ふとしたこと

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剣玉

2010年10月11日 18時24分07秒 | 日記
今頃、剣玉なんかやる子供って、ほとんど居ないだろうな。

というのも、剣玉なんか、一人でやっても、つまらないんだね。

やはり、競い合う仲間がいて、戦いにもルールを作って努力するってのが醍醐味なんで。

寒い朝、授業が始まるはるか前にみんな登校してる。剣玉やるためにさ。

教室の入り口から、ずっと奥まで剣玉やる子が列をなしていて、その一番下のものと技を競って勝たないことには、教室へ入れないみたいな、仕組みを作ってた。

家では、もう、なんていっても剣玉の練習を夜遅くまでやりましたな。

まず、軽く剣に玉を差して、次に大皿、小皿、煙突と玉を廻して、再び剣に差す。

これが、いわゆる「世界一周」という基本技なんですねぇ~。勿論、手なんか使わずに玉を空中で操りながら、やるんですよ。

逆に玉を持って、剣を振って玉にあけた穴に放り込む。これ、飛行機って技。

世界一周なんか、目をつぶってでも出来るほどにならないことには、学校での戦いにならない。

オイラもその頃には、目をつぶって世界一周を30回ほどもできたものよ。

大皿や小皿に腰掛みたいに切り込みを入れて、ここへ玉を引っ掛けるのもあった。

剣玉は白木のものを使ってましたね。赤い玉なんか、かっこ悪いってことで。

玉のフチはガラスで削って滑らかにして、剣先には鉛筆キャップをはめると、玉が刺さるときにガシャリといったいい感じになる。

白木の玉には顔なんか描いたりして、みなそれぞれのアイデンティティを競ってた。

ついには授業中にまで練習してた奴がいて・・・・・

担任教師が怒って、全員の剣玉を教員の机に集められて・・・・・

ストーブの中へ!ぼわ~んって投げ込まれてしまった・・・・

これで、剣玉遊びもおちまい!って感じで、またぞろ、次の遊びを目指す馬鹿なお子様達

でしたな=。

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