥DOS¥EXTDSWAP.SYS
DEVICE=A:¥dos¥MOUSE.SYS
DOS=HIGH,UMB
上が従来使っていたCONFIG.SYSの内容。¥マークは本来は半角です。
ツァイ メタ女ハードディスクイメージ起動プロセス検証-fdnp21改の下の方で紹介した要領で,オプションnを付けてVMAPを実行します。
なお,AUTOEXEC.BATにおいてDOSSHELLを起動し,マウスドライバも常駐している状態です。
「とことんこだわるCONFIG.SYS NEC MS-DOS6.2対応」によると,BUFFERSを小さくすると,DOSの起動するまでの時間が遅くなるとのことですが,エミュレータ上では誤差の範囲内でしょうから,気にせずガンガン削ってみましょう。
そんなわけで,私の初期設定,BUFFERS=10から1まで削ったCONFIG.SYSで起動したMS-DOS6.2の空きメモリの検証結果です。単位はいずれもbyte。
BUFFERS | 最大実行可能プログラムサイズ | config占有メモリ | buffers占有メモリ |
10 | 573,664 | 13,696 | 10,448 |
9 | 574,704 | 12,656 | 9,408 |
8 | 575,760 | 11,600 | 8,352 |
7 | 576,800 | 10,560 | 7,312 |
6 | 580,960 | 4,272 | 1,024 |
5 | 580,960 | 4,272 | 1,024 |
4 | 583,088 | 4,272 | 1,024 |
3 | 583,088 | 4,272 | 1,024 |
2 | 583,088 | 4,272 | 1,024 |
1 | 583,088 | 4,272 | 1,024 |
BUFFERSの値が5また6では最大実行可能プログラムサイズが少し小さくなり,BUFFERSの値が7以上では最大実行可能プログラムサイズがさらに小さくなり,その後は,BUFFERSの値が大きくなるに連れてさらに最大実行可能プログラムサイズが小さくなっていることが分かります。
下のグラフは,BUFFERSの値と最大実行可能プログラムサイズとを対比したものです。Y軸の基準は560KBで,1目盛り1KBです。
下のグラフは,CONGIG.SYSの記述内容がコンベンショナル・メモリ中に占めるbyte数と,その中でBUFFERSの占めるbyte数を対比したもの。
BUFFERSの値が7以上になると消費メモリが激増するのは,CONGIG.SYSの内容がHMAメモリに収まらず,コンベンショナル・メモリを食い潰し始めるからだそうです。
どうやら,私のシステムでは,BUFFERS=4と記述するのが正解のようです。
さらに,「とことんこだわるCONFIG.SYS NEC MS-DOS6.2対応」によると,特に記述しないと値が4に設定されるFCBSも1で足りるとのこと。
そこで,FCBS=1にすると,
FCBS | 最大実行可能プログラムサイズ | config占有メモリ | fcbs占有メモリ |
1 | 583,264 | 4,096 | 80 |
となります。
さらにDOSSHELLを終了してマウスのメモリも解放すると,最大実行可能プログラムサイズは,605,120byteまで増加します。
以上,おさらいすると
BUFFERS=10 | 573,664 |
BUFFERS=4 | 583,088 |
FCBS=1 | 583,264 |
DOSSHELL終了 | 605,120 |
上げ底グラフではこんな感じ。
結論として,自分のシステムでは,CONFIG.SYSを
FILES=30
FCBS=1
BUFFERS=4
SHELL=¥COMMAND.COM /P
LASTDRIVE=Q
DEVICE=A:¥DOS¥HIMEM.SYS
DEVICE=A:¥DOS¥EMM386.EXE /P=45 /UMB /T=A:¥DOS¥EXTDSWAP.SYS
DEVICE=A:¥dos¥MOUSE.SYS
DOS=HIGH,UMB
として,AUTOEXEC.BATではDOSSHELLを使わない設定にするのがよさそうです。
なお,ツァイ メタ女ハードディスクイメージ起動プロセス検証-fdnp21改内で検討したCONFIG.SYSにおいては,BUFFERSの値を小さくしても空きメモリの増大は認められませんでした。
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