久しぶりに、あるオンナの家にお邪魔した。
時間的にタクシーも捕まらず、泊めてもらった。
子供が寝ているため、気を使いながら更に飲んで、ベロベロの状態だった。
翌朝目覚めて直後、玄関のチャイムが鳴った。
てっきり、またどこぞのヤカラか写真週刊誌のストーカーかと思っていると、子供が立っていた。
いきなり「お邪魔します」だのなんだのと家に入り込み、ほとんど「不動産鑑定士」かなにかみたいに家内を物色して回り、冷蔵庫をあけ、 「お腹空いた」ときた。
ほとんど、野良猫だ。
近所を訊いて回ると、どこの子か知らんがよく出没している子のようで、しまいに、「片親のところに入り浸っているオヤジがいる」みたいな話になった。
…オレじゃねーか。