![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/84/61975c53e46fed80f7382acd48c35215.jpg)
ここは海がすぐそばに迫っており、広い芝生の広場の外れから瀬戸内海をボンヤリ眺めるには良い場所だ。
地元のお土産も色々あって売り場をうろつくのも楽しい。
この広場の一角に古~い電車が展示してあります。
この335という電車は琴平電気鉄道(いわゆるコトデン)開業時に製造されたもので
近年まで現役車両として走っていたそうです。
運転席を覗いてみれば・・・・
極めて単純なコントロール機器とメーターが並んでいる。
速度計を見るとMax.120km/hだなんて・・・
そんな速度で走ることは絶対にないのですが。
室内を見ると
冷房器具は扇風機!
このクソ暑い讃岐の夏をこんなブンブン丸で乗り切れる筈はないのに。
昔はこんなのでも乗客は我慢してたんですね。
オイラも子供の頃、電車の中に扇風機が回ってた記憶があります。
幾ら地球温暖化が進んだといえ昔の人は辛抱強かった!
その証拠ではないだろうか?
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最近のコトデンは経営も苦しく、自前の車両を製造する体力は無くて
首都圏などを走っていた京浜急行などの古い列車を改修して利用してる。
改修が行われているのが「仏生山(ぶっしょうざん)」という有難い名前の土地にある
コトデンの車庫である。
この車庫での改修作業やそこで働く人々の姿をつぶさに収めた写真で
一躍有名になった女流写真家も居る。
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そんな古い車両がお勤めを終えて
静かに車窓に風景を反射している景色は
何か懐かしいものを感じるのである。
お勤めご苦労様でしたと声を掛けるのもオイラ一人ではないだろう。
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