オイラの革細工なんて・・・まだ1年ちょっとしかキャリアが無い。
しかも素人の遊びの域を出るものではなく
よって、人様のご希望に沿うようなものが出来る訳がない。
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でも、長い財布ってどんなんだろうね☆?
という疑問が沸いてきた。
町を歩いてると・・・
ジーンズのお尻のポケットに体半分も覗かせたような
財布を差し込んで歩いてる若者が居る。
スリにでも狙われたら一たまりもないような風情だ。
でも、財布にはチェーンが付いていて
そう簡単には盗られないようになってるな。
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オイラみたいな年寄りがその手の財布を持ってるのは
見たことがないから、これはもっぱら若者ご用達のシロモノであるに違いない。
だもんで・・・
なかなか作ってみようという気にならない財布なんだねぇ。
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しかし、革細工の腕を上げるには作りたくないものにも挑戦せねば。
ということで挑戦してみた。
結論から言えば・・・完敗でした。
何がというと、ファスナーの取り付けが極めて難しかったのです。
ラウンド・ファスナー・ウオレットというヤツ。
最初に内装部をこしらえる。
こんな具合です。
外側の本体をくっつけてみると・・・下の写真のようになる。
なぁ~んだ簡単ぢゃね~か。ぽりぽり(ほっぺたを掻く音)。
・・・と。こんな風に収まれば良い訳だ。
グリーンの内装品の周辺にファスナーを貼って
そいつの上を本体から針を通して縫い上げれば完成だ。
この辺までは上機嫌で鼻歌交じりの作業でした。
机の上はこんな風にとり散らかっておりました。
が・・・
内装品の周囲にファスナーを貼り付けて
本体から針を差して縫い上げてみたら!
み、見事か、か、完成したではないか!
ところが・・・
ファスナーが引っかかって財布が開かないのである!!
要するにファスナーを縫い付ける位置が深すぎたのである。
もっと浅く縫い付けないといけなかった!!
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これではお話になりません。
で、縫った糸をすべてほどいて。
ファスナーも皮から引っぺがし
新しいファスナーを買ってきました。
今度はファスナーの周囲にグリーンの皮を薄くすいて貼り付けた。
そして、再度縫い直したのでしたが。
最初の貼り付けに懲りて今度は浅めに縫ってみた。
ところが、どうも上手く貼り付けられなかったせいか
出来上がったモノは、も~最悪の形をしてる。
ファスナーは滑らかに動くようになったものの
全体のフォルムは、ぐちゃぐちゃで見るのも哀れを催すではないか!
ほんと、いやんなっちゃったです。
張り付いたメバルも泣いてる長財布ってかぁ。
トップの写真のように本体の表と裏がピッタリ合わずに
食い違って全体的にひずんでる!!
大失敗といわざるを得ませんでした。
再度、暇をみつけて作り直します。
m(_ _)m!!
ラウンド・ウオレット製作失敗の記、
お粗末さまでした。
なかなか難しい代物なのですね。
メバル素敵です!
兎に角、悔しいの一言です。でも、色々と勉強になりました。
ファスナーの貼り方もさることながら、もっと大事なこともありました。
また、一から出直します。
このメバルは美味しいですよぉ~。